7月 6日


まずは近況から

Mr.Texanがやってきて以来暫く間が空きましたが、この間にちょっとした事件がありました。 熟慮した末に今月初め
から始めたことがあります。 成果が見えるまでに1か月、或は数か月かかるかも知れませんが、そのことはまた折をみてお話
ししたいと思います。 もっとも成果が上がるかどうか、それもやってみなければ分からないことではありますが。    ・

ギターの方はコンサートが終わってからも休むことなく次の段階に進んでいます。 結構喘いでいます。 イ長調が佳境に入っ
ていて、\フレットを中心としたハイポジションでの曲が続いています。 これが終わると新しいコードが2つ入ってきます。
それからホ長調を経ていよいよトレモロ演奏に入っていきます。 そんなに遠くない将来に是非『アルハンブラの思い出』をや
りたいと思っています。 その前にもう一度『愛のロマンス』かなぁ。                        ・


ボランティア・ガイドが終わりました

リビングの壁に10月までに予定されているガイドのメモを張り付けて管理しています。 5つが同時進行ともなると、それぞ
れがどこまで進んでいるのか、その管理も厄介なことになります。 既にスケジュールに納得して頂いている方、提案し返事を
お待ちしている方、全く手つかずの方、それらを日々確認しながら許されない漏れ・忘却に対処しているところです。   ・

昨日(7月5日)にはその内の1つを無事に外すことができました。 昨日1日限りのガイドでしたが、『ドバイ』からお越し
になった若いカップルのご案内を終えました。 『ドバイ』と言ってもお仕事の関係でスペインから10か月前に移り住んだメ
キシコ出身のご主人と、イタリア出身の奥様でもちろん英語は大丈夫な方達でした。                  ・

余談になりますが、彼らの話によると『イタリア語』と『スペイン語』は極めてよく似ていて、お互いがそれぞれの言語でしゃ
べっても意味はちゃんと通じるのだそうです。 もっとも今時点彼らがしゃべっている言語がどちらなのか、私には分かりかね
ます。 ともあれそういう知識が得られるというのもこのボランティアのご褒美ということでもあるでしょう。      ・

改めて思うのですが、新幹線は本当に凄いですね。 お客様は朝7時20分に京都を発って9時05分にはもう広島に到着。・
少しゆとりを持って広島駅にお迎えしたい私が我が家を出たのが7時30分でしたから、いかに不便なところに住んでいるとは
いえ新幹線の速さには驚かされます。                                       ・

予め「白に縦じまのシャツ、クリーム色のパンツと帽子、ダークブルーのショルダーバッグ、それに少々shortです。」と
風体を紹介していましたから、遥か彼方からニコニコと手を振りながら改札口にやって来られました。 すぐに山陽線下りに乗
り換えて宮島を目指しました。 時間通りの順調なスタートでした。                         ・

宮島口からはタクシーで大野桟橋に向かいました。 初っ端に大鳥居遊覧航路で強烈な印象を与えたいといういつも通りの狙い
でした。 「フェリーならJRパスが使えてfreeなんだろう?」という方もおられますが、お客様の希望が第一優先として
も、ここだけは出来るだけ説得に努めます。 大抵の人から「勧めて貰ってよかった。 素晴らしい経験だった。」と感謝され
ています。 そのことをお伝えするようにしています。                               ・

もちろん潮の加減で断念せざるを得ないケースもありますが、できるだけここを中心にストーリーを組み立てるようにしていま
す。 今回は潮も高くベストでした。 遊覧船は頭を大鳥居の真下まで持っていきます。 中でもここが一番の見せ場です。・
beautiful, amazing, incredible, wonderful, marvelous, coo
l, perfect, ありとあらゆる感嘆詞が飛び出してきます。 ガイド冥利に尽きますね。           ・

 

宮島桟橋からはまっすぐに『五重の塔』と『千畳閣』に向かいました。 ここも見せ場の1つです。 商店街から郵便局の角を
左に折れて町屋通りに入り、まず町屋通りの狭間から眺める『五重の塔』に感嘆していただきます。 それから更に奥まった道
を『塔の岡』に登り、茶屋の脇から『五重の塔』『千畳閣』に誘いました。 何といってもこのルートからのアプローチがベス
トです。 1つ1つの景色に感動していただけます。                                ・

ここでは建築様式や絵馬を、また直近の廊下から『五重の塔』の五層の屋根の持つ意味などを説明しました。 下って『厳島神
社』に入ります。 まずは入り口で身を清めていただきました。 もう京都の神社なども訪れておられますので作法はよくご存
知でした。 『厳島神社』の一番人気は何といっても『結婚式』です。 私達が入った時には運よく式後の写真撮りが行われて
いて、花嫁の後を追うようにして興味深くご覧になっていました。                          ・

大聖院では観音堂地下の『戒壇巡り』と摩尼殿2階からの眺め(弥山山麓や大鳥居、五重の塔など。 ここからの景色は捨てが
たい。 また涼風に一時疲れを忘れることができる。)を堪能していただき、『もみじ谷』を経由して桟橋に戻りました。 大
聖院参道の足下(山門から登り始めた石段の脇)に五百羅漢像が安置されています。 鐘楼の下に『霊宝館』があり、その脇を
下ると五百羅漢像の参拝道に入ることができます。(山門の脇から登ることもできます。) 夫々の違った顔かたちや赤い帽子
が興味をそそるようですので、下りにはいつもここをご案内するようにしています。                  ・

宮島桟橋正面のコーヒー屋さんでサンドウイッチとコーヒーをテイクアウトしフェリーに乗り込みました。 時間に追われてい
る時には「これも選択肢かなぁ。」と思います。 運行時間10分の間にお腹に詰め込んでいただきます。 そしてJR内では
次の目的地、今回は『平和公園』のスケジュールとアウトラインを説明しておきます。 これも大切なところ。 お客様の協力
も得やすいです。                                                ・

平和公園はパターン通り、先ずは『爆心地』から案内を始めます。 『爆心地』→『平和公園』→『相生橋』→『平和の鐘』→
『供養塔』→『原爆の子の像』→『平和の灯』→『慰霊碑』とご案内して『資料館』に至りました。 資料館内の説明は私の手
には負えません。 なにしろ資料が多すぎます。 このため今までは『音声ガイダンス』をお勧めしてきましたが、今回は「簡
単な説明書きがあるならそれで十分だ。」と言われましたのでフリーハンドで入って頂きました。 これは是非見て欲しいとい
うものが幾つかあります。 それさえ押さえておけばというのも選択肢かも知れません。                ・

かなりいい時間になってきました。 本通りを突き抜けて『お好み村』に入り、各階のお店をザラッと見て頂いた後で行きつけ
の店に入りました。 ドバイから来られると聞いた時には食べ物が心配(宗教的な意味での)でしたが、この人たちは豚もお酒
も大丈夫、ただ海老と牡蠣にアレルギーがあるようで、店員さんにそれだけは避けて頂くようお願いしました。 「東京で食べ
たお好み焼き(関西スタイルらしい)とは随分違う。 こちらの方が好みだ。」とヘラを巧みに扱いながら鉄板から平らげて、
「チャラーン!」などと言って手を広げていました。 かなり面白い人達でした。                   ・

 

そして新幹線のプラットフォームまでお送りし、記念写真を撮って新幹線が見えなくなるのを見届けてから帰路につきました。
深夜になって以下のメッセージが届きました。                                   ・
We arrived sound and safe at our hotel with no problem at
all. We want to thank you again so much for your kindness
and time today. The tour was wonderful and we truly enjoy
ed your company. We will remember Miyaima island, Hiroshi
ma and you!                                             ・


とんでもない

今日になってカメラをパソコンにつないで写真を確認しました。 驚いたことに、殆どの写真が携帯メール・サイズになってい
て、とんでもないことになっていました。 このぼんやり、ノッペリの写真ではきっと彼らもがっかりするに違いありません。

先日の修理では「異常はありませんでした。 設定は全て初期状態に戻しておきました。」といっていたのですが、本当にとん
でもない、ダイアルに手が触れただけで設定がコロコロと変わります。 「何をやっているんだ!」と怒鳴りつけたい気分でし
たが、言っても詮ないことと、黙って再修理を依頼しました。                            ・

折角撮った写真なのに、彼らには申し訳ないことをしてしまいました。 ましなものだけ送って平身低頭しておきます。 彼ら
にとってはワンチャンスだったかもしれないこの旅の思い出がこれでは、いくら何でもなぁ。              ・





































6月27日



黄昏亭開店

『Mr.Texan』をお招きして『黄昏亭』を開店しました。 久しぶりでしたね。 4月19日以来でした。 丸々2か月
かぁ。 その時に「次回はスパイシーなメキシカン料理を作ってくれ。」とお願いしていましたが、彼が言うには、「今回はク
リスピーな奴を食べさせてやる。」といいます。 「ライスはいらない。 メキシカンビールだけを用意して待っていてくれ。
」ということでした。                                              ・

阿品駅に現れた彼は大きな肩掛けバッグを持っていました。 中からは出てくるわ出てくるわ、数種類のスパイス、クラッカー
クリスピーなタコスの皮、ミンチ肉、パクチ、レタス、アボカド、メキシカンビアーには付きもののライムなどなど。 まずは
ライムをスライスし、ビール瓶の口から押し込んであおりながら準備に入りました。 メキシカンビールの販売店には「このビ
ールはライムを絞って飲むのがトレンドだ。」と書いてありました。                         ・

 

まず「大きめの皿を出せ。」といいます。 そして三角形の『何とかchips』を乱雑に並べ、チーズを振りかけ、トマトや
らアボカトのスライス、唐辛子のピクルス、スパイシーに炒めた微塵玉ねぎと挽肉 更にチーズを振りかけて『chips』で
蓋をします。 そしてオーブンにかけ190度で10分くらい焼いたかな。                      ・

 

出来上がりはこんな具合になりました。 『chips』にトッピングして食べると、かなり辛いですがとても美味しく頂けま
した。 特に『唐辛子のピクルス』がビールとよく合いました。 これがその1皿です。                ・

次に「もっと大きな皿を出せ。」といいます。 「こんなものでいいか?」と大皿を取り出すと、「よしよし!」と言いながら
野菜を盛り付け始めました。 「これは何だ?」と尋ねると、「これがタコスになるのさ。」とどんどん盛り付けます。  ・

 

トマト、アボカド、レタス、パクチ、唐辛子のピクルス、ライムはビール瓶に押し込むものです。 他には『玉ねぎと挽肉を飴
色』になるまで炒めたものも準備しました。 そうそう「これがパクチだ。 カメムシ、カメムシ」と騒いでいましたね。 へ
〜! 前回に教えたこと(匂いのことです)だけど、ちゃんと覚えていたんだ。                    ・

これらを『shell tacos』といいますから『貝の形をしたタコスの皮』に『玉ねぎと挽肉の炒め物』と一緒に詰め込
みます。 更に辛い『タコスソース』をたっぷりかけてオーブンで焼きます。 で、焼き上がったものが下の写真です。  ・

 

「これもタコスだ。 メキシコには40種類ものタコスがあるが、これも有名だ。 さぁ喰ってくれ!」 早速頬張ります。・
これもかなり辛いですが、爽やかなライム入りメキシカンビールによく合います。 瞬く間に平らげて、更にもう1枚焼いても
らいました。 ビールが尽きるとウイスキーに切り替えます。 「安物だけど、これで我慢してくれ。」と言いながら飲み、食
べ、話に花を咲かせました。                                           ・

「アメリカの牛肉には成長ホルモンが使ってあって危険だと聞いたが知っているか?」と尋ねると、「Of course、し
かも牛や豚だけじゃなくて鶏には抗生物質が使われている。 アメリカでは大きな社会問題になりつつあるよ。 日本ではまだ
余り知られていないけどね。 子供の成長が異常に早くなり、女の子の生理が早まったりしている。 big problem
だよ。 いまアメリカではオーガニック専門店が増えている。 少し高いが富裕層の間で人気が高まっているよ。」    ・

包装を示しながら「この肉には『豪州産』と書いてあるけれど、この漢字が読めない。 どこの国の肉なんだ?」 「オースト
ラリア産だよ。 オーストラリア産なら少なくとも『BSE』は安全だ。 でも成長ホルモンが使われているかどうかは知らな
い。」                                                     ・

それから彼の結婚のこと、私の英語学習のこと、彼の帰国のことと次々と話しは移っていきました。 「一応9月15日に日本
を離れるように考えている。 マンションの解約とか送金とかでとても忙しい。 学校はユタではなくてノースカロライナにし
た。 入学は問題なしだけど、卒業後にどうするか、そこは未定だ。」                        ・

「結婚はどうするんだ? 意中の人はいるんだろう?」 「いるよ。」 「結婚式には招待してくれるんだろうな? 日本です
るのかアメリカでするのか知らないけれど、呼んでもらえたら必ず行くよ。」 「もちろん招待するよ。」        ・

 

「9月に離日だったら8月に送別会を計画しようと思う。 どうかな?」 「thank you!」 「次回は活き造りで刺
身を食べさせてやる。 楽しみにしておいてくれ。」 「その前に弥山に一緒に登りたいがどうか?」 「OKだ。 日程を決
めたらメールで知らせるよ。」 と締めくくり大雨の中を電停まで送りました。                    ・












































6月24日



日帰りドック

『日帰りドック』にいってきました。 私は毎年誕生月に定期健康診断を受けることにしています。 『菩薩様』が逝くまでは
「元気でいてやらなければ」と考えていましたし、今では「迷惑をかけないように、生きている間は健康に」という思いから同
じ病院で欠かさず受診しています。 同じ病院でというのはデータの蓄積があるという意味で「大切かなぁ。」と思います。・

「ちょっと腹囲が大きくなりましたね。」と言われました。 「はい、体重のコントロールに失敗しました。」 「どういうこ
とですか?」 「様々あって運動量が減っています。 なのに食べる量は変わっていません。」 「様々あって?」 「どうも
マルチジョブができない不器用な人間ですから。 他に気がかりなことがあるとそちらに集中する傾向があります。」 「週2
〜3回のステーショナリー・バイクだと結構な運動量なのじゃないですか?」 「以前は週4日、それに水泳もしていましたか
ら。 やはり足りてないんでしょうね。」 こんなやり取りでした。                         ・

最後に総合診断がありました。 「全般にはまずまずのデータです。 あえて言えばLDLが年々高くなっています。 このま
ま増加傾向が続くと動脈硬化や高血圧の原因になります。 お腹に脂肪が付くようだとLDLは増えます。」 低ければいいと
いうものでもないようですが、やはりここでも運動量の不足に思い当たります。 「どんなものを食べるとよくないですか?」
「よくないものより、いいものを揚げると青魚ですね。 サンマとかサバとか。 それにオリーブオイルもいいですよ。 牛や
豚は控えた方がいいでしょう。」 「私は平素牛や豚は殆ど食べません。 青魚や鶏が多いです。 ということはやはり食べ過
ぎですかね。」 思い当たるふしが多すぎて、納得の健診結果でした。                        ・

これはあくまで私見ですが、『食べて太るのは健康な証拠』と考えています。 ある程度は食べて、運動量で出入りのエネルギ
ーのバランスを取っていくのが健康維持のあるべき姿なのではないでしょうか。 余談になりますが、ジムの更衣室でジム友に
逢いました。 「山に行っていますか?」と聞かれましたので、「登山靴で足を痛めました。 下りで爪先が詰んでしまって」
と話したところ、ニヤリと笑って、「そりゃぁ上が重くなっているんじゃないですか。」と言われてしまいました。 どうやら
はた目にもそれと分かるようですね。 来年の健康診断までにもう一度身体を作り直して審判を仰ぐ。 これを次の1年の目標
にしましょう。                                                 ・




























6月19日



ギター・発表会

何度かお話ししてきましたが、今日は私たちのギター教室の発表会でした。 私の演奏曲は皆さんよくご存じの『白い恋人達』
1968年にフランスのグルノーブルで行われた第10回冬季オリンピックの記録映画のテーマ曲で、フランシス・レイが作曲
した曲です。 日本ではザ・ピーナツが歌って有名になりました。 また、ポールモーリアが演奏して甘美な印象を与えました
が、私の発表曲は彼の曲をコピーしたものでした。                                 ・

『菩薩様』は映画音楽が大好きでした。 中でもこの曲がとても好きで、確かママさんコーラスでも歌っていたと思います。・
今回は先生に勧められて『菩薩様』に捧げることにしました。 選曲に当たってちょっとした逸話ができました。 映画音楽集
には同じ曲でも『初級編』『上級編』があって、私が『上級編』をやると言ったら先生は渋面を作られました。 私の力をご存
知ですからまぁそうなんでしょう。 「皆さんご存知の曲ですよ。 それにかなり難しいです。」とおっしゃって『初級編』を
選んで欲しいご様子でした。 最終的に「じゃ、やってみましょう。 でも逃げ出さないで下さいよ。 今日からこの曲だけに
専念して下さい。」と念押しされて選んだ曲でした。                                ・

結果はどうだったかというと、失敗もありましたが、それはそれとして私なりにかなり完成度が高い演奏になったと思います。
頻繁に指の切り替えがありますが、音が割れることもなくフィナーレの1音もよく響かせられたと思います。 退路を断つ積り
で新しいギターを購入し、そのギターに相応しい演奏を目指してきましたが、道半ばとしても私なりに満足できる演奏になりま
した。 その新しいギターが出来上がるまであと4か月というところです。                      ・

さて孫の方ですが、バッハの『主よ、人の望みの喜びよ』を演奏しました。 1990年代の旧式コンピュータと2016年の
win10を搭載した最新鋭機ですからとても太刀打ちは出来ません。 もう遥かに遠い所に行ってしまいました。 まだ小学
4年生ですから無理からぬところもありますが、もう少し指に力がつくこと、それに曲の背景が理解できるようになるともっと
感動的な演奏になるでしょう。 何れにしても参りました。 母親のスパルタ度が凄いという人もいたりして。      ・

 

茶話会があって、後は恒例の『打ち上げ』になりました。 大人組はうち揃って広島駅前のビアガーデンに出掛けました。 こ
れも楽しみの1つです。 そして失敗のこと、成功のこと、楽器のこと、あれやらこれやら楽しく語らいました。 そのさなか
凄いことが起こりました。 集中豪雨です。 これが最近流行のゲリラ豪雨という奴でしょうか、雷を伴ってバリバリとテント
を叩きます。 端に席を取っていた人は慌てて中心部に避難していました。 大半はカープのユニフォームをお召でいらっしゃ
いました。 今日も勝ったようですね。                                      ・


昨夜の夕食


久しぶりに娘のお姑さんと長話をしました。 孫の話になるとどうしても長くなりますね。 ジジバカにバババカです。 「今
夜は何を食べてです?」と聞かれましたので、「そうですね、例によって根菜の蒸し料理にしようかと思っています。」とお話
ししたところ、こんな提案がありました。 先日テレビで見て作ったんですがね、そうめんに『サバの水煮』を混ぜて、適当に
野菜を散らして食べたら美味しかったですよ。 やって見られたら。」というお話でした。               ・

「これは頂きかなぁ。」と思って早速作ってみました。 そうめんはよく食べます。 特に暑くなってからはお昼に食べること
が多いです。 何度も話しましたが、私の田舎は手延べそうめんの産地で、よく知り合いが送ってくれたりします。 それで茹
で具合などは熟知しています。 また、『菩薩流蕎麦つゆ』という強い味方もあります。 旨い具合に一昨日『蕎麦つゆ』を作
っていました。                                                 ・

 

さて材料なのですが、お姑さんのいう『サバの水煮』はありませんでしたが、『シーチキン』がありました。 他にはキュウリ
人参、それに大葉はベランダで育っています。 これだけ揃えば何とかなるでしょう。 そうそう、『牡蠣醤油、味付け海苔』
もありました。 早速そうめんを茹でます。 茹であがったら流水でしっかり洗います。 後は混ぜ合わせるだけですね。 ま
ず茹であがったそうめんと『シーチキン』を混ぜ合わせ、『菩薩流蕎麦つゆ』で味を調えます。 そしてスライスした人参とキ
ューリを加えます。 最後に大葉のスライスと『味付け海苔』をトッピングして出来上がり。 ベリー・グーでした。   ・


ボランティア・ガイド事情

昨日イギリスからのお客様のガイドを引き受けました。 昨年までは比較的自分でも何とかなりそうなお客様のガイドを中心に
お引き受けてしていましたが、このところ自分の都合がつく依頼にはできるだけ手を上げるようにしています。 クラブのメン
バーでありながら貢献できないというのは申し訳ありませんし。                           ・

それで今日現在お受けしているガイドを再確認してみました。 7月5日ドバイから、7月30日イギリスから、8月11・1
2日オーストラリアから、9月10・11日フロリダから、10月17・18日イスラエルから、これらがいま決まっているス
ケジュールです。 今後も自分のスケジュールと相談しながらお引き受けすることになるでしょう。 『知的な終楽章を生きる
』、この自分自身の目的・課題を達成するためこれからも頑張り続けたいと思います。                 ・


































6月14日



ボランティア・ガイド、飛び込み編

昨年ご案内した方のお友達からご指名を頂きました。 「これはお引き受けしなけらばいけないだろう。」と手を上げておりま
したが、クラブのボスから担当するように指示がありましたので、先方にお引き受けする旨連絡し、合わせていくつかの質問を
させて頂いてご返信をお待ちしておりました。                                   ・

ところが、12日の夜になって、「私達は昨年ご案内いただいた者(上記の方と同じ方です)の息子と妻です。」と14日の依
頼が届きました。 クラブを通さないで直接依頼があったのは初めてのことです。 「エッ! これってどうなっているの。・
びっくりポンや。」、と2つの依頼にちょっと混乱気味。 それに明後日の案内では準備するいとまもありません。 更に19
日のコンサートが迫っています。 かなり悩みましたが、ここはやはりご案内するしかないなぁ。」と決断してお引き受けする
旨連絡をしました。                                               ・

そしてすぐに相手方のスケジュールと希望をお窺いして、その夜の内にご案内のスケジュール案を作り提案しました。 作り終
えた時にはもう0時を大きく回っていました。 14日10時20分にホテルロビーで落ち合い、平和公園→お好み村→宮島千
畳閣・五重塔→大聖院観音堂・摩尼殿→厳島神社→大鳥居→町屋通り、とご案内することにしました。 広島、宮島を1日でご
案内するとなるとかなりタイトなスケジュールになります。                             ・

14日朝、ホテルにお迎えし、まずは平和公園からご案内を始めました。 じっくりとご覧になっておられます。 こちらは気
が急くのですが、折角楽しみに来られているお客様に「急げ、急げ!」と言うのも酷ですから、ある程度相手の動きに合わせて
ご案内します。 スケジュールからはどんどん遅れていきます。 時計を睨みながら気を揉んでおりました。 昼食の『お好み
焼き』の後でタクシーを使わせていただいて、広島駅で何とか遅れを取り戻しました。 綱渡りのようなものでした。 これな
ら何とかなりそう。 そこで思惑をしていた『大鳥居遊覧航路』を提案しました。 「宮島まではお持ちのJRパスで渡ること
ができます。 でもこの提案には余分な運賃が必要ですが、ショートクルージングを利用すると素晴らしい光景に出会うことが
できます。 きっと感動されます。 お約束します。」とお勧めしました。                      ・

「It’s your choice.」と言ったのですが、すぐに同意を頂いて、タクシーで大野桟橋に向かいました。 潮
位の関係で大鳥居の真下まで入れるかどうか少し心配していましたが、ギリギリ大丈夫でした。 そして大鳥居周辺を遊弋し、
この感動的な景色を十分に堪能して頂きました。 お二人とも我を忘れているご様子でした。 特に奥様は何によらず積極的な
方で、いつも「見ておくのは今でしょう!」とばかりに積極的に動かれました。 彼36歳、フロリダ生まれで今はフィラデル
フィアでコカ・コーラの本社勤め、彼女34歳、ペルー生まれで市役所の職員ということでした。 なかなかの好男子とエキゾ
チックな美女でした。                                              ・

時々ご両親の話を交えながらご案内しました。 「一緒に弥山に登りました。 少なくともお一人1本の水をご持参下さいとお
勧めしたのですが、2人で1本で十分とおっしゃいました。 ところが・・・」 「run out? ha!ha!ha!」
と笑い転げておられました。 「それで彼らはどうしたんだ?」 「大丈夫、私が余分に持っていましたのでお分けしました。
」 また、大聖院観音堂地下の戒壇巡りでは、「中は真っ暗です。 でも床はフラットで安全です。 左手で左の壁を触りなが
ら歩いてください。 33体の違ったお姿の観音菩薩を拝観できます。 と説明して入りかけたのですが、お母さんは恐れをな
して、私は外で待っていますとお入りになりませんでした。」とお話しすると、この話にも笑い転げておられました。 何しろ
『毎日テニスと鉄アレイでトレーニングを欠かさない、風貌もナブラチュロアに似た』鉄人のようなお母様でしたから。  ・

厳島神社では入り口で『お浄め』をしていただき、本殿前で『お参り』の作法もお教えしました。 天神社で『トランプはお断
りだ!』という絵馬を見付け、笑いながら「あなたは誰がふさわしいと思うか?」と振られました。 「世界のリーダーには品
位が必要だと思う。 そういう意味ではサンダース氏が一番お似合いかな。」とお答えしました。 ところが、この『サンダー
ス』の発音がとても悪かったみたいで、なかなか通じません。 「民主党の候補者の・・・」 「あぁサンダース。」 この発
音はまこと全く違っていました。 これじゃぁ分からんわなぁ。                           ・

 

今回もリスニングにはとても苦労しました。 聞き直しては理解するという具合で、私の耳は一向に成長してくれません。 「
どこの国の英語が一番聞き取りにくい?」といいますから、正直に「アメリカ英語」とお答えしました。 ズッコケのジェスチ
ャーで、「じゃ、どこの国の英語が聞き取りやすい?」と再問。 「私にはオーストラリア英語、それにカナダ英語が比較的聞
き取りやすいです。」とお答えしたことでした。                                  ・

最後に三笠が浜から見る『大鳥居』にご案内し、「Masatoはいまだに英語にもがいているとご両親にお伝えください。」
とご挨拶して宮島口駅でお見送りしました。                                    ・


ボランティア・ガイドの項に

似たようなものですが、『ボランティア・ガイド』の項に少しだけ詳しく載せましたのでご覧になってください。     ・


お友達の方は

さてお友達の方は少し先になりますが、9月10日、11日にお見えになります。 フロリダにお住まいで、昨年お出になられ
た方とはテニスやヨガを通じて親しくされているそうです。 写真を送って下さいましたが、ご夫妻とお嬢様(アダルト)の3
人でお見えになります。 メールを拝見すると夫々に食べ物に好みがおありですし、なによりお嬢様がアレルギーをお持ちだそ
うですから、言葉に加えて食事にも苦労がありそうです。                              ・



















































6月10日



広響定期

今日は広響第361回定期演奏会でした。 最初につい先日お亡くなりになったヴァイオリン奏者・津田芳樹さんを悼んで『シ
ベリウス:悲しきワルツop.44−1』が献奏され、楽団員により黙祷が捧げられました。 末期癌だったにも関わらず先月
の定期、翌日のリサイタルもこなされ、最後まで音楽家としての人生を全うされました。 本当にお疲れさまでした。   ・

いつも座っておられた第2ヴァイオリンの席には白い花盛が手向けられていました。 ふと『菩薩様』を見送った時のことを思
い出しました。 そして残された人はこれからどのように悲しみを乗り越えていかれるんだろうか・・・と。       ・

さて今日の演目は『シューベルト:イタリア風序曲第2番ハ長調』『ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調』『シューベ
ルト:交響曲第7番ロ短調「未完成」』の3曲でした。 指揮兼コンサートマスター兼ソリストはウイーン・フィル第1コンサ
ートマスターのフォルクハルト・シュトイデさんでした。                              ・

この演奏会はシュトイデさんが広響のミュージック・パートナーに就任された披露公演でした。 先般はマルタ・アルゲリッチ
さんが『平和音楽大使』に就任され、広響と世界的な音楽家との結びつきがますます太くなっています。 そして私たちはワン
ランク上の音楽を楽しむことができるようになるでしょう。 今日も素晴らしい演奏でした。              ・

ちょっと面白い話を1つ。 面白いというかエッ!というような光景をみました。 チケット交換に会場に向かう途中、駐車場
の縁石に腰をおろし、背中を丸めてお弁当をつついているシュトイデさんをみました。 お上手に箸を使っておられましたが、
世界的な音楽家が駐車場の片隅でお一人コンビニ弁当をつついている図の落差にはちょっと違和感を覚えました。 不思議な光
景でした。                                                   ・

これは余談ですが。 チケット交換所で『茅渟夢想氏』に出会いました。 ちょっと立ち話をしましたが、何だか町内会の役員
を引き受けて忙しくされているのだそうです。 暫くじっくりと話す機会がありませんでしたので、ギターの演奏会が終わった
ら『黄昏亭』を開店し近況を交換し合おうと思っています。                             ・

















































6月 9日



最近太目です

このところ特段の変化もなく平凡な毎日を過ごしています。 あえて言えば、またまたお腹まわりが成長してきています。・
登山靴で足を痛めていたり、緊急事態で検査入院したり、ガイドで一杯一杯になっていたり、演奏曲がなかなか身につかず焦
っていたり、そんなことが重なって運動不足が続いていました。                          ・

最近になって少し落ち着いてきましたので、取り敢えずジム通いを始めました。 でも、ダブついた腹まわりは一朝一夕には
ねぇ。 合わせてお酒も控えています。 毎晩の晩酌をできるだけお休みにするようにしているのですが、でも口は卑しいと
いうか、ついウイスキーのボトルに手が伸びたりしています。 軟弱な性格ですから。                ・


ギター曲


譜点、逆譜点の効果があったか、苦手なところがかなり解消されてきました。 あと1か所、それに暗譜があやふやなところ
がありますから残された10日間でどうにかやっつけたいと思っています。 一方孫はもはやバッハです。 「どう?」と聞
いたら、「まぁまぁ」と言っていましたので、アイツのことですからこの時期から一気に集中力を高めてやりきるでしょう。
今月19日(日曜日)、ズームズームスタジアム近くの『音楽茶房ムシカ』です。                  ・


ボランティア・ガイド

次回のボランティア・ガイドが動き始めています。 来月の5日、アブダビにお住いの若いイタリア人、メキシコ人のカップ
ルがお越しになります。 既にスケジュールの摺り合わせは終わっていて、後は予定時刻に広島駅新幹線の改札口で落ち合う
ことになります。 今回もうまい具合にいい潮と重なって、『大鳥居遊覧航路』からのスタートになります。 感動していた
だきましょう。                                                ・

その次は8月11日にシドニーがら老カップルがお見えになります。 こちらも早々とスケジュールは固まっています。 お
嬢様が大阪にお住まいで、そこを中心に2か月間の長い旅を楽しまれるようです。 こちらは潮の加減で『大鳥居遊覧航路』
にご案内することはできません。 もう一つ、10月17日、18日に2組の老?カップルがイスラエルからお見えになりま
す。 こちらはまだ先のことなのでお引き受けすることのみお知らせし、スケジューリングはもう少し後にさせて頂いていま
す。 ギターの発表会が終わるまでは・・・まだ動けんなぁ。                           ・

と言っているところへクラブのボスから新しい依頼が照会されました。 6件まとめて送られてきたのですが、目を通すうち
に聞き覚えのある名前に気がつきました。 どうやら昨年ご案内したフロリダからのご夫妻のお友達が私をご指名のようなの
です。 これはやらざるを得ないでしょう。 早速手を上げさせて頂きました。 ボスからご指名があれば9月10日、11
日のご案内になります。 弥山登山を含みます。                                 ・
























6月 1日



今日は誕生日

今日は私の72回目の誕生日でした。 『菩薩様』が逝って3年半、よく生きてきたなぁと思う。 『今までのようにいそい
そと生きてね。』、『菩薩様』に後押しされながら生きてきました。 思えば、思わず大声で叫び出したくなるような『恥』
ばかりの人生だった。 あの時はああすればよかった、この時はこうすればよかったと『反省』ばかりの人生だった。 それ
でも生きてきてよかったなぁと思う。                                      ・

一人だけの誕生日だし、今日くらいは自分を祝ってもいいよなぁ。 ジムで汗をかいた後でふと思いました。 それからマー
ケットに出掛け牛肉とワイン、それにポタージュを買いました。 私は牛肉を殆ど食べません。 3月15日に『若い友人』
をお迎えして以来かなぁ。 その前はお正月明け。 普段は魚と鶏が中心で、たま〜に豚というところです。      ・

でも牛肉の美味しさはよく知っています。 世の食材の中で、あの脂肪ほど美味しいものはないと言われます。 でも買った
牛肉はアメリカ産の輸入肉、ケチでいう訳ではありませんが、私はどちらかというとあっさり系の方が好みです。 後はあり
合わせの物を付け合わせました。                                        ・

ワインは標準サイズでは大きい(多分1回しか飲まない)が、300mlでは少ないようだと悩んでいたら550mlという
のがありました。 島根産の甘口とありました。 ちょっと失敗、よく見て買えばよかった。 甘過ぎました。 それに大方
半分が残りました。 悩まずに300mlにすればよかったなぁ。 ワインは昨年末のギターの発表会以来でした。 ことほ
ど左様にワインに関しては殆ど何も知りません。                                 ・


 

で、こんな料理を『菩薩様』と一緒に食べました。 誕生日にあたって何か特別に決意をしたということはありません。 淡
々と時を過ごしました。 今まで通り、ギターは続けるでしょう。 まだまだあのギターは孫には譲れません。 ボランティ
ア・ガイドもやります。 クラシックも楽しみます。 そうそう、定期会員の年会費を払いこまなくては。 登山靴がなかな
か合わないのでそちらはご無沙汰ですが、トレーニングも続けます。 それにこのように『何気ない日常』を綴り続けようと
思っています。 そんなところですかね。                                    ・


壊れる

ちょうど時期が重なっているのかも知れませんが、物が次々と壊れます。 先日は洗濯機が壊れました。 おかしな音がする
なぁと思っていたら排水弁を制御するモーターが壊れていたようです。 水が溜まりませんから当然洗濯はできません。 こ
ちらはギリギリ保証期間にかかっていましたので金銭的には事なきをえました。                   ・

そうこうしているうちに給湯器が壊れました。 アナログ機器だと「これは何だか怪しいぞ。」と気付く期間がありますが、
ディジタル機器はある日突然に壊れます。 シャワーをしているうちに急にお湯がでなくなり、それ以降はウンともスンとも
とも言わない。 参りました。                                         ・

汗ばむ季節になるとシャワーのない生活は考えられません。 かといって水ではまだまだ冷たい。 早速修理を依頼しました
が、「取り調べのための出張費や部品代を考えると新しいものに変えた方が結局安上がりですよ。 それにもう15年にもな
りますから部品も揃わないかも知れません。 一般的にはもう寿命ですね。」といわれて新品に取り換えることにしました。
こちらは結構な金額でして。                                          ・

後は何が壊れるだろう。 エアコンが25年、もうかなり怪しいです。 次は冷蔵庫かなぁ。 車も初度登録が平成10年で
すからかなりクラシックになりました。 でもこちらはダウンするまで乗り続けようと思っています。 車か私か、どちらが
ダウンが早い?というところです。 これは『壊れる』ということではありませんが、『次の冬をどう凌ぐか』これも課題で
す。 結露を防ぎながら暖かく過ごしたいし。                                  ・

















































5月30日


多忙な週末

多忙な週末を過ごしました。 かなり疲れています。 25日がギターのレッスン。 レッスン日前の数日はかなり追い込み
ます(自分の流儀として)からそれも結構堪えました。 そして26日、27日がボランティアガイド。 ところがオバマ大
統領の来広で27日の午後に予定していた平和公園が入園不可となり、その部分が28日の午前に回りました。 従って今回
のガイドは3日間にわたることになりました。 歩行数も16,000歩 15,000歩 13,000歩とこの3日間は
よく歩きました。                                               ・

28日、ガイドの後で大学の公開講座を受講して帰宅するとメルボルンからメールが届いていました。 「オバマ大統領が来
広されましたが、広島の人々はどのように受け止められていますか?」という質問でした。 かなりハードな質問でしたが取
り敢えずその日の内に返しておきました。 「『安らかに眠って下さい。 過ちは繰り返しませぬから』 慰霊碑に刻まれた
このメッセージの主語は誰なのかという議論がありました。 「つまり、罪を犯したのは『我々』ではない。」という意見で
した。 広島市は主語を『平和を希求する全人類』と解釈しこの議論に終止符を打ちました。 今では多くの市民は『罪を憎
んで人を憎まず』と考えています。 そして核廃絶の先頭に立つ世界のリーダーの来広を心から歓迎しています。」 こんな
意味のことをお返ししました。 でも作文は結局深夜に及んでしまいました。                    ・


ボランティア・ガイド

今回のお客様はシドニーの北、直線で50kmの海岸沿いの町『テリガル』からお越しになりました。 「サーフィンやスポ
ーツフィッシングを楽しむ若者が多い町です。」と老カップルが話してくれました。 といっても私よりは随分お若い方達で
した。 話のタネにと思い、事前にwebで検索してみましたが、荒々しい海岸に囲まれているという印象でした。   ・

26日・・・宮島をご案内しました。 先ずは大野港から大鳥居経由のショートクルージングを楽しんでいただき(皆さん大
変に感動されます)、昼食の後で『五重の塔』『千畳閣』『厳島神社』『大聖院』とご案内し、最後に『もみじ谷公園』で新
緑を楽しんで頂いてこの日の予定を終えました。                                 ・

27日・・・まず『マツダミュージアム』(これはお客様が事前に予約しておられた)にご案内し、昼食は『お好み村』で『
お好み焼き』を召し上がっていただきました。 「大阪でも食べたけれど、味わいが全く違う。 美味しかった。 有難う。
」という感想でした。 それから『縮景園』で十分に時間を取ってリラックスして頂き、『広島城』にご案内しました。 ま
ず内堀から外観をご覧になって頂いて城内に入りました。                             ・

 

28日・・・昨日のオバマ大統領の来広で急遽予定を変更していた平和公園にご案内しました。 ルートはいつものパターン
です。 修学旅行シーズンですね。 修学旅行に合わせて『平和学習』というのが広島でのパターンになっています。 『原
爆の子の像』前では平和の誓いや、献歌、千羽鶴の献呈といった一連の行事が学校ごとに行われていました。 お客様は珍し
そうに暫く見つめられていました。 『原爆死没者慰霊碑』周辺にも人が溢れていましたが、それ以上に『原爆資料館』の中
は身動きができないほどの混雑でした。 本来ならじっくりとご覧いただきたいところでしたが、時間にも追われ、ついつい
急ぎ足のご案内になってしまいました。」                                    ・

「日本に来てあちこちを見て回りました。 どこも興味深くとても美しい風景でしたが、ここに来て私のマインドはすっかり
変わりました。」 そんな言葉を聞き、3日間にわたるご案内の疲れが癒される思いでした。 そんなご案内の様子を後日『
ボランティア・ガイド』の項に掲載します。                                   ・


ギター


1、2の指摘のあと、『譜点・逆譜点』の指示を受けました。 私の方からもいくつか質問をさせて頂いて今回のレッスンを
終えました。 「かなり完成度は上がってきています。」と言っていただいていますが、私としてはまだ自分がイメージして
いる音楽との間にかなりの隔たりがあると思っています。 まだまだ頑張らなくては。                ・























































5月20日


バリ島から届いた絵葉書


バリ島から絵葉書が届きました。 先日広島・宮島をご案内した女性の方からです。 Tirta Empul寺院のsac
red waterとありますから『聖水』という意味でしょう。 沐浴をしている人々はきっとヒンズー教の信者で身を清
めているのではないかと思います。 私には詳しいことは分かりません。                      ・

 


「絵葉書を送りたいので住所を知らせて。」とメールがありましたので、すぐに返信したら今日届いたという訳です。 「先
年バリ島に旅行した時には、『ウルワツ寺院』と『タナロット寺院』に行きました。 素晴らしい景色でした。」とお話しま
した。 そんな会話の中から、さてどんな絵葉書を選んで送ってくれるのだろうと楽しみにしていました。       ・

でも、ちょっと予想と違う展開でした。 「バリにはあなたが見たもの以外にも、こんなに素晴らしい所があるんですよ。」
と言っているようでした。 私のバリ旅行は僅かな日程でしたし、日本のようには交通機関が整備されていませんから、観光
の範囲も限られました。 『ダンス』と『バリの伝統的な生活』が見たいとだけ希望して、後はガイドにお任せしました。・
結局ウブドという山間の町でバリ特有の『ダンス』を見て、古い暮らしが残る家屋を見て、土産物店に連れていかれてしきり
と『バリコーヒー』を勧められて、それから更に奥地に入って断崖に建ったレストランで昼食を食べました。 その時の緑深
い景色が印象的で、この写真を見ながらその時のことを懐かしく忍びました。                    ・

それはそれとして、こうして広島・宮島をご案内した方からお便りを頂けるのはとても嬉しいことです。 ガイド冥利に尽き
ます。 「もしシドニーに来ることがあったら知らせてね。 あなたが私達にしてくれた事と同じことをしてお返しします。
」「あの時はこうだったよね、ああだったよねとあなたのことを懐かしく思い出しては話しているんですよ。」「カリフォル
ニアに来ることがあったら是非知らせてくれ。 私の家に泊まってもらって、有名な観光地をあちこち案内するよ。」などと
いうメールもありました。                                           ・

バリからの女性は「時間がなかったので、広島を十分に楽しめなかった。 それが残念です。 今度行くことがあったら一緒
に旅行をしましょう。 あなたに逢うのを楽しみにしています。」とありました。 「今度は私に直接連絡をして下さい。・
宮島の隠れた美をお見せします。 また広島のlocal foodもお楽しみください。」と返信しておきました。 沖縄
にも未練があるようでしたし、この人は近いうちにお出でになるかも知れないなぁ。」 そんな予感がしています。   ・


大化け


広響第360回プレミアム定期は5月14日の15時から、昼間の定期というのは実に珍しい。 今回の演目は『ベートーヴ
ェン:ピアノ協奏曲第3番』と『ショスタコーヴィチ:交響曲第5番【革命】』、指揮は現在韓国KBS響の音楽監督をつと
めるヨエル・レビーさん、ソリストはボンのベートーヴェン・コンクールで最年少で入賞して以降、輝かしい経歴を重ねる若
干24歳のレミ・ジュニモ君でした。 (いずれもプロフィールから抜粋)                     ・

素晴らしいコンサートでした。 息の合ったコンチェルト、迫力のあるシンフォニー、「よかったなぁ。」と思いながら家路
につきました。 その戻りに広響の奏者に今日のコンサートの感想をお話ししました。 実は前回第359回、そして今回の
コンサートで更に強く感じたことがあります。 そのことをお話ししてみました。                  ・

「生意気なことをいうようですが、私は前回のコンサートから広響が『一皮むけた』というより『大化け』したのではないか
と思っています。 奏者からみて私の感想をどのようにお感じでしょうか?」こんな質問をぶつけてみました。 「そうです
か。 実は先日降り番の時に私たちの演奏を聴く機会がありました。 率直な感想ですが、東京のオケにも負けてないなぁと
心強く感じましたよ。」 「そうですか、私の感想もあながち間違いではないようですね。 そのようにお聞かせいただいて
ファンとしてはとても嬉しいです。」                                      ・

「私にはそれぞれのプレーヤーが音楽を感じながら自信をもって演奏しているように見えます。」とお話しすると、他の奏者
からは「コンマスが広響に慣れてきて、力強くリーダーシップをとってくれているからかな? ふとそう思いました。」とい
うお話がありました。 総じて『大化け』という感想は当たりのようです。 ますます楽しみになってきました。    ・


ギター

発表会まで1か月を切りました。 一応曲にはなってきましたが、まだまだ随所に課題があります。 これからの1か月はそ
れらの課題を1つ1つやっつけていくことになります。 その上でどこまでやれるか、どれだけ音楽が感じられるか、怖くも
あり、楽しみでもあります。                                          ・

今回の発表会には新しいギターは間に合いません。 そうですね、あと3〜4か月はかかるようです。 作者からは「最高の
ギターをお届けできるはずです。」と連絡が入ったやに聞きます。 それも今の曲作りの励みになっています。 とても楽し
みです。                                                   ・


















































5月17日


ぜんざい


『ぜんざい』を作ってみました。 初トライでしたけどね。 これは『怪我の功名』って奴でして、赤飯を作る時『小豆』の
煮方に失敗したんです。 『赤飯』を蒸す時間を短くする加減で、『小豆』を蒸し時間に合った柔らかさまで煮たのですが、
ちょっとギターに触っている間に少し煮過ぎてしまったようなんです。 すぐに煮代えましたが、でも先に煮た『小豆』が宙
に浮いてしまいました。 こうしてはからずも『ぜんざい』を作ることになりました。                ・

よく知らなかったのですが、関西では『こしあん』を『汁粉』といい、『つぶあん』を『ぜんざい』というんだそうですね。
関東ではどちらも『汁粉』なのだそうです。 私は『つぶつぶあん』が好きです。 従って『ぜんざい』ということになりま
すね。 『こしあん』になると手間がかかりそう。 私は作り方さえ知りません。                  ・

煮過ぎた『小豆』とその煮汁に水を加え煮詰めていきます。 やっと『ぜんざい』らしく柔らかになってきました。 さてこ
れからが勝負。 『さしすせそ』ですから、先ずは砂糖から入れます。 結構な量です。 でもなかなか舌が覚えている甘さ
(結局は『菩薩様』の味ですがね。)になりません。 更に入れます。 どんどん入れます。             ・

「これじゃぁ、糖尿病になるんじゃないか?」と恐ろしくなるほど入れて、最後に塩を少し入れて味をしめました。 平素は
料理に砂糖を使うことはほゞありませんから、この量には驚いてしまいました。 そんなことで『ぜんざい』の完成です。・
それから『切り餅』を焼いて食べました。 思い出せないのですが、トッピングは何だったのでしょうか? 或はなかったの
かも知れません。 確か『塩昆布』を付け合わせていたようには記憶しています。                  ・


 

若い頃、私はあまりお酒が得意ではありませんでした。(もっとも、好きにはなりましたが今もそんなに得意と言うほどでは
ありませんけど。) 酒よりむしろ甘いものの方がが好きでした。 広島の街中に『何とかの木』という甘党の有名な店があ
って、友達に教えられてそんなところにも行ったことがあるくらいです。 もっとも店内は若い女性ばかりで、出るに出られ
ず小さくなっていました。 そんな記憶があります。                               ・

それからは食べたくなると『菩薩様』に作ってもらっていました。 『菩薩様』は餅ではなくて、白玉粉でダンゴを作ってく
れましたね。 そんなことをこもごも思い出しながら、自作の『ぜんざい』を頂きました。              ・




























































5月12日



黄昏亭

『生者必滅会者定離』、世の理ではありますが、そうではあっても別れというものは死別を別にしても寂しいものです。 こ
のところ数少ない友が次々に私の傍らから去っていきます。 『食通の従兄』は住まいを郷里に移して戻っていきました。 
『Mr.Texan』もこの秋には日本を離れます。 そして『若い友人』が、彼にとっては喜ばしいことでありましょうが
栄転して広島を離れます。 仕方のないことながら、「どうしてこう次々と・・・」と感傷的になったりしています。  ・

今日は『若い友人』の壮行会・送別会の積りで『黄昏亭』を開店しました。 思えば月一とまでは行きませんでしたが、よく
お出でていただきました。 そしてつたない料理と気の利いた会話で交友を深めてきました。 また『菩薩様』を失った私の
悲しみにも寄り添って下さいました。 そうした交友に感謝の気持ちを込めて『黄昏亭』を開店しておもてなしをしました。

「どんな料理でおもてなしをしようか?」といろいろ考えたのですが、お祝いですから「これは譲れない」と思い、まずは『
赤飯』と『鯛の活き造り』を造ることにしました。 そう思ってマーケットに出掛けたところ、うまい具合に活きのいい鯛が
手に入りました。 でも『鯛の活き造り』だけでは少し寂しいと思い更に物色していたところ、お煮つけに丁度いいサイズの
『イサキ』に目が留まりました。                                        ・

この『イサキ』が一旦買い物かごに入ったのですが、ふと振り向いた先に『鮎』が並んでいるのが目にとまりました。 もち
ろん養殖ですが、形もよかったし、肌合いも綺麗でしたので急に心変わりがしました。 こうして『鯛の活き造り』『鮎の塩
焼き』それに鯛のアラで出汁をとった『豆腐とネギの味噌汁』でもてなすことに決めました。             ・

まず『赤飯』です。 もう一歩というところまで来ていますが、ちょっとした失敗もありました。 小豆の煮汁に『もち米』
をかす時間を加減することである程度固さの調節ができるようになったのですが、蒸し器の火加減にまでは思いが及ばず、吹
きあげた熱湯で蒸し器の下部に柔らかい部分ができてしまいました。 近いうちに火加減に細心の注意を払いながら再トライ
してみようと思っています。 いやいや打ち水の精だったかも知れないなぁ。                    ・

メインディッシュの『鯛の活き造り』には課題があります。 この料理の命ともいえる『盛り付け』ですね。 私は不器用で
図画工作には全くセンスがありません。 TVの料理番組などを参考にトライするのですが、扁平だったり取って付けたよう
だったり、色合いや配置が不細工だったりして、満足に出来上がった試しがありません。 この辺りは才能の問題だと諦める
べきなんでしょうかね。 でもお味の方はそんなに悪くなかったようで、美味しそうに食べて頂けました。       ・

 

『鮎の塩焼き』はまずまずの焼け具合でした。 金串で鮎の形を整え、高いところから塩を振ってガスオーブンで弱火で約9
分というところでした。 欲をいえば、もう少し表面がしっとりした感じに焼きあがればよかったなぁと思いますが、どうで
しょう、この辺はガスオーブンの限界かも知れません。 金串の刺し方でもっとダイナミックな姿になるのではないかと思い
ますが、ご覧の通りでした。                                          ・

 

本来は金串を抜いて供すべきだったでしょうが、熱かったので「このまま食べてよ。」ということにしました。 でも齧り付
くには都合がよかったようです。 いやいや、炉端で焼いたものなど長い串を握ってそのまま頬張るシーンもありますのでこ
れもありなのかも。 「アレッ!」と思ったのですが、今日はハラワタまで綺麗に平らげていただきました。 というのも、
先日サンマの素焼をお勧めしたとき、申し訳なさそうに「お腹の部分を残してもいいでしょうか。 あの苦い味に弱いんです
。」とおっしゃっていましたので意外な感じがしました。                             ・

『味噌汁』は鯛の血合いや皮などを使って出汁を取り、切り落とした腹身の部分、それに豆腐と白ネギで中味噌仕立てにしま
した。 少し味付けが濃かったかもしれませんが、これはまずまずでした。 私は毎晩欠かさず『味噌汁』を作ります。 そ
れで大体味が決まっています。 余り辛くならないようにと気を使っている積りですが、さてどうなんでしょう。    ・

 

そしていよいよ屁理屈の捏ね合いです。 まずは酒談義。 今日は彼のために小さな小さな『ゴールド賀茂鶴』を買ってきま
した。 彼はAAタイプですから180mlもあれば十分なのです。 私は芋の湯割り。 味について一くさりあった後で「
これって日米首脳会談のときに阿部首相がオバマサさんに勧めた酒ですよ。」と彼がいいます。 「そうなの。」と答えると
「えっ! 知らなかったの。」とたたみかけてきます。 ニュースで阿部さんが酌をしている映像はみたけど、それが『ゴー
ルド賀茂鶴』だったかどうかまでは知らなかったなぁ。 端から一本取られてしまいました。             ・

それから『女性論』、最近問題が多い『企業倫理』、『ギターの話し』、『タイ旅行』と話しは次々に移って、あっという間
に終電車の時間が迫ってしまいました。 あぁ、これで暫くお目に掛かることができないのかと淋しさが募りますね。  ・



































































5月10日


最後の筍

今年も従妹から3週にわたって『ミカン箱』一杯ずつの筍が届きました。 とても1人で食べきれる量ではありませんでした
ので、息子や娘達、それに親しくして頂いている広響の奏者にも差し上げて食べていただきました。 そうはいっても大半は
筍好きの私の胃袋に納まりました。 そして今日、最後の筍を頂きました。                     ・

最後に送ってくれたのが4月24日でしたから、今日の筍は冷蔵庫で16日間過ごしたことになります。 この間、フリーザ
ーバッグに小分けして冷蔵庫に保管し、毎日水を入れ替えてきました。 どうでしょうねぇ、筍独特のえぐい感じや匂いはや
ゝ薄れたように思いますが、取り立てていうほど変質したようには思いませんでした。                ・

娘のお姑さんからは、「スライスして砂糖を少量まぶし、冷凍保存すると長持ちがしますよ。」とレクチュアーがありました
が、その冷凍庫が満員で、すぐにすぐには片付きません。 「まぁ、美味しいうちに食い尽くせばいいか。」と思いながら今
日に至りました。                                               ・

さて今日の『最後の料理』ですが、『筑前煮』と『筍ご飯』にしました。 『筑前煮』の味付けですが、いろいろやっている
内に水と『白だし醤油』だけでいい味に仕上がることがわかりました。 『白だし醤油』なら何でもいいかというと、そこは
分かりません。 ただ、「こいつはよさそうだ。」と目を付けていた『鰹節屋の白だし』というのが大当たりで、顆粒出汁と
『白だし醤油』で味を調え、後は煮るばかり、これで美味しくいただけます。 (『菩薩流そばつゆ』を加えるともっと深み
が出ますが、色は少々黒くなります。)                                     ・

今日は『手羽元』『ニンジン』『竹輪』にしました。 ちょっと煮込むと『手羽元』からも『竹輪』からもいい出汁がでるよ
うです。 一旦煮込み、火を止めて冷まし、また火を入れると筍に出汁がしみまてきます。 この辺りの『一手間』は『菩薩
様』から教わりました。 「一手間かけるといいことあるよ。」とよく聞かされましたね。 そしてこんな仕上がりになりま
した。                                                    ・

 

ご飯は『筍ご飯』にしました。 『筍ご飯』もよく食べました。 具材は、まず『手羽中』を使いました。 一口サイズだし
リーズナブルだし、骨からの出汁も期待できます。 それから『あげ』を忘れてはいけない。 『あげ』を使うと独特の『ま
ったり感』がでます。 それともう一つ忘れてはいけないのが『ささがき牛蒡』です。 風味がでます。 それに色付けの人
参、生しいたけも刻んで入れました。                                      ・

 

これで全てお終い。 暫く寂しくなります。 でも従妹からは「次はミカンだよ。」と言ってきていますから、やがてミカン
の季節になり、春が巡って再びこいつが楽しませてくれるでしょう。 楽しみに次の1年を生きていくことにします。  ・













































5月 8日


てんやわんや

「今日は日曜日、まぁ今日くらいはゆっくりしたい。」と2時間ばかり余分に眠りました。 まだ6日(金曜日)の疲れが十
分に癒えていないようです。 それから遅い朝食を摂っていつも通りメールを開くと、とんでもないことになっていました。
今月末にご案内予定のS氏、クラブのボスのT氏、前回ご案内したN女史、その他にも多数のメールが入っていました。 ・

まずS氏、「明日9日夜に国を発つが、広島でのスケジュールはどのようになるだろうか? このメールアドレスもこのまま
日本で使えるかどうかはっきりしない。」とあります。 「エッ! そんなに早く出発するの? それなら。」と取り敢えず
広島駅での待ち合わせ時間と場所、もしうまく逢えなかった場合の連絡方法をお知らせしておいて、今日中にはスケジュール
を提案する旨申し添えました。 その後幾度かメールを交換しながら、3度ほどスケジュールをやり直し、夕方になって同意
をいただきました。 これで特段のトラブルがなければ順調にご案内ができるでしょう。               ・

クラブのボスのT氏からは、「8月中旬にお見えになるお客様からメールがありました。 あなたにメールを送ったのですが
コンタクトできないと言ってきています。 先様のアドレスを転送しますので、あなたから連絡をしてみてください。」とメ
ールがありました。 慌てて『迷惑メール』や『anti−spam』のホルダーを開いてみました。 でもそれらのホルダ
ーには何も入っていませんでしたので、あれこれ詮索しないですぐに先様にメールを送りました。 夕方になってメールを受
け取った旨連絡がありましたので、すぐにご案内に必要な質問事項を箇条書きにしてお送りしました。 いま連絡を待ってい
るところです。                                                ・

前回バリ島からお見えになったN女史からは「post cardを差し上げたいので、よかったら貴方の住所を知らせてく
れませんか。」とメールが入りました。 こうしてご案内した人から連絡を頂けるのはとても嬉しいことです。 「ご案内を
して差し上げてよかったなぁ。」と苦労を忘れる瞬間です。 すぐにアドレスをお送りしました。 どんな絵葉書が届くか楽
しみにしておきましょう。                                           ・

ボスのT氏からは次々とガイドの依頼が送り込まれてきます。 この時期になって一気に押し寄せているという感じです。・
この中から自分が都合のつくものに手を上げるようになっています。 たちまちは5月の末に1件を担当しますが、ギターの
発表会が近づいていて、そちらの方も切羽詰まりつつあります。 それが終わったらまた頑張ろうと思っているところです。
今のところ8月と10月にも1件ずつが確定しています。 こんなことで今日はまさに『てんやわんや』の一日でした。 ・
さぁ、ギターのレッスンだ。                                          ・

















































































5月 6日


ボランティア・ガイド

ボランティア・ガイドが終わりました。 今回のお客様はギリシャからお越しになった婚約者、6年の交際を経て来年結婚式
を挙げられるのだそうです。 Oh! Madly in love couple。 「それなら結婚式は『厳島神社』に
しなさいよ。 私がarrangementしてあげます。」なんて冗談を飛ばしながら平和公園と宮島をご案内しました。
「異教徒でも大丈夫なの?」と尋ねておられましたので、まんざらではないのかも知れません。            ・

まるでmovie starのようなお二人でしたが、さもありなん、彼女は食物をうまく利用し医学的にダイエットにトラ
イさせるチューターのような仕事をしているそうで、おそらく30歳台の前半かと思われますが、とても引き締まっていて惚
れ惚れするようなスタイルの持ち主でした。                                   ・

それに英語がとても堪能な方でした。 聞くところによると、ギリシャでは英語は殆ど使われなくて日常会話は全てギリシャ
語なのだそうです。(英語が話せる人は稀で、彼女は4年間イギリスで勉強してきたそうです。) 従ってお二人の会話はい
つもギリシャ語、私に話しかけるときだけ英語という具合で、I’m really confused, because
・・・と笑いかけたりしました。 「だって、かのシェークスピアも言っていたでしょう。 It’s all Greek t
o me.って。」 (シェークスピアの有名な造語で「私にはさっぱりわからない。」という意味です。)      ・

「綺麗な景色が見たい。 どこか夕焼けの綺麗なところはないか?」というご要望でしたので、『大鳥居に沈む夕日』をお勧
めしておりました。 従って、まず平和公園、それから宮島というスケジュールにしました。 平和公園では「平和資料館は
見たくない。」ということでしたので、例によって『爆心地』→『原爆ドーム』→『相生橋』→『平和の鐘』→『原爆の子の
像』→『平和の灯』→『原爆慰霊碑』をご案内しました。                             ・

『平和の灯』では、「この灯は国内12の宗派と溶鉱炉から運ばれた火を1945年8月6日生まれの7人の少女が点火しま
した。 この灯は世界から核兵器が消え去るまで燃え続けます。」と紹介しましたが、ちょっと茶目っ気で、「でもこの火は
オリンパス山のヘーラー神殿からは来ていませんよ。」と呟いて大受けをしました。                 ・

宮島口に向かうJRの中ではいつも予備知識のレクチュアーをします。 『宮島の稜線の姿から宮島は神の島として崇められ
ていること。』『厳島神社は寝殿造りであること。 また寝殿造りとは何か?』『平の清盛が厳島神社を平家一族の守護神と
して現在の姿に造営したこと。 また清盛が都から数々の平安文化を招来し、宮島繁栄の礎を築いたこと。』などです。 ・

宮島では、先ず例の『牡蠣祝』でコーヒーと牡蠣ペーストのバッゲットで昼食にしました。 「ギリシャでは紀元前4世紀か
ら牡蠣の養殖をしていたんですってねぇ。」「???・・・」というようなお話しもしました。 へー、知らなかったんだ。
それにしても、ここからの眺めは何と素晴らしい。 それから目の前の『千畳閣と五重塔』をご案内しました。 『千畳閣で
は絵馬と天井の構造物』『五重の塔では五層の屋根が5つのエレメントからなる仏教観を表すこと』などに興味を示していた
だきました。                                                 ・


 

『大聖院』では『山門』『観音堂戒壇巡り』『摩尼殿・礼拝所(二階)』を中心に紹介しました。 今回は大聖院全般につい
て仕込みをしていましたが、思ったほどの反応がありませんでしたのでこの辺りで切り上げました。 ところで彼の方ですが
ともかく写真がお好きで可愛い姿の石像などを見かけると、ほとんど腹這いになるようにして撮りまくっていました。 彼女
に「He looks like a photo addict。」と囁くと、「全くその通り。」と笑っていました。・

最後に『厳島神社』へ。 こちらでは『参拝前のお浄めの作法』『神殿礼拝の作法』を実践していただき、『舞楽や能』はユ
ーチューブで動画を見て頂いて理解を深めていただきました。 そして最後にもう閉店が多い(なにしろ時刻が随分遅くなっ
ていました)商店街で土産物を物色したり、もみじ饅頭をぱくついたりして、今日の日程を終えました。        ・

今日は終日雨で、先方が期待していた『大鳥居に沈む夕日』をご覧いただくことができず残念でした。 さて次回は5月26
日、27日にオーストラリアからご夫妻がお見えになります。 マツダの工場見学を予定されていますので、それを含んだご
案内になるかと思います。 近々下案を作って提案することにしています。                     ・


































5月 3日


気まぐれ


雨ですね。 広島のフラワーフェスティバルには雨が付きもののように思います。 3日のうち1日は大抵雨になる。 今日
の雨の降り方はちょっと嫌ですね。 梅雨みたい。 『ふくらはぎ』から下が痺れているみたいで、まるで『梅雨の病』を思
わせます。 まだ『梅雨の病』には少し早いかと思いますが、いやいや私の身体は気候に敏感ですからね。       ・

今日はそんな中ずっと『お籠りさん』をしています。 6日にガイドが入っていて、ギリシャからお越しの若いカップルを『
平和公園』と『宮島』にご案内します。 『宮島』では『厳島神社』はもちろんですが、『大聖院』の見学を強く希望されて
いますので、ここ数日かけてその『仕込み』をしているところです。                        ・

仏教用語を説明するのは骨が折れます。 例えば『摩尼車』『曼荼羅』『護摩』『涅槃』『五百羅漢』『三鬼大権現』『愛染
明王』『波切不動明王』、まだまだあります。 『真言宗とはどんな宗教ですか?』『日本にはどんな宗派がありますか?』
『地蔵菩薩は何故赤いよだれかけを掛けているのですか?』『真言宗ではどんな修業が行われるのですか?』 想定質問を上
げていくと、これもきりがありません。                                     ・

日本語で説明するんだってあやふやで苦労するのに、これを英訳するとなると本当にくたびれます。 でもガイドをしながら
「あれも知らないこれも知らない」では通りませんしね。 従っていま私の頭の中は殆どグジャグジャ状態になっています。
それで少し休めて『気まぐれ』でこんなことを書くことにしました。 笑ってやってください。            ・


















































4月29日


弥山登山

主夫はなかなか忙しいです。 まぁ、手を抜けばいいようなものですが、性格的なところもありまして。 目覚めてトイレ、
水を1杯飲んで血圧測定、『菩薩様』に水を上げて、仏飯をお供えし朝のお勤め、洗濯機を回しておいて朝食の準備、朝ドラ
を見ながら朝食を摂って、柔軟剤を入れてもう一度洗濯機を回し、朝食の後片付、掃除機をかけて、洗濯物を干して、それか
ら登山の準備に取り掛かりました。                                       ・

今日は忘れ物はなかったかというと、やはりありました。 家を出て2〜300m歩く内paspyを忘れていることに気が
付きました。 『まあ、いいか。』とも思ったのですが、「いやいや10%の割引ですから無駄をしちゃぁいけない。」と思
い直し引き返しました。 今日は宮島口まで電車で向かいました。                         ・

今日は連休の初日、流石に多かったですね。 フェリー乗り場も宮島表参道も人、人、人、人の山でごった返していました。
ついうっかりと表参道に入ってしまったのですが、人の壁にぶち当たってなかなか前に進めません。 まぁ、私のような者が
観光客に混じってはいけないのかも知れません。 で今日は『大聖院ルート』を登る積りだったので、厳島神社の裏手を抜け
滝町通りを登って大聖院に至りました。                                     ・

大聖院では『春の大茶会』が開催されていて、着物姿の女性が頻繁に往来していました。 やはり女性の着物姿はいいもので
す。 宮島の風情に実によくマッチしています。 知り合いの『裏千家』の重鎮も世話役として来られているはずですから、
「ちょっと一杯(じゃぁなくて一服でした)頂いて行こうかな」などと思いながら、思い直して先を急ぎました。    ・

石段に次ぐ石段ですが、もう急ぐことはしません。 一歩一歩踏みしめるように登っていきます。 新緑に包まれて爽やかな
風を感じながら『白糸の滝』『休憩所』『沢渡り』『仁王門』とゆっくりと登っていきました。 速度は遅いですが、休憩の
必要がありませんから思いの他道が捗ります。 『沢渡り』から少し登った辺り、道路に鉄板が敷いてあるところから上で参
道の整備が始まっていました。 でも危険ということはありません。                        ・

火堂』の下まで登ると『大日堂』から下ってみえた若者が2人、地図を眺めながらしきりと話し合っていました。 「ど
こに行きたいの?」と尋ねると、地図を示して「このルートを下りたい。」といいます。 「あぁ、それならこちら。 4〜
500m下ると右に下る道があるのでそれを下りてください。 それがこの登山道です。」とお教えし、「thank yo
u」「you are welcome」とお別れしました。 暫く歩いて、「あぁそうだ。 仁王門を潜ってすぐ右に下り
る、と説明すればよかった。」と気付きましたが、時すでに遅し。」でした。 全くプレゼンテーション力の欠如ですね。・

『霊火堂』はごった返していて『菩薩様』とゆっくり話す暇もなく、頂上でよく澄んだ景色を眺めてすぐに『もみじ谷ルート
』を下りました。 蛙が恋の季節を迎えています。 沢やちょっとした水たまりでゲロゲロと鳴いていました。 でも何故か
姿は見えませんでした。 ふと気が付いたのですが、今日は小さな子供連れが沢山登ってみえました。 結構ハードな登りな
のにお子さんはとても元気。 羨ましいです。 きっといい思い出ができるでしょう。                ・

下って、『塔の岡』のやゝ上にあるカフェに立ち寄ってみました。 ここには次回のギリシャからのお客様をご案内する予定
で、その下見の積りです。 正面に五重の塔と千畳閣を眺めながらコーヒーを頂きました。 思っていた通り、なかなかいい
雰囲気でした。 これならギリシャからのお客様もきっと満足されるに違いありません。               ・

 

さて、足の具合ですが、やはり豆は出来ていたものの、今まで程の痛みはありませんでした。 靴下を変えてみること、それ
に滑り止めを敷いてみるとどうなるか、そんなことを考えているところです。                    ・