s

                                            

11月 7日



Beginning & Ending


今日、今年最後の『酔芙蓉』が咲きました。 とても清楚です。 これで来年の8月~9月までお別れになり
ますので一抹の寂しさを感じつつ眺めています。 おりしも秋の深まり。 この時期になると日本人は『なじ
かは知らねど心侘びる』ものです。 余談。                            ・


 

今年の初開花は9月19日でした。 例年は8月の中旬に『さきがけ』があり、暫く休んだのち本格的に咲き
始めるのですが、今年はその『さきがけ』がなく、9月も終わりが近くなって一気に咲き乱れました。 Bi
giningの1輪を再掲しておきます。                             ・


 

記録によりますと、今年の開花は130輪でした。 結構な数だったと思いますが、少し反省があります。・
かなり順調に蕾が育ち、咲かぬまま落ちるものは殆どなかったのですが、ある時期に一気に落ち始めました。
『枯れ木2号さん』の意見では、「葉の色が薄い。 肥しが足りないんじゃないか。」ということでした。・

そこでカンフル剤として『液肥』を数回与えてみました。 園芸の専門家は「『油糟』を与えておけば十分」
といっていましたが、加えてガーデニングの『元肥・追肥ボール』を2握りほど与えていました。 それでも
不十分だったようで、来年には葉の色を確かめながら『カンフル剤』も使ってみようと思います。    ・

 

さて、冷え込むにつれて葉が紅葉を始めました。 黄色く染まって日の光のなかで揺れています。 暫く紅葉
を楽しんだ後で根際からバッサリ切り落とし来年に備えようと思っています。 来年もあのお方に一枝を差し
上げられたらいいなぁ。                                     ・







































11月 5日


『干し柿』第2弾


先月27日に産直市場に行って渋柿を買ってきました。 それで早速皮を剥き、焼酎に浸してベランダに吊り
下げておきました。 前回の渋柿はまだ緑濃かったのですが、今回のものは黄色がかってなかなかいい感じで
した。                                             ・

どうやら、まだ若すぎるものは『干し柿』としてはあまりよろしくないようです。 前回のものの出来上がり
は色も味ももう一つでした。 色は少し黒ずみ、甘さも今一足りなかったように思います。 それに引きかえ
、今回のものはまさにまっ黄色で表面がつやつやしていました。                   ・

前回、「取り込みは10日から2週間。」と言いましたが、天気、場所、気温などによりますが、やはり9~
10日くらいがベストタイミングだろうと思います。 軽くつまんでみて、芯がなくなったころが目安です。
 中身を少し硬くなった皮がかろうじて包んでいるという状態が甘さの頂点だろうと思います。     ・

昨日吊るしてある1本を『枯れ木2号さん』に差し上げました。 昨夜早速お召し上がりになったようで、夜
遅くなって、「めっちゃ美味しかったです。」とメッセージがありました。 私はもう1日おいて今夕に取り
込み幾つかはずぐ食べる積りで、残りは全てラップで包み冷凍しておきました。            ・

 

これは掛け値なく美味しいですよ。 お正月や暑い時期、時ならぬ時期に取り出して解凍し、秋の味覚を楽し
もうと思っています。                                      ・












































10月29日



三水会


恒例の10月期『三水会』がありました。 広島市中心部のビルの上階、食堂街にある『縄のれん』が私たち
が屯する『シマ』です。 料理もかなり古典的です。 『ヌタ』『枝豆』『冷ややっこ』『イカリング』『い
か天』『たこ天』、もちろん『刺身』『煮付け』『酢〆』などもあり、酒込みで4,000円というところ。

今日はここに7人のメンバーが集まりました。 私は『胃カメラ』がありましたので、先月の例会を欠席しま
した。 そこで話題はいきなり「久しぶりですね。」から始まりました。 そうですね、やはり1ヶ月空くと
久しぶりの感覚はありますね。                                  ・

え~と、あとはH君とFさんですね。 最大メンバーは9人、でも初参加以来全員が集まったことはありませ
ん。 前回は4人だけだったようです。 それだと話題が続かなかったりして、ちょっと寂しいと言っていま
した。                                             ・

座るとすぐに『生ビール』が運ばれてきました。 それで先ずは乾杯。 今日は『ヌタ』と『白肉の天婦羅』
にしました。 『鯵南蛮』を頼む人が多かったように思います。 でも前回の悪しき経験がありましたので、
懲りたというほどではありませんでしたが、遠慮しておきました。                  ・


 

やがて『OB会』の話しになりました。 案内はあったのですが、私は欠席の積りでおりました。 ところが
『幹事君』がいきなり「髙橋さん、今回が最後の集まりですから参加しましょうよ。」と振ってきました。 
『OB会』幹事のK君も誘ってきます。                              ・

ついに押し切られて参加することにしたのですが、その成り行きをニコニコしながら眺めていた『本邦完歩氏
』が、「じゃ、広島駅で待ち合わせて一緒に行きましょう。」といいます。 う~ん、これは『御名御璽』で
すね。                                             ・

それから、ある人は『焼酎の湯割り』、ある人は『ハイボール』に切り替えて、様々な話題で盛り上がった後
で、揃って恒例の『御座候』に向かいました。 道すがら、『本邦完歩』氏が、「年金生活で贅沢はできない
けれど、こうして楽しく過ごすことができる。 有難いことですね。」と話されました。 全く同感です。・

私は赤餡、白餡の『太鼓焼き』を2つずつ買って、『茅渟夢想氏』と電車に乗って帰路につきました。 車中
の話しはいきおい往年の『チヌ釣り』になりました。 毎週毎週よく同行したものです。 真冬の雪が10セ
ンチも積もった波止に釣行したことなどこもごも話し、思い出に浸りました。             ・






























10月26日



ギター合同練習

『枯れ木2号さん』宅にお伺いし、ギターの合同練習(3回目)を行いました。 彼はヘンチェ『夜想曲』『
緑の樹の下で』、シューベルト『エチュード10-3』(これらはかなり完成度が高い)に加えてタレガ『ラ
グリマ』と『アデリータ』を練習しています。 この2曲は美しいですが、ハイポジションを使うのでかなり
難しいようです。                                        ・

この2曲が捗ってきたら、滝廉太郎の『荒城の月』にもチャレンジするそうです。 彼が九州に旅行した際、
滝廉太郎が曲の着想を得たといわれる大分県竹田市『岡城址』を訪れ、強いインスピレーションを受けてこの
曲の演奏を思い立ったそうで、すでに楽譜は購入済でした。                     ・

私は予定変更があってかなり遅れています。 「『早春賦』と『冬の星座』が結構似た雰囲気の曲なので、間
に何か明るい曲を挟んだらどうか。」と提案があり、「それなら一層のこと『日本の四季メドレーをやるか。
」と思い立って、急遽『夏は来ぬ』と『旅愁』を加えることにしました。               ・

「聞きなれた曲でもあるし、まぁ何とかいけるだろう。」と思って弾き始めて、これがとんでもない難しいこ
とに気が付きました。 『旅愁』の方はやっと通ったところ、『夏は来ぬ』は難しさを実感したところで止ま
っています。 こうしてみると、ギター歴が私の半分くらいの『枯れ木2号さん』にかなり遅れをとっている
みたいで焦っています。                                     ・

練習の後で夕食をご馳走になりました。 前々から『おでん』をご馳走すると言われていて、今日実現したと
いうことです。 『枯れ木2号さん』宅の『おでん』には特徴があって、チキン出汁であっさり、具材に『蓮
根』と『人参』が入っています。 まぁ、『おでん』にはそれぞれ家庭の流儀というものがありますから。・
彼はこの『おでんスープ』を使ってカレーを作ります。 これは一度ご馳走になったことがあります。  ・

 

デザートは『合わせ柿』と『無花果』『シャインマスカット』でした。 私の好物ばかりですが、半分にスラ
イスした『無花果』には皮が付いていました。 ちょっと驚いて「このまま食べるんですか?」とお尋ねした
ところ、「お好きに。」と言われましたのでそのまま食べてみたのですが、これが驚くほど美味しい。  ・

 

奥様の里の『無花果』だそうで、皮が驚くほどうすい。 まぁ「これなればこそ。」というところです。 マ
ーケットに出ている『無花果』ではこうはいかないのではないでしょうか。              ・

今日は日本酒でしっかりいただき、暫く雑談した後で『お上さん』の運転で送っていただきました。 いつも
送っていただき感謝していますが、ちょっと気兼ねでもあります。 車中、「次回は我が家ですよ。 『お上
さん』もどうですか?」とお勧めしたところ、「私は生魚でも大丈夫ですよ。」と少々乗り気のようでした。
実は『枯れ木2号さん』は海辺に育ちながら生魚はからっきし。                   ・




































10月25日

『黄昏亭』を開店しました



私は54歳のとき元の職場を退職し、関連会社に再就職しました。 そしてNWオペレションを担当すること
になったのですが、そのセクションの多くのメンバーは大学を出て間もない若者達でした。 やがて業務が軌
道に乗り始めると若者たちの間でこの職場が人望の的となり、新陳代謝も活発になっていきました。   ・

今日のお客様『N君』はその職場の初期のメンバーで、常に若者の中心となり活躍していた優秀な青年でした
。 彼とは2年ほど一緒に仕事をしましたが、やがて企画部門を経て東京に巣立っていきました。 その後交
流が途絶えていましたが、某支店に戻ったと連絡があり、メールと年賀状のお付き合いが始まりました。 ・

この間、一度お目にかかりたい旨の申し出があったのですが、彼が再び東京で勤務することになったようで、
その後長く連絡が途絶えていました。 こんな経緯がありましたが、この度の帰広を機に「よろしければお伺
いしたいので都合のよい日を知らせて欲しい。」と連絡があり、再会が実現することになりました。   ・

実に27年ぶりの再会でした。 さて、どんなに変わっているだろうかと思いながら電停にお迎えしたのです
が、拍子抜けするほど当時のまんまの彼でした。 スリムな体形、浅黒いマスク、短いヘアスタイル、ただ白
いものが少し混ざったところが僅かな変化でした。                         ・

退職以降は、私はそのころの職場の仲間と殆ど交流を持ちませんでした。 そうですね、某君が決まったよう
に4年に1回訪ねてくるくらいのことでした。 そんな状況なので今職場がどのような組織になっているのか
、誰がどこで働いているのか、ともかく何も知りませんでした。                   ・

彼は当然そこのところを心得ていて、タブレット持参で現況を説明してくれました。 そうすると、段々と懐
かしさが募ってきて、段々と長話になっていきました。 O君、T君、M君 2人のS君 顔は分かるけど名
前が思い出せない彼と彼、皆さん立派に成長し、今や会社の屋台骨を支えています。 それが27年の歳月で
した。                                             ・

さて『黄昏亭』のことです。 今日は『白ワイン』でもてなしました。  そして『蒸し鶏胸肉』から始めま
した。 これは塩麹で発酵させて蒸してあります。                         ・

 

2皿目は『蓮子鯛と野菜の蒸し物』です。 蓮子鯛は2日前に買ったものですから、すぐに冷凍し、昨夜冷蔵
庫に移しておきましたので鮮度は十分に保たれています。 忘れ物がありました。 『トウモロコシ』を買っ
ていたのですが、すっかり忘れていました。 あの黄色が加わればもう少しマシな盛り付けになったのではな
いかと思います。                                        ・

 
 
ところで、彼はこの料理が随分お気に入りだったようで、魚をこのように綺麗に食べ尽くしてくれました。・
これは料理人にとっては喜悦の至りです。                             ・
 
 

それから予備として作っておいた『冬瓜と鶏ミンチ』の煮物を食べて頂きました。 「これ、何だか分かる?
」と訪ねたら、「冬瓜・・・ですよね。」と答えてくれました。 この年代の人は多分知らないだろうなと思
っていましたが意外でした。 このお味もお気に入りだったようで、お代りをしていただけました。   ・
 
 

それとともにお酒はストップ、本日メインの『栗ご飯』を食べていただきました。 彼はまぁ酒豪の内でしょ
う。 白が2本空いても、飲み足りたという雰囲気ではありませんでした。 しかし私は既に限界。 そこで
『栗ご飯』にしたのですが、早めに蒸したものですから塊になって見苦しいことになってしまいました。 電
子レンジで温めなおせばよかったのに。 写真は前回のものの使いまわしです。            ・


 

もう1品。 『栗ご飯』に合わせて『冬瓜とベーコン』のスープをお出ししました。 味付けは『コンソメ』
『黒胡椒』がしっかりと味を〆てくれました。                           ・

 

こんなことで、私としてはまずまずの『おもてなし』が、出来たのではないかと思います。 沢山の新しい情
報を有難うございました。 また懐かしくあの頃を思い出させて頂いて感謝しています。 最後に我が地区の
古い町並みを見て頂きながら電停までお見送りしました。                      ・















































10月19日



『あきおおた』音楽祭

友達に誘われて『あきおおた』音楽祭にいきました。 昨年に続き今回が2回目です。 『安芸大田町』は広
島県の北西に位置し、一部を島根県と接している田舎町です。 『三段峡』が有名で、かつては可部線が『三
段峡駅』まで走っていたのですが、先年廃線になりました。                     ・

その『旧可部線』の戸河内駅の跡地に演奏会場の『メープルホール』があります。 収容人員が500人足ら
ずの小規模ホールですが、音響は悪くありません。 ただ、過疎の町だけに、大きなイベントはこの『あきお
おた音楽祭』だけというのがちょっと淋しいです。                         ・

何故この田舎町に立派な音楽ホールがあるかということですが、この町でかつて『ウィーンフィル』が使って
いた『ベヒシュタイン』が眠っていたのが見つかり、それを機に「この町の子供たちに本物の音楽を聴かせて
あげたい。」という思いからこのホールが生まれたと聞いています。                 ・


 

今回が第15回目の音楽会になりますが、かつては『ウィーンフィル』のコンサートマスターの『シュトイデ
』さんもここで演奏されています。 今回はブルガリア出身の『エマニュエル・イワノフ』さん(2019年
に21歳の若さでブゾーニ国際ピアノコンクール1位)の演奏がありました。 また、第1部では『広響』の
チェロ奏者、熊沢さんとエリザベト音楽大学准教授の甲斐さん(バイオリン)ご夫妻が演奏されました。 何
方も一流の音楽家です。                                     ・

この音楽祭の特徴は、『加計高校』の生徒たちがスタッフとして参加していることで、町ぐるみで音楽祭を盛
り上げています。 また『命の水』の源流の地として広島市とも関係が深く、今回は広島市長、局長なども来
場されていました。                                       ・

私は『イワノフ』さんが演奏された、『ベートーヴェン:ピアノソナタ『月光』』に感動しました。 この曲
は私が高校3年生の時にレコード店で初めて聴いた本格的なクラシック音楽で、その時が私のクラシック音楽
の入り口になりました。 ベートーヴェンの再来と言われた『バンスタイン』の演奏で何回も何回も聴いたも
のです。 『イワノフ』さんの演奏を聴きながら、往時を懐かしく思いました。            ・

この音楽会に誘って下さった、また会場まで田舎道を送り迎えしてくださった友達に心から感謝します。 今
日もいい音楽を聴かせていただいて有難うございました。                      ・


















































10月17日



『前立腺がん』経過観察

『前立腺がん』の経過観察のため大阪に行ってきました。 もともと滋賀医科大学で治療を受けたのですが、
その後主治医が大津、宇治と転院し、現在は大阪で開業しています。 従って主治医の後を追って、現在は大
阪で診察を受けています。                                    ・

採血後1時間ほど待って診察室に呼ばれました。 医師は私に目をくれるでもなく、ディスプレイを覗きなが
ら「7年になるね。」と言います。「もうそんなになりますか?」と答えてバカなことを言ってしまったなぁ
。」と内心小さくなりました。                                  ・

「PSAは順調に下がっている。 今回の数値は0.066だが、これが測定できなくなるまで様子を見せて
もらうよ。 次の診察は・・・。」ということで、来年4月の再診となりました。 数値は今や0.01レベ
ルでせめぎあい、徐々に下がるという経過をたどっていますので、これが0になるまでにはまだまだ長くかか
りそうです。 これではどちらが早いか、命が尽きるまで続くのかも知れません。           ・

でも、あの気難しい主治医に、にこりともせずそう言われては如何ともし難く。 ローカル線→新幹線→メト
ロ→私鉄と乗り継いで3時間足らず、交通費もこたえます。 でも命を繋いで頂いたことを思えば贅沢は言え
ません。 それにしても患者が多いですよ。 噂が噂を呼んで全国から患者が押し寄せています。 実は私の
友人もちょっと怪しい。                                     ・



































































10月16日

干し柿を作りました


『干し柿』を私の故郷では『吊るし柿』と言っていました。 もっとも故郷では『富有柿』の生産が盛んで、
『渋柿』を見ることは余りなかったように思います。 この時期になるとむしろ『干し柿』より『薩摩芋』を
蒸してスライスし、莚に並べて庭先に干しているのをよく見ました。                 ・

従って幼い頃には『干し柿』を食べた記憶は殆どありません。 唯一記憶にあるのは、お正月の鏡餅の飾りに
長い竹串に10個くらい刺して平たく潰した『干し柿』が乗っけてあって、それを確か鏡開きに頂きました。
白く粉を噴いた『干し柿』が甘くもなく奇妙に固かったことを覚えています。             ・

脇道にそれますが、鏡餅に乗っている『干し柿』と『ミカン』と鏡餅本体は『三種の神器』に見立てられてい
るのだそうです。 鏡餅は『やたのかがみ』、ミカンは『やさかにのまがたま』、干し柿は『あめのむらくも
のつるぎ』、これらを縁起物として飾って1年の良運を願ったのだそうです。             ・

広島に越してきて『干し柿』が盛んなことに驚かされました。 渋柿の木があちこちに植わっていて、時期に
なると家々の軒先に『干し柿』が並びました。 広島には『西条柿』というブランド物の大きな渋柿がありま
す。 原木が現在の広島県東広島市、旧西条にある(あった?)ことからそのように呼ばれています。  ・

『西条柿』の『干し柿』はその大きさゆえに見ごたえがありました。 もっとも『干し柿』よりは焼酎で渋抜
きした『合わせ柿』の方が商品価値がありました。 ただ、お味(甘さ)は『干し柿』が圧倒的でした。 こ
のような経緯があって『干し柿』に馴染むようになったのでした。                  ・

でも私が『干し柿』作りに手を染めたのはつい最近のことです。 我が家の近くに『産直市場』があって、こ
の時期になると『富有柿』とともに『渋柿』が並びます。 『西条柿』とはちょっと形が違いますが、かなり
大ぶりな品種がメインです。                                   ・

それを買ってきて1度つくってみたところ、その甘さと風味の虜になり、このところ毎年軒下(ベランダ)に
吊るしています。 今年も第1弾として20個余りをぶら下げました。 先ずはピーラーでささっと皮を剥き
渋抜き用の焼酎(多分50度くらい)に浸してから紐でぶら下げます。                ・


 

実は最初は失敗しました。 ただ皮を剥き、紐で吊るしておけばいいのだろうと思っていましたが、それでは
すぐにカビがきます。 それに食べごろも分からず、いつまでも吊るしていてカビと固さに閉口しました。・
それから渋抜きの焼酎でカビを防ぐことをおぼえ、食べごろも段々と分かってきました。        ・

『食べごろ』は10日目~2週間目くらいではないかと思います。 指先でつまんでみて芯(固い部分)がな
くなったころに糖度がマックスに達します。 表現は難しいのですが、表面が少し硬くなっていて、内側には
まだ熟柿感覚が残っている頃ですかね。                              ・

その頃に取り込んで頂くとともに、第2弾に挑みます。 第2弾は取り込んですぐにラップに包んで冷凍保存
しておき、時ならぬころに取り出して楽しみます。 これはあるご婦人から教わった方法です。 なお、常温
で長期保存するためにはもっと時間をかけて乾かす必要がありますが、それとともに甘味は衰えていきます。
でも少し固めのものは、お茶うけに素朴な風情を加え、なかなかの働きをします。           ・

さて、このような好物の時期になるといつも思うことがあります。 「老い先が長くない身、後悔しないよう
に今年も食べておこう。」 『枇杷』『無花果』『富有柿』『干し柿』、こうして毎年手に取るのです。 ・









































10月11日


残念


残念ながら今年の『第1回青年の船の会』の集まりを断念しました。 メンバーは全国各地に散らばっていま
すので、出来るだけ公平になるように開催地を選んできました。 そこで、今回は今まで開催することがなか
った九州での開催を計画したのですが、どちらかというと東方面に偏在するメンバーには不人気だったようで
す。                                              ・

計画では博多方面から『由布院』に入って1泊して紅葉と温泉と肥後牛を堪能し、翌日大分経由で下関に向か
って『フグ料理』を楽しんで頂くように考えていました。 確かに東方面からは遠くはありますが、『博多空
港』あるいは『大分空港』まで飛べばそんなに不便ということもないでしょう。            ・

『由布院』のホテルは予め考えられる最大数の部屋を押さえておきました。 この時期になると『由布院』は
賑わいます。 また韓国辺りの観光客が相当数入るとも聞いていました。 従って直近になって大人数でホテ
ルを予約することはかなり難しいでしょう。                            ・

従って、最終的に参加人数が決まった段階で、もし部屋が余ればキャンセルするように考えていました。 し
かしこうした苦労にも関わらずどうもメンバーの熱量が上がらず待てど暮らせど連絡なし、やや憮然とした体
で中止を連絡し、ホテルを全てキャンセルしました。 もう少し待ってもよかったのですが、ホテルも商売で
すから出来るだけ早い決断がマナーというものでしょう。                      ・


























































10月 7日



冬瓜スープ

『冬瓜』(とうがん)をご存知でしょうか。 『冬瓜』、冬のウリと書きますが、これは夏野菜です。 夏に
収穫するのですが、冬まで保存ができることから『冬瓜』というのだそうです。 一般的なマーケットで見掛
けることは滅多にありませんからご存知ない方も多いかも知れません。                ・

形は『乾瓢』に似て色は深い緑色をしています。 といっても、最近では『乾瓢』を見ることも殆どなくなり
ました。 やはり夏野菜で、肉を薄く長く剥いて乾かし、煮物や巻き寿司の芯などに使われます。 脇道にそ
れましたが、『冬瓜』は大きなものだと数kgに達するものもあります                ・

食べ方は煮付けるかスープくらいでしょうか。 私は過去にフィリピン料理の『シニガン・スープ』に『サヨ
テ』(隼人瓜)の代わりに使ったことがあるくらいで、余ったものは冷蔵庫の中で腐らせてしまいました。・
まぁ今時『冬瓜』を調理して食べるのは『田舎のお婆さん』くらいのものでしょう。          ・

先日『枯れ木2号さん』の奥様からちょっと小振りの『冬瓜』を半分頂きました。 「これで料理をさせてみ
てやれ。」という事だったろうと思います。 そこでレシピを調べてみました。 どうやら『鶏のミンチ』が
とてもよく合うようでした。                                   ・

大切なところは色合いかな。 『冬瓜』の皮はピーラーの刃が立たないくらい異常に固いです。 その固い皮
を出来るだけ薄く剥くとグリーンの果肉が現れます。 この色を残すのがキモのようでした。 しかしコトコ
ト煮ると結局グリーンは薄くなってしまいます。                          ・

さて、初めに『鶏ミンチ』をコンガリとなるまで炒め、煮汁の材料(水、醤油、ミリン、酒、砂糖)と合わせ
沸騰させます。 この中に2分ほど湯通しした1口大の『冬瓜』を入れて、後は落し蓋をして中火でコトコト
と煮ます。 ただこれだけ、簡単な料理です。 この料理では『色合い』と『食感』を味わいます。 お味は
鶏の出汁と煮汁次第ということになります。                            ・


 

『冬瓜スープ』の作り方はもっとシンプルです。 湯通しした『冬瓜』を水煮にし、コンソメキューブで味付
けし、味見をしてネギの小口切りを振って完成です。 作ってみた感想は、簡単料理、食べてみた感想はトロ
~ッとした食感がとてもいい。                                  ・

 

大きな『冬瓜』は持ち運びが厄介、それにこれだけ作っても、普通サイズの物でも半分の更に4分の3は残り
ます。 従って冷蔵庫に隙間がない時には避けた方がよろしいでしょう。               ・








































10月 3日



私は田舎のお婆さん

栗は美味しいですが、鬼皮と渋皮を剥くのはなかなか厄介です。 そこでユーチューブで調べてみたところ、
鬼皮を剥く前に『短時間茹でる】というのがありました。 剥く前に2、3時間水に浸しておくというのもあ
りましたから、これは時短だし「もっと合理的だ。」と思って早速やってみました。          ・

沸騰した湯に入れて大体2分ほど湯掻き、冷ましてから剥いてみましたが、これは完全に失敗でした。 渋皮
を剥く段になって、栗の中が柔らかくなりすぎかえって剥きにくくなっていることに気が付きました。 簡単
に割れたりつぶれたりで始末に負えませんでした。                         ・

しかし、この栗を捨ててしまうのはもったいないと思っていたところ、ふと思い出しました。 秋になると『
菩薩様】がよく栗の『渋皮煮】を作ってくれたものです。 『渋皮煮』は渋皮が付いたまま甘く柔らかく煮る
訳ですから、この失敗した栗が使えるかも知れない。 もちろん初めての経験です。          ・

そこでユーチューブを見ながらトライしてみました。 炭酸を加えて1時間煮て冷まし、渋皮の筋の部分を取
り除き綺麗に洗う。 これを3回繰り返します。 そして最後に砂糖を加えて更に煮て完成させる。 大体こ
んな手順でした。 今回は一度湯掻いているので、その行程を2回にしました。            ・

想像してみてください。 時間をかけて湯掻いたり冷ましたり、渋皮の筋を綺麗に取り除いたり水に晒したり
こんな姿は『田舎のお婆さん』に見えませんか。 ところで出来栄えですが、煮崩れたもの、渋皮が剥がれた
ものなど見栄えは決してよろしくありません。                           ・


 

『菩薩様』の作るものは蜜の色がもっと薄かったように思います。 お味の方は『それらしく』できあがりま
したが、なんか刺々しくも感じました。 ここまで来たら、この失敗を踏まえてもう一度『田舎のお婆さん』
を演じて見なければなりますまい。                                ・


































































9月30日



ボランティア・ガイドが終わりました

今回のゲストはイスラエルからお越しのミドル・エイジのご婦人でした。 そして広島のご案内には北海道に
お住いの同年齢の日本人女性が同行されました。 お二人は16年前にスエーデンに留学した仲間で、メール
などで連絡は取っていたものの、16年振りの再会だったそうです。                 ・

彼女には数か月前に『ガイドの依頼をお受けする』旨連絡をしておいたのですが、それ以降長らく連絡があり
ませんでした。 1月ほど前になって一応確認のメールを送ったところ、暫くして返信がありました。 「ミ
サイルが飛んできて、危険な状況が続いていましたが、何とか行けそうな状態になったので、予定通りの日程
で案内をお願いします。」というメッセージでした。                        ・

彼女のお住まいは北方のヨルダン河沿いにあって、比較的安全な地域なのだそうですが、それでも1度は60
0m先の民家に着弾があって、人的被害はなかったもののそのお家は吹っ飛ばされたそうです。 「今度は私
が案内しますから遊びに来て下さい。」と言われましたが、「イスラエルは『レベル3』(渡航中止)を勧告
されていますので無理ですね。」とお断りしました。 いつ砲弾が飛んでくるか分からないところは流石に怖
い。                                              ・

『お好み焼きレストラン』は前日に予約しておきました。 スーツケースなどもあると思いましたので『荷物
預かり所』にもコンタクトをとっておきました。 また広島から宮島までの高速艇も予約しておきますた。・
ともかく限られた時間でしたので、完璧にスケジューリングし、予定時間通りに行動して頂くようにお願いし
ました。                                            ・

そのため、ほぼ寸分違わず全ての見どころをご案内することができました。 ただ、こういうやり方は旅行者
にとってはストレスになるかも知れません。 今回は特殊で、いつもはゲストの思いに沿って、できるだけフ
レキシブルに動けるように配慮しています。                            ・

両人の顔がほころんだのは『お好み焼きレストラン』でした。 特に北海道の友達は大喜びをしていました。
イスラエルの彼女からは前もって『ベジタリアン』ですと聞いていました。 お好み村に外国人が押しかける
ようになって、『ベジタリアン』が来るケースが多くなったのか、最近ではちゃんと『ベジタリアン・メニュ
ー』もあります。 ひと昔前には「豚も卵も使えんのじゃお好み焼きは出来ん。」と言われたものでしたが、
ここも随分様変わりしました。                                  ・

 

宮島では迎えをお願いし、チャックインを済ませて北海道の友達とは別れて『大聖院』と『厳島神社』にご案
内しました。 彼女は日本の歴史や文化に興味を持って勉強していたらしく、かなり込み入った説明も真剣に
聞いてくれました。                                       ・

『大聖院』の『砂曼荼羅』『遍照屈』、『厳島神社』の成り立ちや、ここに残る『平安文化』などもしっかり
理解して頂けたと思います。 また、『砂曼荼羅』や『遍照屈』『悟りと真言』などの私なりの説明もかなり
理解して頂けたようで、私にとっても手ごたえのあるご案内でした。                 ・























































9月27日



『ギター合同練習』と『黄昏亭』

第2回目の『枯れ木会ギター合同練習』を行いました。 一応2時間くらい演奏し、それからお楽しみのラン
チにする予定でしたが、演奏する本人がお昼を作るわけですから、なかなか思うような練習にはなりませんで
した。                                             ・

『枯れ木2号さん』はヘンチェの『ノクターン』と『緑の木の下で』をほゞ完成させていました。 いい雰囲
気が出ています。 ショパンの『エチュード10-3』は80%というところ。 これから新たに『ひまわり
』と『荒城の月』にチャレンジするそうでした。                          ・

私は宴会が終わった後で演奏したものですから、あれもこれもワヤワヤでした。 酒を飲むと指がまともに動
かなくなってしまいます。 彼から「『冬の星座』と『早春賦』が同系の楽曲で変化が乏しい。 間に何か違
った感じの曲を挟んではどうか。」と提案がありましたので検討することにしました。         ・

リスト『愛の夢3番』はやっと曲のイメージが掴めたところです。 アルペジオの中にメロディーをうまく潜
り込ませることができるか、それとコーダの和音の切り替えとテンポが掴めるかどうか、これはまだまだ時間
がかかりそうです。 でも是非弾きたいと思っています。                      ・

さて、今日のメニューは『栗ご飯』『鯛の蒸し物』『ナスの煮びたし』にしました。 『栗ご飯』はモチ米と
栗を蒸し器で蒸しました。 栗の皮を剥くのが厄介でしたので、ユーチューブで『簡単な剥き方』を参考にし
たのですが、これが上手くいかず、急いで新しいものを買いに走って、原始的な方法で手間をかけて剥きまし
た。 これは前夜の作業でした。                                 ・

『鯛の蒸し物』は『切り身』と『椎茸』『エリンギ』を強火で5分間蒸し、火を止めて『ピーマン』を加えて
5分、所謂『諧謔の君』の方法で蒸しました。 これはまずまずうまくいったのですが、『エリンギ』は早く
火が入るらしく、また『カットエリンギ』でしたので柔らかくなり過ぎてしまいました。        ・

 

今が旬だけに『ナスの煮びたし』は美味しいですね。 小振りのナスを買ってきて、最初から最後までフライ
パンで作りました。 少し甘目にするといいですね。 生姜の千切りをトッピングして完成させました。 た
だ、色がもう一つでした。 でも色止めに『ミョウバン』を使うというのはどうかなぁ。        ・


 

そして、『白ワイン』を傾けながら料理と会話を楽しみました。 話しは次第に『枯れ木会』の意義に及んで
いきました。 「これは我々の『生きがい』の1つであり、『枯れ木』といえども、まだまだ成長していける
のだ。」とそんな認識を新たにしました。                             ・

「いやいや、ここまで来たら今回の演奏会でお終いにしないで、やれるところまで頑張ってみようではないか
。」 もし「よかったよ。 感動した。 また聴かせておくれ。」などと言われたら励みになるし、我々が生
きていく活力にもなる。 是非そう言って頂けるのようにこの1年、徹底的に磨き上げようではないか。」・
こんな話しに盛り上がっていきました。                              ・

私は『英会話学習』と『ボランティア・ガイド』をライフワークとして頑張ってきました。 これに定期的な
『枯れ木会ギター演奏会』が加われば『生きがい』が1つ増えます。 『生きがい』は多いほどいい。 また
新たな目標にもなります。 『飲酒高吟』になりましたが、なかなかいい会話ができました。      ・
















































9月25日



Two Jobs

構えて言う程のことではありませんが、今日2つの仕事?をこなしました。 1つは自由民主党の総裁選挙・
今日投票を済ませました。 送られてきた投票用紙に自分が推す候補者の名前を書いて、『情報保護シール』
を貼って投函しました。                                     ・

以前から触れてきましたが、私は自由民主党員です。 「お前、いつまであのグダグダの自民党の党員を続け
ているんだ?」という声が聞こえそうですが、そのアテにならない自由民主党に年会費4、000円を払って
党員になっています。 だからと言って自由民主党を全面的に支持している訳ではありません。     ・

かなり矛盾していますが、安倍さん存命の頃から、「腐った自由民主党を中から変える。」という青山繁晴議
員の理念に賛同して、ただ彼を支援するためだけに、もう何年も自由民主党員を続けてきました。 従って私
には総裁選の『投票権』があります。 誰に投票したかは明言できません。 でも私はconservati
veですからお察し頂けるかと思います。                             ・

しかし、これからも党員を続けていくかどうかは分かりません。 安倍さんの時代には、それでも政治が変わ
っていくのだという希望を持っていましたが、岸田、石破政権の基で『このままでは日本が日本でなくなる。
』という危機感を抱くに至りました。 これからどうするか。 撮り合えずは青山議員と『日本の尊厳と国益
を護る会』の活動を見極めたいと思います。                            ・

 

2つめですが、今日インターネットで『国勢調査』の報告を終えました。 所要時間約10分。 私は調査員
でしたが、フライングを咎められましたので、調査員を辞退しました。 「あの通達は総務省からの一般的な
注意喚起ですから気にすることはありませんよ。 ここまで調査されたんですから最後までやられたらどうで
すか。」と引き止められましたが、これは『ケジメ』だと思い辞退ました。              ・

『調査票』を配布できるところまで準備を済ませていましたので、後継者はきっと楽だろうと思います。 た
だ、顔見知りからは、「何で人が変わったん?」と訝られるでしょう。 何れにしても『国勢調査』は数ある
基幹統計の中でも最も大切な調査ですのでしっかり協力しましょうね。                ・
































月19日


               
『酔芙蓉』第1号

待った、待った。 あれから1週間、「今日は、今日はと思うあやにく。」 まるで『早春賦』ですね。 そ
して今日今年最初の1輪が『純白』に開きました。 でも『ガク』の中で思案を重ねたのでしょう、ちょっと
無残なところも見えました。 美しさも半ばなり。                         ・


 

昼すぎには恥じらうように『ピンク』に染まりました。 冷え込むごとに色の変化は顕著になりますが、今は
まだゆっくりと変わっていきます。                                ・

 
 

そして夕闇迫るころ、赤く染まって落ちて行く『1日ばな』です。 明日はおそらく数輪ひらくでしょう。・
これからは何の瑕疵もなく美しく開くでしょう。 今夜は『窓灯り』に揺れる蕾を見ながら『鰤アラの煮付け
』で一杯頂いておりました。                                   ・


 

 

半額の鰤アラもこうして食べれば結構美味しい。 大根はもちろん、牛蒡ともよく合うと『六さん』が言って
いました。 これからが旬。                                   ・

















































9月11日



酔芙蓉

『酔芙蓉』の蕾がかなり膨らんできました。 花びらを包んでいる『ガク』の割れ目からかすかに赤裳がのぞ
いています。 明日かな、明後日かな、いよいよ初一輪が純白の八重を楽しませてくれそうです。 毎年8月
の初めに数輪が咲いて、1月ほど休んだのちに咲き乱れるのですが、今年はその前夜祭はありませんでした。

 

今年はかなり熱心に水遣りをしました。 肥しも『油カス』『元肥・追肥ボール』『液肥』を与えて(何の根
拠もなく)きました。 あくまで結果的にですが、その効果があって、ここまで1つの無駄もなく蕾が育って
きました。                                           ・

毎年、少し膨らみかけては黄色く変色してバラバラと落ちて行く蕾になすすべもなかったのですが、何とかそ
のノウハウを手に入れたように感じています。 このまま最後の1輪まで咲ききってくれたら、これは大成功
です。 ということで、開花したら早速アップデートしようと思っています。 お楽しみに。      ・





































9月 8日


季節の料理にトライ『栗おこわ』

先日『ファーマーズ・マーケット』を覗いたら『栗』が出ていました。 初物です。 「やゝ、これは『栗お
こわ』だな。」と思って早速1袋買ってきました。 たまたまお土産をお持ちいただいた『枯れ木2号さん』
も、ほっくりした『栗おこわ』をご推奨でした。 「柔らかな『栗ごはん』は口に合わん。」のですと。 ・

それで、今朝早速準備にかかりました。 『もち米』を2カップ洗い、一旦水を切って塩水に浸しました。・
塩分量は水の15%にしました。 高血圧持ちなのでいつもは控えるのですが、今回はちょっと思い切りまし
た。 『栗』も水に浸して時を待ちます。                             ・

夕刻になって準備を始めました。 難しい料理ではありませんが、1つ厄介なのは『栗』の皮剥きです。 渋
皮まで綺麗にはぎ取らないといけません。 包丁の踵を使いながら丁寧にはぎ取っていきます。 既に皮を取
り除いたものがマーケットで売られていますが、皮剝も料理の楽しみの1つですから頑張りましょう。  ・

後は蒸すだけです。 ルクルーゼのアタッチメントを使って先ず20分、ここで様子を見て全体をかき混ぜ、
『もち米』を滓していた水の残りを降って更に10分、これで出来上がりです。 ベランダの山椒が全部葉を
落としたあとに出てきた新芽を添えて完成させました。                       ・


 

いま取り組んでいる『国勢調査』がひと段落したら『栗おこわ』で『黄昏亭』を開店したいと思っています。
お供は『鯛の蒸し物』が合うのではないでしょうか。 『枯れ木2号さん』は『赤だし』は外せないと言いま
す。 「それじゃぁ『ジュンサイ』を探しておきます。」と言ったら、「私しゃ、ヌルッとしたものは苦手じ
ゃ。」と返信がありました。                                   ・






































9月 7日


Typical日本食

『煮魚』


フィリピンの女性講師の求めに応じて、典型的な日本の家庭料理をいくつか作ってみました。 これらを基に
会話を進めていくのですが、その第一弾として『魚の煮付け』と『カボチャの煮物』を紹介しました。  ・


 

『魚の煮物』は『イサキ』です。 私は余り食べた事はありませんでしたが、白身で安価な割りにとても美味
しい魚でした。 ちょっとファンになったかも。 「この添え物は何だ?」と聞かれましたので「『ジャパニ
ーズ・ジンジャー』だよ。」と答えました。 『茗荷』はフィリピンにはないようでした。 「どんな味か?
」と聞かれましたが、味の説明は実に難しい。                           ・

カボチャは『パンプキン』ですが、フィリピンでは『スクワッシュ』で、『パンプキン』は黄色く熟したまん
丸いやつだけ、従って『パンプキン』というとフィリピンでは??? ラップをして電子レンジで3分ほど調
理をして醤油、ミリン、酒、砂糖で煮付けました。                         ・

『肉じゃが』

家庭料理としては『肉じゃが』は外せません。 食材や作り方は家庭によって様々でしょう。 私はジャガイ
モ、玉ねぎ、ニンジンと豚肉で作りました。 ジャガイモは煮えにくいですから煮付ける順番に工夫がいりま
す。 電子レンジで予め調理しておいた方がよさそうです。                     ・


 
 
フィリピンには流石に『肉じゃが』はなさそうでした。 作り方をかなり真剣に聞いていましたので、或いは
トライされるのかも知れません。 あの微妙な味が出せるかな? 「この魚は何だ?」と聞きますから『マッ
カレル』だよと答えました。 鯖はフィリピンでも結構食べられているようでした。          ・

『蒸し鯛』

冷凍庫に『蓮子鯛』がありましたので『蒸し物』を作りました。 蒸し時間は『諧謔の君』に教えて頂いた『
茶碗蒸し』の蒸し時間と同じにしました。 つまり、5分強火で蒸して、火を落として5分。 ですが、それ
では添え物の『豆腐』や野菜は煮崩れてしまいます。 やはり時間差攻撃が重要です。         ・


 

味付けはしないで、『ポン酢』でいただきました。 随分高いけれど『ゆずの村』は美味しい。 フィリピン
は暑い国なのに、何故か鍋料理が多いですが、『蒸し料理』は余りないようです。 それに食材の姿を大事に
するという文化もないように思います。 いわゆる『ごった煮』の料理が多いので、そこに日本料理との違い
を感じるようです。                                       ・

『ゴーヤチャンプル』

『ゴーヤチャンプル』はフィリピンでもよく食べるようです。 料理の名前は聞き洩らしました。 『タガロ
グ語』でゴーヤは『アンパラヤ』といいます。 『ゴーヤチャンプル』は日本では沖縄が発祥のようですが、
源流は案外フィリピン辺りにあったのかも知れません。                       ・

 

沖縄では豚肉が使われるようですが、ベーコンもいけます。 まずゴーヤとベーコンを炒めて別の容器に取り
おいておきます。 火を止めてフライパンに卵を割り入れ、ゴーヤとベーコンを戻してかき混ぜた後で火を付
け、卵が固まり過ぎないようにソテーします。 ゴーヤも柔らかくならない程度に。 ゴーヤの苦さには清涼
感があっていいですね。                                     ・

『鍋焼きうどん』

『鍋焼きうどん』は流石にフィリピンにはないでしょう。 『枯れ木2号さん』が『タジン鍋』を使って作っ
たと聞いて、私は土鍋でやってみおました。 食器棚の奥深くに土鍋があり、これが1人鍋に丁度いい大きさ
でしたので、「これこれ。」と思った訳です。                           ・

 

卵やネギに火が入り過ぎています。 どのタイミングで茹でたうどんとスープを合わせるか、ここにもう少し
研究がいります。 フィリピンには『シニガン・スープ』という酸っぱい料理があります。 野菜と魚、野菜
と海老、野菜と豚などのバリエーションがあるようですが、「この鍋の最後にうどん入れて食ったら旨いぞ。
」などとアドバイスしています。 変種の鍋焼きになりませんか?                  ・

































8月30日


初合同練習

来年に計画している『枯れ木ギターコンサート』に向けて、初の合同練習を行いました。 まだまだ不十分な
がら、「取り敢えずスタートしてみようではないか。」と意見が一致し、『枯れ木2号さん』宅でお互いに演
奏し意見を述べあいました。                                   ・

「この部分はこのように弾いた方がいいのではないか。」とか、「もう少し感情を込めるべきではないか。」
となかなか参考になる意見が飛び交いました。 それを踏まえて練習に励み、2か月後に再度合同練習を行う
ことになりました。                                       ・

それにつれて演奏曲目の輪郭も固まり始めてきました。 ヘンツ『夜想曲』、タレガ『アデリータ』、タレガ
『ラグリマ』、ショパン『エチュード10-3』が彼の思いです。 私は昔懐かしい『浜辺の歌』、「冬の星
座』、『早春賦』、それにソルの『月光』、「禁じられた遊び』、もしゆとりがあればリストの『愛の夢』を
弾きたいと思っています。                                    ・


「あの2人じゃ時間が持たん。」という噂があります。 その対処も検討しました。 『ギター弾きの孫娘』
に応援をお願いしてはどうか。 また「孫娘の伴奏で『枯れ木2号さん』のお嬢様のソプラノもいいのではな
いか?」などと考えています。 私たちの演奏に満足して頂けなくても、これなら十分に楽しんでいただける
でしょう。                                           ・

このコンサートを計画してから既に半年が経過しました。 時の経つのは早いものです。 従ってうかうかし
てはいられません。 あと1年、相当に気合を入れねば、またまた寂しい結果になってしまいます。 『人生
の終わりに何かを残しておきたい。』、そういう思いで臨みます。                  ・

その後夕食を頂きました。 特大の『焼売』と醤油味の『パスタ』を能登産の『冷酒』でいただきました。 
バイクで横浜から萩まで走り、一仕事終えて広島で1泊し横浜まで引きかえすという同年代の猛者も加わって
賑やかな宴会になりました。                                   ・













































     



8月26日



三水会


朝方約2時間ほど豪雨がありました。 「今朝少し雨が降ったよなぁ。」と誰かがいいます。 何人かが同調
しました。 「いやいや、雷を伴った大雨だったよ。」と応じると、私に賛同する人は1人だけ、他の仲間は
「エッ! そうなの?」という反応でした。」 極地的な大雨だったようです。            ・

天気予報では昼前にはあがるようでしたが、もし大雨の中を出掛けるとなるとビショ濡れを覚悟しなければな
りませんでした。 今回は6人のメンバーが集まりました。 『本邦完歩氏』は2か月ぶりの参加でした。 
「心配していましたが、大丈夫でしたか?」とお尋ねすると、「この暑さですから休み休みやらないと身がも
ちません。」ということで、それならばと少し安心しました。                    ・

その『本邦完歩氏』、何と活きのいい魚を買いに浜田までドライブしたといいます。 「いやいや、トンネル
の中なんかは怖かったよ。」と話していました。 それを受けて他のメンバーが「トンネルの出入り口で急に
明るさが変わるのはとても怖いねぇ。」と応じました。 「私はそんな長距離はとても運転できないなぁ。・
すぐに眠くなってしまう。 一度信号で止まっていて、つい居眠りをしてしまって、ブレーキが緩んで追突し
たことがあった。 それ以来長距離は運転しないことにしている。」                 ・

それから暫く車の話しが続きました。 メンバーの1人は「80歳が近くなった人間が車の運転なんぞする必
要はない。」と家族から免許の返納をさせられたそうです。 皆さんそういう年頃なんですね。 でも歳をと
るとかえって車の必要性が増す現実もあります。                          ・

私は今日は『鯵の酢漬け』をいただきました。 これで『生ビール』を流し込んだ時の美味しさはありません
でした。 喉を越していくあの感覚に、思わず「うまいねぇ。」と感嘆しました。 それから1時間半も経っ
たころ急に腹具合がおかしくなりました。 急な嘔吐と便意です。                  ・

そっと立ってトイレに急ぎました。 飲み食いしたものは全部吐き出し、下からは『ピーシャー』と流れ出ま
した。 それで少し気分がよくなったので席に戻りました。 30分ほど『わいわいがやがや』と話していた
のですが、今度は胃が痙攣し始めました。 トイレまでに吐いてしまうのではないかと上がってくるものを抑
えながらやっとトイレに走り込み、またまた吐きました。 胃が痙攣していましたので立っても座っても痛み
が我慢できず暫く身をよじりながら苦しみました。                         ・

もう一度下からも出して、雰囲気を壊さないように何食わぬ顔で席に戻り、暫くして終宴を迎えました。 そ
れから『幹事君』を先頭に恒例の『御座候』へ向かいました。 今回はないことに『諧謔の君』が同行されま
した。 私はとても食べる気分ではなく、皆さんと別れてもう一度トイレに入り帰路につきました。 電停か
ら我が家まで、何度も何度も立ち止まりながらやっと辿り着いた次第でした。             ・

深夜になって従弟からメッセージがありました。 伯母が息を引き取ったという連絡でした。 91歳。 こ
れで父母の兄弟は全員鬼籍に入りました。 従兄妹グループでは私が一番年上です。 それで今日の出来事は
「おい、次はお前の番だぞ。」という彼女からのサインではなかったかと、ふとそんなことを思いました。・