9月13日


最後の送別会

Mr.Texanの(多分)最後の送別会を行いました。 19日に広島を発ち、28日に帰国されます。 先日の『お別れ遠
、深夜になって電停までお送りしました。        ・




































9月12日



ボランティア・ガイドが終わりました

フロリダからお越しになったご両親とお嬢様を10日から12日にかけて平和公園・宮島にご案内しました。 ご主人68歳、









































12月30日



久し振りの『黄昏亭』

『若い友人』ご夫妻をお迎えし『黄昏亭』を開店しました。 11月8日の項でも触れましたが、私はこの青年と波長がぴった
り合っているように感じています。 そしていつもお出でになるのを心待ちにしています。 奥様がまた素晴らしいお方で、こ
の人との知的な会話はとてもを楽しみです。 その奥様が評されます。 「あなた方は歳こそ違え、性格も価値観も本当によく
似ていますね。」                                                ・

今日は『ちらし寿司』、『牡蠣のオイル漬け』、『小松菜の白和え』、『もやし豚』、『無限ピーマン』、『さわらのかす漬け
』のオーダーにしました。 お酒は賀茂鶴酒造の『吟醸原酒・限定搾汁』にしました。 お正月シーズンの限定酒で、アルコー
ル度数は18〜19%、透明度の高い美味しいお酒でした。                             ・

先ずは『付きだし』という感じで『牡蠣のオイル漬け』と『小松菜の白和え』をお出ししました。 これでまず乾杯です。 今
年1年お世話になりました。 来年もよろしく。 と言ったところです。 『牡蠣のオイル漬け』は酒でボイルしたあと少量の
醤油で味を付けオリーブオイルに漬けます。 そうですね、何日か置いたらまったり感がでて美味しくなります。 もっとも若
いうちでもそんなに悪くはありません。                                      ・

   

『小松菜の白和え』は豆腐を砕いてミリン、砂糖、白だし醤油で味を調えて茹でた小松菜を和えました。 少し甘めにというの
がポイントかと思います。 『若い友人』がこれを見て、「これは白和えというより豆腐和えですね。」といいます。 確かに
豆腐がなめらかではありませんでした。 「でも味はいいです。」 もう遅いですよ。 「ゴマが入ってくどくなるよりこちら
の方があっさりしていいですね。」 奥様がすかさずフォローされます。                       ・

次に『もやし豚』を蒸し焼きます。 ルクルーゼの平鍋に先ずはもやしをたっぷり乗せて、その上からもやしが隠れるほど『豚
の三枚肉』を貼り付けます。 そして適量塩胡椒をし、蓋をして蒸し焼きにします。 他には何も加えません。 時々様子を見
て蒸し上がったら火を止め貝割れ大根を上に振り撒き蓋をもどして30秒ほど置いたら出来上がりです。         ・

 

料理を崩さないように鍋のまま供するのがベストです。 ポン酢と和辛子がとてもよく合います。 もやしのしゃきしゃき感、
豚のまったり感がよくマッチしていていくらでも進みます。 熱いうちが勝負の料理ですからルクルーゼのように厚手の鍋で長
く保温がきくものがいいです。 「この太もやしがいいですね。 細いとこの食感はでないと思います。」 奥様から感想が入
りました。                                                   ・


『若い友人』には一度振る舞った料理ですが、奥様に是非紹介したいと思いお出しした料理でした。 次は『無限ピーマン』で
す。 お見えになる直前に仕込みを済ませ、レンジに入れておきました。 SNSで拡散しているベーシックなものに彩を添え
るニンジンの千切りと食感を増すためのもやしを加えました。                            ・

 

味付けは『鶏ガラスープ』で、『ゴマ油』で香りとまったり感を付けます。 確かにツナ缶とピーマンの相性はいいですね。・
『あさイチ』さんからいい情報をいただきました。 電子レンジの時間ですが、まず600Wで3分、混ぜ合わせた後で600
Wで2分とありますが、前後とも600Wで2分くらいが適当かと思います。 子供ならいざ知らず、我々の口には食感を残し
た方がいいのではないでしょうか。                                        ・

最後は『さわらのかす漬け』にしました。 他に『豚バラと根菜の蒸し物』も準備していましたが、「今からお寿司を頂くとす
ると、ここはやはり『さわらのかす漬け』でしょう。」といいます。 同感です。 『さわらのかす漬け』は岡山のとくに玉島
の名物料理です。 その玉島に住んだ叔母がこうして毎年送ってくれていました。 叔母が逝ってからは娘さんが後を継いでく
れています。 有難いことです。                                         ・

 

アルミホイルに包み、一番弱火にして6分、様子を見て更に3分というところでした。 そして『ちらし寿司』を召し上がって
いただきました。 かなりお気に入りのご様子で、3カップ分がほんの少し残っただけでした。 でもまだまだ反省点もありま
す。 前回の反省から具の量を相当に増やした積りでしたが、それでも少なかったように思います。 水を控えさらに昆布を乗
せてご飯を炊くと少し硬くなり過ぎたようでした。                                 ・

 

いい『おもてなし』ができたと思います。 最後にご持参いただいた五日市の有名店『いちじく』の巨大なシュークリームを頂
きながら5時間余りの楽しい語らいに終止符を打ちました。                             ・






































12月28日



振り返る

いよいよ今年も暮れますね。 今年は時が経つのが本当に早かったように思います。 どんな1年だったか、これからゆっくり
と振り返ってみようと思います。 実感としては・・・『努力はしたけど、報われることが少ない(結果が伴わない)1年だっ
たなぁ。』 こんなことを感じています。                                     ・

予防接種

昨日『インフルエンザ』の予防接種に行ってきました。 2回目です。 ドクターの説明によると、2回目の効果は非常に高い
そうです。 「それでも罹らないとは言い切れませんが、罹ったとしても軽くて済みます。 1回目を受けてから4週間後、5
週目までくらいが1番効果が高いです。 今年も流行の兆しがあります。 高齢の方には是非受けて頂きたいですが、2回目に
は補助がありませんからねぇ。」                                         ・

65歳以上の高齢者には1回目のみ行政から補助があります。 高齢者の場合、罹患によって重篤化するケースが多く、結果的
に健康保険財政への負担が増えるということでしょう。 行政によって違いがあるようですが、廿日市市の場合は1500円で
す。 2回目は全額自己負担になり、3000円です。 こうなると判断材料としてちょっと現在の流行の具合を考えてみたり
しますが、本格的な流行期は1月中旬からです。 転ばぬ先の杖と考えました。 1人で病と闘う『独居老人』・・・想像した
くもありません。                                                ・

その流行期に向けて予防接種の効果を最大限発揮させるためには、少なくとも12月中旬までに1回目を済ませて置くことが大
切なのだそうです。 今からでは少し遅いですかね。 でも補助の期間が来年1月31日までなので、その頃までならまだ接種
の効果があると考えているのでしょう。 まだの方、今年中はもう無理かもしれませんが年明け早々に行かれたら如何ですか。


月命日・忘年会

毎月最後の日曜日、16時から家内の『月命日』をするように決めています。 息子や娘、孫達にも集まって貰います。 「『
菩薩様』が私たちにしてくれたこと、残してくれたことに共に感謝しましょう。」とうことです。 3回忌を済ませた後は、お
寺さんには祥月命日だけにお出でいただいています。 他の月は私が『導師』を務め、孫が『リン』を担当します。    ・

そしてその後は『お供え』を頂きながら歓談するという段取りです。 今月は合わせて『忘年会』にしました。 息子、娘の家
族全員が揃い、娘のお姑さんにもお出でいただいて、それぞれに得意料理を持ちよってもらいました。 お姑さんの『ポテトサ
ラダ』は全員に人気の高い逸品です。 今回も娘がお願いしたようでした。                      ・

私は『ちらし寿司』、『牡蠣のオイル漬け』、『豚と根菜の蒸し物』、『無限ピーマン』を作りました。 今回はどれも「美味
しい」という評価をいただきました。 私自身もまずまず満足できる出来栄えだったと自賛しています。         ・

 

『ちらし寿司』、今回の工夫は『すし飯』。 水の量を少なめにし、それに昆布を乗せて炊きました。 少し硬めに炊き上がり
ましたが、酢を強めに効かしたかったので、これで最終的な仕上がりはちょうどいい感じでした。 娘に「もう少し酢が効いた
方が私は好き。」と言われていましたので、寿司酢の標準量に更に4分の1の穀物酢を加えました。 欲を言えば・・・具がも
う少し多い方がいいと思いました。 でもまぁ、私なりに完成です。                         ・

『牡蠣のオイル漬け』、2日に分けて600gを作りました。 家族全員で食べるとしても十分すぎる量でした。 減塩生活を
していますから「味付けが薄くなったかな。」と思っていましたが、日を置くとかなりいい仕上がりに育ちました。 これもま
ずまず完成です。                                                ・

私にとってNHKの『あさイチ』は貴重な情報源です。 有働アナも大好きです。 おそらくいま40歳代の女性で一番光って
お一人ではないかと思います。 その『あさイチ』から時々いいレシピ(簡単、美味しい)を頂きます。 先日『無限ピーマン
』を紹介していましたので、これも今日の料理に加えました。                            ・

ツナ缶とピーマンだけでなく、人参の細切りともやしを加えて作りましたが、これもなかなか評判がよかったようです。 孫達
には胡椒抜きで、子供達にはしっかりスパイスを効かせた一皿にしました。 人参の彩、もやしの食感も併せて楽しんで貰いま
した。                                                     ・


さて今日は

「そろそろ年賀状に着手しなくちゃなぁ。」と思っています。 毎年我が家の『正月風景』を紹介していますので、完成は元旦
になりますが、ともかく年賀状は買っておかなければ。 それではちょっと出掛けてきます。              ・




















































12月16日


ともかくコンサートは終わりました

打ち上げの席で隣に座った先生が語りかけます。 「高橋さん、人は何故舞台で失敗するか分かりますか?」 「それは上手く
弾きたい、いいところが見せたいと思うからでしょう。」 「その通りです。 練習の成果をただ一心に表現する、そこに全神
経を集中しなければいけません。 「ここでいいところが見せたい。」と一瞬でも思えばそこで集中力が途切れます。 そして
人は大きなミスをおかすのです。」                                        ・

「それと油断も大敵です。 今回お孫さんの演奏が途中で止まりましたが、私はこれを予感していました。 先週のお孫さんの
演奏は素晴らしかったです。 でもだからこそお孫さんの心のどこかに油断が生じていたのだと思います。 油断は本人が知ら
ず知らずの内に忍び寄ります。 だから怖いのです。」                               ・

こんなことを書き始めると、おのずと私の言いたいことが分かると思います。 今まで数々の失敗をしてきましたが、今回はち
ょっとしたミスというより、もう『しどろもどろ』でした。 スポットライトが照らす舞台から見上げる聴衆の視線を感じたと
き一瞬平常心を失いました。 やはり「うまく弾きたい。」と思いました。 そして第1音を出したとき「いつもの音と違う。
」と感じながら奈落に落ちていきました。 立て直そう立て直そうと焦れば焦るほど結果は悪い方向に向かっていきました。・

孫は5分を越える大曲の中盤辺りで一度止まってしまいました。 「この曲は止め処もなく一気に流れていきますから、途中か
ら入るのが非常に難しい曲なんです。」 先生がそうおっしゃっていましたので、聴いている方がやきもきしましたが、やがて
曲を掴んで何事もなかったように最後まで演奏しきりました。 後で随分泣いたようですが、私はこれはこれでよかったのだろ
うと思っています。 この失敗はこの子にとってきっと飛躍への大きな糧になるでしょう。 一方私はというと、どうでしょう
ね、ちゃんと立ち直れるんじゃろうか。                                      ・










































































12月11日



す・凄い!

今日エリザベト音楽大学付属『音楽園』のレッスン部門コンサートがありました。 4部に別れていて、全出演者81名のマン
モスコンサートでした。 やはりピアノ部門が圧倒的に多くて74%、続いてヴァイオリンが16%、残り10%の中に声楽3
人、マリンバ1人、ギター1人という状況でした。 下は年少から上は高校生まで、音楽大学付属だけに指導陣も充実しており
流石にレベルは高いように感じました。                                      ・

孫はその中でただ1人のギター奏者でした。 その彼女の演奏ですが・・・素晴らしかったです。 ヴィイス作曲の『シャコン
ヌ』、5分を越える大曲でしたが、抜群の集中力で弾き切りました。 棹の上を指が行き来する様はまさに『神ってる!』とい
う感じでした。 後で先生(ソリスト、私と孫の先生、音楽大学の非常勤講師、音楽大学エクステンションセンター・音楽園の
講師)の評をうかがいました。 「完璧に次のステージにジャンプしましたね。 あの曲が弾き切れる人は滅多にいませんよ。
」と興奮気味に評しておられました。                                       ・

 

「まぁ子供にしては群を抜いている。」くらいに考えていましたが、とんでもない、想像を絶する領域に踏み込み始めているの
かも知れません。 いやいや、これなら『今井モデル』を託しても・・・託し甲斐があります。 ご褒美に『村治佳織』のCD
をプレゼントすることにしました。                                        ・


翻って私は

16日といえば今週金曜日、いよいよ迫ってきました。 なのに私はというと、取り敢えず通すことはできましたが、音に満足
できていませんし、しかもスムーズに演奏できないところが数か所あります。 未だに試行錯誤を続けています。 こんなこと
で人前で満足な演奏ができるんじゃろうかと心を痛める毎日です。 さてどうなりますことか。             ・


久々のカレー

コンサートの後で娘達の家族と昼食を頂きました。 なんていったっけなぁ、確か『つぼやきカレー・キートン』だったと思い
ます。 いやはや、全く久しぶりのカレーでしたので、随分と味わって頂きました。 カレーはとても好きですが、減塩を始め
て以来とてもハードルが高くなっています。 標準的なルーの塩分量は1皿分で大体2.1g〜2.5gくらいですから、一食
分当たりの塩分量の目安を越えます。 もちろん漬物(らっきょうや福神漬けなど。 漬物は塩分量が極めて高い。)には手を
出しませんでしたし、ルーも少し残しました。 でもそんなにしてまで食べたい大好きな料理ですね。          ・

何だかこの1皿で火がついたみたいで、何とか工夫して食べられるレベルのカレーを作ってみたいと思い始めています。 と思
い始めた途端に随分昔に自作したカレーパウダーのことを思い出しました。 あれには塩分は入ってなかったはずだ。 あとは
塩味を補うためのスパイスで何とかならないか。 更には他の食事でカバー(相互融通)する手もあるでしょう。 演奏会が終
わったら早速トライしてみることにしましょう。                                  ・

以上、久しぶりの更新でした。                                          ・
















































11月24日



ちょっと進歩

まずはギターの話しです。 23日、師匠のレッスンを受けました。 「この2週間必死になって練習をしてきましたが、一向
に上達しません。」 演奏を終えた後でこんなお話をしました。 師匠はいいます。 「それは違いますよ。 確実に上達して
います。 ただあなたの場合は広響定期や広響のメンバーの演奏会でいい音を聴いています。 それと比較して自分を責めては
いけません。 少しストイックになり過ぎています。 あと1か月近くあります。 必ず弾けるようになります。 今のまま練
習を続けてください。」                                             ・

それから演奏について幾つかのアドバイスがありました。 「そろそろメロディーと伴奏のバランスを考えて下さい。 聴衆は
皆さんこの曲をよく知っています。 そしてメロディを追ってきますからメロディーが消えたり間違えたりするとそこには非常
に敏感になります。 こういう曲の難しさはそこにあります。 一方伴奏の間違いはさほど気にならないものです。 ともかく
メロディーをどう聴かせるか、そこを考えながら練習をしてください。」                       ・

「それと演奏が平板にならないように、強弱やタメを作って感情を移入してください。 例えばこの小節のこの音、ベートーヴ
ェンはここで悲愴を脱したのだと私は解釈しています。 このように考えながらベートーヴェンの生涯を表現してください。・
どう表現するかはこの曲のあなたの捉え方次第です。」                               ・

翌日師匠のアドバイスを反芻しながら練習にトライしました。 伴奏を押さえる。 メロディーに抑揚とタメをつくる。 こん
なことを考えながら取り組んだところ、意外や意外、私のフィーリングと演奏がマッチングし始めました。 ちょっと進歩し始
めた瞬間でした。                                                ・


ちょっと嬉しかったこと

24日、病院に行ってきました。 3カ月ごとに高血圧と不整脈の様子を看て貰っています。 高血圧については以前にも触れ
ました。 減塩に取り組んで相当大きな効果を出しています。 医師からは「薬を1錠減らしてもいいと思う。 もう3カ月様
子を見て決めよう。 いいよ。」と言われました。 だんだんと薬が増えていくのは経験してきましたが、減っていくという段
階は画期的です。 正直嬉しいです。                                       ・

更に、減塩の副次効果として限界近くまで悪化していた悪玉コレステロールの値が激減しました。 正常値の範囲に収まったよ
うです。 思うに任せて知らず知らず食べたい放題に食べていたのでしょう。 『菩薩様』がいなくなって以来、食に慰めを求
め過ぎたということもあったでしょう。 減塩に努め始めて食べられるものがかなり制限されましたが、それが結果的にいい方
向に転んだのだろうと思います。                                         ・

栄養指導も受けました。 こちらはほぼ理想的だという評価でした。 「少しご飯の量が少ないように思います。 お腹が空い
て間食に手が伸びるより、もう少ししっかり食べるようにした方がいいです。」ということでした。 「人生には食べる楽しみ
も必要でしょう。 塩分摂取の限界を5gすると現在との差の1g余りを使って、たまにはお好きなものを食べるのもいいかと
思います。」 こんな評価を聞いて、血圧と相談しながら食べられる範囲を探っていこうと考えたことでした。      ・


























11月19日



余すところ1カ月

遂に遂に『発表会』まで1か月を切ってしまいました。 時間は刻々と過ぎていくのに、私のスキルは一向に向上してくれませ
ん。 焦りまくっています。 大まかな計画を立てゝ、ここは譲れない線として『1か月前になったら仕上げに入る。』と心に
決めていましたが、仕上げも何もこれが大狂い、未だにトチトチとやっています。                   ・

大体この時期になると演奏と感情がマッチングして、「来た〜っ!」という瞬間があるものなのですが、今回はまだダメです。
何というか、自分が自分に酔うというか、そういう瞬間です。 でもそういう瞬間は意識しないでも指が動いてくれるという段
階までいかなくてはなかなか。 師匠も今回ばかりは(選曲に当たって)私のスキルを見誤ったかも。          ・

今回は「楽器がスキル不足を補ってくれる」と思っていましたが、流石プロフェッショナルというか、職人さんですね。 どう
やら東南アジア辺りで釣りをしながら充電しているようです。 従って仕上がりはどう考えても来春にはなるでしょう。 まぁ
私が生涯使い、後を孫が引き継いでくれるものとして作り手が納得して頂けるものになるならば、それはそれで結構なことでは
あります。                                                   

















































11月 8日


さざえ最中

昼ご飯を作りながら、ふと思ったんです。。 「もし近いうちに彼がやってきて、しかも奥様とご同伴で、そして私たちの仲立
ちとなったチヌを捌いて一緒に楽しめたらいいのになぁ。」 でも・・・これは思っても詮ないこと、望んでも彼らにわざわざ
そういう機会を作る必要も理由もないし。 そう考えて妄想を向こうに押しやりました。                ・

その夜、「こんな時間に」と訝るほど遅くなって小荷物が届きました。 インターホーンで呼び出しがあった時、「エッ! 一
体だれ?」・・・想像が付きませんでした。 その彼からの贈り物でした。 早速中身を確かめてみました。 『さざえ最中』
石川県羽咋郡富来町、某製菓とあります。 そうなのか、能登に行ったのか、相変わらず二人で旅を楽しんでいるんだなぁ。・
きっと美酒と温泉を訪ねてあちこちを探訪しているんでしょう。 いいなぁ。                     ・

「お礼を」とすぐに電話をしましたがお出になりません。 さざえの形をした『最中』で、久し振りの甘い和菓子でしたので早
速お茶をたてて頂くことにしました。 その旨メールを送り、感謝の気持ち、蕎麦の香ばしい香りに誘われて風流心が湧いたこ
と、お昼に何故かあなた方のことを思ったこと、そして年末あたりにお見えになりませんかとお誘いしました。 第2報でこん
な写真も送っておきました。                                           ・

 

夜も更けたころになって「もうそろそろメールが入りそうなものだが・・・」と思い始めた途端に返信がありました。 知る人
ぞ知る能登の美味しい『最中』で御年91歳のお爺ちゃんが作り続けておられること、2年ぶりの訪問だったこと、それから年
末に奥様とご一緒に伺いたいと話し合っていたことなどが書かれてありました。 ことほど左様に私達の思いが一致しました。
何だか私はこの人と波長が合っているような気がして、「いやいやこれは今回のことばかりではなかったなぁ。」と不思議に思
いつつもう一服お茶を頂きました。                                        ・























































11月 4日



ボランティア・ガイドが終わりました

11月2日、3日、昨年末にお見えになったお客様に勧められて直接(ボランティアガイドの事務局を通さないで)依頼を頂い
た若いご夫妻を広島、宮島にご案内しました。 これで今年中に予定していた全てのガイドが終わりました。 後は12月18
日に向けてギターの練習に集中します。 といっても英会話教室と2本立てで、こちらも年末に向けて佳境に入っていますから
おろそかにはできません。                                            ・

今年に入ってから、今までにご案内した方の紹介で直接依頼を受けるケースが増えています。 ろくに英会話ができないし、説
明だってさほど上手いとも思えないのに何故なんでしょうね。 でも「広島のガイドならあの人がいいよ。」といって頂けるの
は嬉しいものです。 来年も今年お見えになった方の紹介で彼らの友人がお出でになりますし(2月)、5月には広島を再訪さ
れる方から再度のガイドを依頼されています。                                   ・

今年はもう少し多く引き受ける積りでしたが、結局13件に止まりました。 最近の観光客の増加に伴い事務局に舞い込むボラ
ンティアガイドの依頼はうなぎ登り(その都度事務局からメンバー全員に同報される)で、結局さばききれない依頼が相当数に
上っているようです。 もう少し頑張らなければとは思いますが、余り多すぎるとスケジュール管理に草臥れてしまいます。・
余り接近しているとどっちがどっちか分からなくなって混乱することが多いので、まぁ月2回くらいが限界かなぁ。    ・

観光地の説明の方はかなり楽になりました。 まぁこれだけやれば慣れてきますし、セルビア娘の助けもあって会話に気を張る
ということも少なくなりました。 言い回し、それに言葉もかなり増えてきました。 ただ、まだまだ思いもよらなかった質問
を受けてドギマギすることはあります。 こんな時には言葉の貧困さを思ってしまいます。 それにナチュラルスピードでのリ
スニングがまだまだ課題です。                                          ・

時として新しい発見があります。 お好み村のRさんもその一つです。 ご案内すると「ここはあなたの馴染みの店なのか?」
とよく尋ねられます。 yesと答えると、「ここで1番美味しい店か?」と聞かれます。 その度に「people hav
e different taste」と答えて納得して頂いていますが、お店にとって、ホスピタリティもまた大切な一味な
んですね。                                                   ・

発見といえば、今回はこんな発見もありました。 『奥之院』までタクシーに乗って仁王門まで登り、それから通常のルートを
弥山に向かうという方法がありました。 これには気が付かなかったなぁ。 3人組だと下りをロープウェーにしてもロープウ
ェーで往復するよりまだ安い。 仮に下りを歩くとすれば4000円の節約になります。 それより何より、宮島の自然林をた
っぷりと堪能できます。 今回のお客様もとても喜んでおられました。                        ・

恥ずかしかったことが1つあります。 下りで草臥れてしまい足元がヘナヘナと崩れて何回も転んでしまいました。 その度に
お客様に助け起こしていただく始末で、これは情けないというか何というか。 ジムを休み始めて鍛錬が足りなくなっているの
かも知れません。 そんなことを含めて今回のご案内の様子は後日『ボランティア・ガイド』の項に掲載します。     ・


















































10月26日


ボランティア・ガイドが終わりました


10月24日、フロリダから神経科の元教授ご夫妻をお迎えし広島市内をご案内しました。 平和公園、平和資料館をご覧いた
だいたあと、『お好み村』でランチ、『縮景園』をゆっくり歩いて頂いて広島城天守閣を内堀越しに眺めていただいてホテルに
お送りしました。 翌日は自分達だけで宮島を探訪するというご希望でした。                     ・

教授は膝が悪くて杖をついてゆっくり歩かれます。 電車とタクシーを利用し、施設内はほぼそぞろ歩きでフォローしました。
その間、様々話しながら歩きました。 「原爆被害者として広島の人々の私達への感情はどうなのか?」というなかなか難しい
質問がありました。」 少し外して、「先日オバマ大統領がお見えになった時、一部の被爆関係者から謝って欲しいという要求
がありました。 でも多くの市民は総じて歓迎していたように思います。 むしろ核廃絶の先頭に立って欲しいと願っている人
が多かったように思います。」と私見ですがと断った上でお話ししました。                      ・

厳しい指摘もありました。 「ここを訪れる日本の若者を見ていると、とても陽気に施設内を観光し、Vマークで写真に納まっ
ている。 ヨーロッパだと施設の壁に額を摺りつけて泣いている人が多い。 日本でのこういう光景には違和感を感じる。」と
も。 「日本人は嫌なことはできるだけ早く忘れようと努めるし、執念深いことのほうにむしろ違和感を感じます。」と答えま
したが、はてさてそういう意味では私たちは『お人好し』に過ぎるのかも知れないと思いながら拝聴ました。       ・

また、ヨーロッパでは戦災の施設の保存に国を上げて取り組んでいる。 そのようにして惨禍を記憶に留めようとしている。・
それは大切なことだと思う。 こういう努力をしておかないと人はまた同じ過ちを繰り返すようになるものだ。」とも話されま
した。 反論はできませんでした。 私たちはそういう観点でこの施設を見て来たのか、また案内をしてきたのか、すっかり考
えさせられました。 実は私自身そのことを自問自答しておりましたから。                      ・

奥様がおっしゃったこと。 「一番驚いたのは日本では英語が殆ど通じないこと。 例えばドイツでも中国でも大抵は英語が通
じますが、日本では全くと言っていいほど通じませんでした。 不思議でした。」と言われました。 と言われながら、最初の
内はアメリカ特有のイントネーションに私自身もついていけませんでした。 「日本の英語教育は読み書きが中心でしたので、
コミュニケーションは皆さん不得意なようです。 最近になってネイティブの英語教師を招き小学生からコミュニケーションの
学習を始めています。 近い将来英語に堪能な若者が増えるでしょう。」とは答えたものの、果たしてそんなにうまくいくもの
かどうか、私の経験からしてももう少し本腰をいれないとなかなか難しいかも。                    ・

日本製品は圧倒的な評価でした。 「トヨタの車に30万キロ乗っているが一度も故障がない。 AI車もおそらくトヨタが制
するだろうね。」 「そうなると嬉しいですね。」 「その他の様々な製品を取ってみても日本製の品質は素晴らしいよ。」・
「それに日本にやってきて、人の親切さ、街の綺麗さに驚かされたよ。 それに安全にもね。」 こんな話を縮景園内の『超然
居』に座って景色を眺めながら長々と話し込みました。                               ・

 

安全と言えば、奥様が貴重品をズボンの内側、お腹の部分のポケットに納めておられ、出し入れに大変苦労なさっていました。
例えば財布とかパスポートとか。 それで「日本ではそんなにしなくても盗まれたりはしませんよ。」と笑いました。 奥様も
「そうですね。」と笑っておられました。 「イタリアでもインドでも気をつけないとやられてしまう。 これは世界を旅する
時の危機管理なんですよ。」と話されましたが、翻って自分自身のことを考えるとこういうお国柄で日常を過ごしているだけに
きっと脇があまいんでしょうね。                                         ・


お世話になっているお好み焼き屋さん

今回もランチは『広島風お好み焼き』を食べていただきました。 『お好み焼き』の人気はなかなか高いです。 また、満足度
もとても高いように思います。 今回も教授たちは持参したガイドブックのコピーを示しながら、『Okonomi Vill
age』を楽しみにしていました。 そして「ここに連れていけ。」と何度も言われました。 もちろんその積りですよ。 ・

お好み村3Fにある『お好み焼きRさん』にはとても無理を聞いて頂き、しばしばお世話になっています。 「グルテンフリー
? それに豚肉もダメ? そんなんじゃおこのみ焼きは作れんね。」と門前払いを喰らった店もありましたが、Rさんはお客様
の立場に立って知恵を絞ってくれました。                                     ・

たとえば、グルテンフリーだと生地は使えないし、もちろんうどんやラーメンもダメです。 ソースも使えません。 以前そん
なお客様をご案内しましたが、それでもラーメン代わりに『コンニャクの麺もどき』を使い、豚の代わりにシーフードを使って
生地なしではありますが遜色なく仕上げてくれました。 お客様は大変に喜んでおられました。 いやぁ、この店のホスピタリ
ティーには頭が下がります。 それに若い店長さんの活きがいいのもいい味付けになっています。            ・


 

教授は高コレステロールで豚や甲殻類を禁じられています。 加えてオイスターもダメでしたが、「それならチーズでいきまし
ょう。 鶏や牛はちょっと合いません。 これに『ネギ盛り』ではどうですか?」と念のため魚粉や天華も除けて、それでも豪
華に仕上げてくれました。 「美味しい」とはしゃぎながら74歳の教授は上機嫌でした。 来月2日にご案内を予定している
シドニーからのお客様のランチをお願いして感謝しつつ縮景園に向かいました。                    ・


ギター事情


今日ギターのレッスンがありました。 悪戦苦闘が続いています。 8月10日に楽譜を頂いて2か月余り、たどたどしいなが
ら、やっとやっと何とか通すことができました。 これから完成を目指します。 発表会までもう2か月を切りました。 先生
からは「この曲に込められたベートーヴェンの人生を表現して下さい。 そこそこ通せるようになってからではなく、今から感
情の表現に取り組んで下さい。」と指示されました。                                ・

運指に必死になると感情がこもらない、感情を込めようとすると指が動かない、こんなところが実情です。 私の練習を聞いて
いた孫がポツリと呟きました。 「下手じゃねぇ。」 その孫は年末に大きな舞台に立ちます。 演奏曲はバッハの『シャコン
ヌ』だそうです。                                                ・




























































10月20日



ボランティア・ガイドが終わりました

イスラエルから老カップル2組がおいでになりました。 初日(17日)は早朝にホテルにお迎えし、平和公園→原爆資料館→
縮景園→広島城、18日も同じくホテルにお迎えして大鳥居遊覧航路→五重の塔・千畳閣→厳島神社→大聖院と主だった名所を
ご案内し、厳島神社・大鳥居のライトアップを見て帰るというお客様と大鳥居周辺でお別れしました。 (写真はお客様のご了
解をえて公開しています。)                                           ・

 

ご案内は英語圏の人が多いのですが、たまに今回のようにヘブライ語圏の人だったりギリシャ語圏、イタリア語圏、フランス語
圏のゲストもおられます。 私達がお受けしているのは英語圏の方と、第2言語が英語だったり、その他の地域でも英語が堪能
な方が中心となります。                                             ・

イスラエルの第2言語は英語(他にアラビア語、ロシア語もあるらしい)ですが、どうやら英語は若い世代を中心に使われてい
るようで一歳した人には得意な人は少ないようです。 今回もお一人が私の説明を聞き、ヘブライ語で解説しておられました。
この人たちとの会話で一番ストレスを感じるのは、仲間内では母国語で話されていていきなり英語で振って来られることです。
予測しながら構えておくということができないのです。 特に私のようなビギナーは疲れます。             ・

でも皆さんとても愉快な方達で、疲れてくると「ラッタタッタ・・・」とマーチをハミングしながら、さながら行進のように歩
いていかれたりしていました。 またお地蔵さんの前で『ヘン顔』をしながら写真に納まっていたりとか。        ・

いくつか困ったこともありました。 事前にメールで話し合って決めたことが急に変更になることがままありました。 またそ
の場での急な変更が元に戻ることも。 そのために無理をお願いしていた『お好み焼き屋』さんをキャンセルしたりしました。
どうなんでしょうね、お国柄でしょうか? その辺りはよく分かりません。 まぁ、そうではあってもno problemで
す。 私たちにとっては、何につけ『お客様第一』ですから。                            ・

一つ違和感を感じたことがありました。 今までご案内した人達の多くは『原爆資料館』を見て沈んだ表情でsadという言葉
をよく使われましたが、今回のお客様は「同じだよ。 原爆はたった1発だろう。 シリアでは度重なる空爆で何十人という人
々が毎日のように殺されている。」と無表情に言われました。 「いやいや、もしその1発が原爆だったらもっと悲惨な状況に
なる。 原爆は大量殺りく兵器だということに目を向けるべきだ。」と反論しましたが、現実の戦いを目の当たりにしている人
達との捉え方の違いに考えさせられるところがありました。                             ・

でもまぁ、総じてご案内にはご満足して頂けたのではないかなと思います。 毎日のレッスンの甲斐があって、コミュニケーシ
ョンも比較的うまくいったように思います。 次回は24日、フロリダから元精神科のプロフェッサーがお見えになります。 
それから11月2日に昨年ご案内した人達の友達から直接案内を依頼されています。 それ以降は12月のコンサートに向けて
集中します。 ひょっとしたらコンサートの後でもう1件くらいご案内を引き受けるかもしれませんが、まぁこれで概ね今年も
暮れていきそうです。                                              ・




































































10月10日


このところ

このところ多忙な毎日を過ごしています。 孫たちの運動会が続きました。 叔母の法要で田舎に帰ってきました。 そういう
物理的なことも多くありましたが、どちらかというと『気忙しさ』に支配されています。 こいつです。 ベートーヴェン・ピ
アノソナタ第8番『悲愴』が思うに任せずとことん焦っています。                          ・

僅か6小節をやっつけるのに2週間かかりました。 先生は「大丈夫です。 11月末までにはちゃんと弾けるようにします。
私を信じて練習を続けてください。」とおっしゃるのですが・・・ そうはいっても発表会は12月18日、時は恐ろしい速さ
で過ぎていきます。 楽譜が頭に入らない、指は動かない、テンポはつかめない、一体どうなるんじゃろうか。 その上1日3
時間の練習を課せられています。                                         ・

もう1つ。 いまセルビア娘から『句動詞』を習っています。 1つ1つ調べて、覚えて、使ってみる、根気のいる作業です。
毎日宿題があって、こちらからもかなりのプレッシャーがかかっています。 日常会話のなかにポンポンと入るようになればい
いのですが。 「使ってみる機会は今しかないでしょう。」 そう思うとますますプレッシャーがかかります。 さて今夜のト
ピックスは『体育の日』。                                            ・


休会届

先日ジムに『休会届』を出しました。 このところモチベーションが維持できず、たった1回のジム行に5000円も払ってい
る状態が続きました。 そんなことで暫く休んでみることにしました。 体力的にどうこうということではありません。 かえ
ってウオーキングの機会が増えています。 何故モチベーションが維持できないのか? 分かりません。 まぁ長くやっている
と見たくもないものを見ることもありますし、体作りに疑問を持つこともあります。                  ・


食塩感受性高血圧

どうやら私は『食塩感受性高血圧症』であるらしい。 『食塩感受性高血圧症』は食塩排泄能が低い人が呈する症状で、その面
での腎臓の機能が弱い人らしい。 約半数の日本人はこのタイプのようです。 従ってこのタイプの人は減塩によって血圧低下
の効果が得やすいとも言われます。                                        ・

私は医師の指導を受けて先月から減塩に取り組んでいます。 減塩目標は1日6g以下です。 私は今まで『薄味』の方だと信
じ込んでいましたので食事に気を遣うことはありませんでした(食べたいものを食べていた)が、とんでもない、私の食塩摂取
量はかなりのものでした。 実際に塩分量を計りながら食事を作ってみてそのことに気付き驚かされました。       ・

例えば醤油大匙1杯には2.4g、このくらいの量はすぐにお腹に入ってしまいます。 例えば小松菜を茹でて摺りゴマをかけ
て醤油をかけると少なくとも小匙2杯はいくでしょう。 らきょう酢は100ccに5.6g。 簡単に酢の物を作れますが、
クエン酸サイクルに期待して最後まで飲んでしまえばそれだけで1日の目標量に迫ります。 ラーメンは好きですがハードルが
高過ぎて手が出せません。 8.1g、汁を残しても3.5gというところです。                   ・

現在はかなり質素な食事をしています。 例えば大好きだった魚の煮付けなどは実際に摂取する塩分量が明確でありませんので
控えています。 うどんもお昼の常食として食べていましたが、ゆでた後の残留塩分量がはっきりしないので今は中止していま
す。 この辺りは次回の健診時に栄養士に確認し、どのように食事の幅を広げ楽しんでいくかを研究しようと思っています。・
食べることに楽しみを失っては人生淋しいですから。                                ・

前回と同じことをくどくどと述べてしまいました。 で、何故私が『食塩感受性高血圧症』であるらしいと気付いたかというこ
とですが、毎日計っている血圧が減塩を始めた途端に15〜20も下がりました。 これはもう劇的というかなんというか。・
驚きでした。 食塩排泄能が弱いとすれば摂取量を減らせばよいということでしょう。 現在の摂取量は平均して1日3.5g
です。 これで仮に降圧剤におさらばできたらとてもハッピーです。 その上でどこまで許容でき、どこまで食事の幅を広げら
れるか、やる以上はとことんやってみる積りです。                                 ・













































9月29日


『菩薩様』の友達から

今朝『菩薩様』の友達から電話がありました。 朝餉の支度をしながら、「長く連絡を取ってないけど、どうしとるじゃろうな
ぁ。」と思っていた矢先でした。 この歳になると、「様子を確かめておかなければ」と思う一方で躊躇う気持ちもあります。
お分かりいただけるでしょうか?                                         ・

その人は私のことを『菩薩様』と同じように『昌人君』と呼びます。 「昌人君、今朝由美ちゃんの夢を見たで。 「○○さん
月下美人の花が咲いたんよ!」というとったよ。 今朝の6時頃じゃった。」 随分急き込んだ物言いでした。 「忘れんよう
にメモをしておいて、朝早くじゃけど電話をしたんよ。 月下美人を植えとったかねぇ?」 「月下美人は植えてないけど、酔
芙蓉が咲いとるよ。 由美さんが好きで育てとった花じゃけぇねぇ、大事に育てとるよ。 今朝も3輪咲いとる。」 「あぁ、
それで。」と納得した様子でした。                                        ・

「久しぶりに由美ちゃんの声を聞いた。」とも言っていました。 こちらが連絡をしなければと思っている矢先の電話でした。
それに花こそ違え、どちらも白く咲く美しい花です。 『菩薩様』は今朝3輪咲いたのを見て、そのことを○○さんに知らせに
行ったのだとそんなことを真剣に思いました。 奇しくも昨日は『菩薩様』の月命日でした。              ・


減塩食

先日の定期健診で主治医から勧められた『減塩』に取り組んでいます。 「どうせやるならとことんやってみるさ。」 そんな
私を見て娘のお姑さんが呆れています。 「そこまで気にせんでも果物や野菜などカリウムを沢山含む食物をしっかり食べて、
それで埋め合わせをすればいいでしょう。」と半ば突き放されています。 カリウムねぇ。 効果があるとは聞いていますが、
果たしてどれほどのものなのか、定量的に把握できないものはなかなか信じきれない質でして。             ・

一方こちらはかなり定量的です。 減塩を始めた翌日から私の血圧は15〜20も下がりました。 劇的でした。 そして1か
月、数値は低い値をキープしたままです。 この数値は真実なのか? こんなに劇的だとこの数値自体にも疑いをもってしまい
ます。 ここは専門家の意見も聞いてみなければ。 単に属人的な事象かも知れませんし。               ・

現在はどこまで減塩できるかという観点で取り組んでいます。 栄養士に言わせると、『高血圧の人のリミットは1日6g』、
理想はもっと低く抑えたいのだそうです。 さて結果は・・・この1か月の摂取量は3〜4gというところです。 私の食事?
ひどいものです。 とはいえここまで減らせることは分かりました。 そうはいっても食事には楽しみも大切です。 次の1月
はそういう観点で『減塩しながら美味しく食べる』を追及してみたいと思います。                   ・

どのように取り組んできたか、何を食べたか、こんな話は別の機会に譲ります。 大きな勘違いも沢山ありました。 例えば、
『ラッキョウ酢』を使うと極めて簡単に美味しく『酢の物』が作れます。 しかも飲んでしまえば体内で『クエン酸サイクル』
が回るはずだと思っていたらとんでもない。 何と100ccの『ラッキョウ酢』には5.6gもの塩分が含まれていました。

小さな『ちくわ』1本に0.7g、食パン1枚に0.8g、味噌大匙半分に0.7g、1つ1つは小さいながら食べ合わせると
たちまち大きな数値になってしまいます。 この1か月はこれらを全部棚卸してみたということです。 よく分からない部分も
あります。 例えば『菩薩流そばつゆ』で魚を煮付ける。 さてこの魚から摂取する塩分量はいくらか? 前出の『酢の物』、
『ラッキョウ酢』を残せばどれくらいになるか? この辺りは次回健診時に栄養士さんに確かめてみます。 取り敢えずは手を
出せないでいます。                                               ・















































































9月23日


『弥山』登山

弥山に登りました。 このところ少々疲れ気味で、加えて腰の調子も思わしくありませんでしたので登山を控えていました。・
というより外出にさえ気が進みませんでした。 ところが今朝はとても気分がよく、起き上がったときの腰の痛みも殆どありま
せんでしたので、思い立って出発しました。                                    ・

減塩食の副次効果で見た目はスリムになってきましたが、「こんなふしだらな生活をしていたら健康を損なう。」と自分を叱咤
する気持ちもありました。 こういう自分と闘う気持ちは私たちの年代にとってはとても大切なことなんでしょうね。 まだま
だ若いつもりでいても、気持ちの裏側では確実に老化が進んでいます。 気持ち的にもつい安易に流れる傾向が強くなっていき
ます。 つよく実感しています。 だからこそ自らを叱咤しながら生きていかなければならないのだと思います。     ・

今日は外国、特にアジア系の観光客がとても多かったです。 廿日市埠頭に『ボイジャー・オブ・ザ・シー』という豪華客船が
接岸していて、そこから吐き出された人々が広島・宮島を訪れたようです。 何しろ乗客定員3268人ですからちょっとした
町が移動してきたようなものです。 フェリーから豪華客船の写真を撮りました。 霞んでいるうえに10キロ近くも遠くの写
真ですから余りクリアではありません。                                      ・

 


今日は『大聖院ルート』を登りました。 山門の脇から取りつきます。 山道に入るとwestern peopleが目立つ
ようになります。 Mr.Texanもそうですが、どうやら欧米人はハイキングがお好きなようです。 英語圏の人々とは限
りません。 よくは分かりませんが、イントネーションからすると、スパニッシュ、あるいはポートギースも多く含まれていた
ように思いました。                                               ・

『霊火堂』で暫く『菩薩様』と話し、登ってきたルートを引き返しました。 山門を少し下ったところで濡れた落ち葉に足を取
られて転んでしまいました。 今日は下が悪いので気を付けようと注意深く下ってきましたが、何かに気を取らたかも知れませ
ん。 ただ、長袖に手袋をしていましたので大事には至りませんでした。 この度のように間が空くと固くなっている膝が更に
固くなって下りには堪えます。 下るほどにボディーブローのように利いてきて、暫く休んでは下りました。       ・

沢渡りの少し上でこんな絶景を見ました。 表面が凸凹している敷石の上を下っていきますから、どうやらいつも足元に気を取
られていて今日まで気が付かなかったようです。 廿日市市を見下ろしています。 写真のちょうど中央辺りが私の住処です。
豪華客船はこの写真の更に右側になります。                                    ・


 

下って宮島口からは電車に乗りました。 片道は歩いたのですが、とても歩いて帰る気力はありませんでした。 気力を振り絞
るといっても、常に自分の限界というものを心得ておかなければいけません。 電車では私はいつも立っています。 汗にまみ
れた登山着で座るのは気が引けます。 発車を待つ内に次第に人が混んできました。 観光案内を手にした観光客が乗ってきて
我先に席を確保します。 目の動きが違います。 後続する仲間の席を手で押さえて大声で呼んでいる人も見ました。   ・

その内杖をついた老婆がヨタヨタと乗ってきましたがこの人達は(比較的若い人もいたのに)見向きもしません。 するとすぐ
に若い日本人女性が立って席を譲りました。 小さな子供を抱えたお母さんが乗ってきてむずかる子供をあやしていましたが、
こちらの方は多分アメリカ人と思われる(イントネーションから)中年の女性が立って席を譲りました。 この辺りは民度とい
うのかなぁ。 その夜、この経験を踏まえてセルビア娘とお国柄とマナーについて話し合いました。           ・