4月24日


筍が届きました

「最後の筍送りました。 ダメなのがあったら捨ててね。」 昨日従妹からメールが届きました。 そして今朝早く例によっ
て『ミカン箱』一杯の筍が届きました。 3週連続ということになります。 有難いことです。 「届きました。 有難う。
送料だけでも大変なのに、でも現役世代だから、まぁいいか。 今日は『筍ご飯』の予定だよ。 『木の芽』もあるし、お蔭
でまだまだ楽しめそうだ。」                                          ・

我が家の『寸胴鍋』はこのところずっと出ずっぱりで、休む間もありません。 なるほど、かなり成長してきているので旬の
ころに比べるとかなり形が間延びしています。 でもそんなに捨てたものじゃあない。 早速整形し、皮を剥いで第一弾を湯
掻きました。 いまベランダで冷ましています。 もう少ししたら第二弾に取り掛かります。             ・
 
 


今日も筍料理

前回湯掻いたものがまだ冷蔵庫に残っています。 特大のフリーザーバッグに入れて水を張って冷蔵しています。 こうして
毎日水を取り替えておけば1週間とは言わない、10日でも十分に持ちます。 今日は前回の残りを使って『筍ご飯』と『筍
の筑前煮』を作りました。                                           ・

自分で食べる物なので、材料にはこだわらず冷蔵庫をあさってあり合わせの料理にしました。 『筍ご飯』は『鶏のもも肉』
『ちくわ』『ニンジン』『しめじ』、『菩薩流蕎麦つゆ』と『ダシ醤油』で味を調え、後は炊飯器にお任せしました。 水の
量は出汁も加えて炊飯器の指示通りです。 うまく炊き上がりました。 これで『あげ』があれば申し分ありませんでした。

 

『筍の筑前煮』は『鶏の手羽元』『ちくわ』と炊き合わせました。 『だし醤油』と『菩薩流蕎麦つゆ』で余り濃くならない
ように味を調え、先ずは筍をしっかりと煮ます。 いったん火を止めて冷まし、温めなおしてから『手羽先』を入れて一緒に
煮ます。 やや遅れて『ちくわ』を煮込み完成させました。                            ・


 

今までは魚と炊き合わせることが多かったのですが、鶏も悪くありません。 早速写真を撮って娘のお姑さんに送ったところ
すぐに電話があって、「美味しそうですね。」とお褒めをいただきました。 それから筍料理のあれこれ、筍の保存方法、更
には孫の自慢話へと話しは次々に移って、またまた長いおしゃべりになりました。                  ・





































4月19日



黄昏亭開店

『Mr.Texan』をお招きして『黄昏亭』を開店しました。 実は先月お招きするように準備を進めていたのですが、例
の私の『crisis』のために延び延びになっていました。 「お前の血圧は大丈夫なのか?」と随分心配をして頂きまし
たが、ご覧の通りでno problemですよ。                                ・

5時前の電車にお迎えし、すぐに食事が始まりました。 最初の料理は『筍の木の芽和え』、everything OK!
ですから料理に気遣うことはありません。 それにしても結構食べます。 器一杯の『木の芽和え』が瞬く間に消えていきま
した。 お酒は彼が持参した大和蔵酒造の純米祝酒『雪の松島』金粉入りでした。                  ・

続いて時を見計らって酢にしておいた『このしろの酢〆』をお出ししました。 一口ほうばって「これは何という魚なんだ?
」と聞きます。 「gizzard shadだよ。」と答えると、「ほう! 砂袋を持っているのか。」と頷きつつ『生姜
醤油』で美味しそうにぱくつきます。                                      ・

それからメインの『蒸し料理』に入りました。 ホストとシェフの二股ですから私もなかなか忙しい。 食の進み具合を見て
次の調理に取り掛かります。 今回も『ブリのカマ』を予定していましたが、市によりけりですね。 今日は『ブリカマ』も
『鯛のカマ』もありませんでした。 そこで目についた『ブリの腹身』にしました。 その他の食材はいつもと同じです。・
一皿を平らげた後で、「もう1つ作ろうか?』と水を向けると、言いにくそうにyesと言います。 結局同じ量をもう1皿
平らげて頂きました。 ピリ辛のポン酢もお気に入りのようでした。                        ・

4品目は『メバルと筍』の炊き合わせにしました。 筍は前もって『ダシ醤油』で煮つけ、カツオを振って冷ましておきまし
た。 こうしておくとしっかりと味が浸みます。 メバルは化粧包丁を入れて『菩薩流そばつゆ』で煮ます。 煮あがったと
ころで筍に火を入れ盛り付けます。                                       ・

「これは何という魚か?」と問いますから、「rock fishだ。」と答えると、「あのuglyな奴か。 味がいいと
は聞かなかった。」といいます。 「uglyではないだろう。 いい形の魚だよ。 しかも日本では最も味のいい魚の1つ
に数えられている。 私も大好きだ。」と言い返してやりました。 ところが食べ始めると相当に美味しかったようで、「焼
酎にしようよ。」と濃い目の湯割りを傾けながら、結局私の分まで綺麗に完食してくれました。            ・

それから焼酎を重ねながら終電近くまで話し込みました。 まず「今日は魚料理にしてもらって正解だった。」といいます。
前もって「豚と魚とどちらがいい?」と尋ねていましたが、「この前喰った魚料理が美味しかった。 今回も魚にしてくれ。
」ということでした。 それから話は次々に飛んでいきます。                           ・

「大学の試験はいつなんだ?」 「大学? 大学の受験はしないよ。 プログラミングの専門学校を受験するけどインタビュ
ーだけさ。」 「その学校はテキサスにあるのか?」 「いや、ユタ州だ。 合格したら半年勉強をして、就職する。 もう
一度日本に帰ってきて外資系の企業で働きたい。 でも日本の企業は残業が多いからなぁ。」             ・

「最近タトゥーをした外国の人を多く見かけるけど、アメリカ社会ではタトゥーは問題にならないのか?」 「問題? 何故
それが問題なんだ? アメリカ社会では極普通だよ。 一部の政府高官なんかは別にして、例えば国会議員でも入れている人
は多いし、むしろクールと考えられているよ。 俺はその積りはないけどね。」 「へ―! そうなのか。」      ・

「アメリカの食文化って一体どんなもの?」 「アメリカの食文化と言えばターキーだね。 残念ながらそれ以外にはない。
」 「ファーストフードはどうなんだ?」 「ファーストフードならどこの国にでもある。 日本にも牛丼なんかがあるじゃ
ないか。 アメリカ独自のカルチャーとはいえないな。」 「ニュースで聞いたけど、最近はターキーを自宅で調理する家庭
が減っているらしいね。」 「そんなことはないさ。 みんなサンクスギビングを楽しみにしているよ。」       ・

「何故アメリカに独自の食文化が少ないのだろう?」 「アメリカの建国は1776年だからな。 まだ300年かそこらし
かたっていない。 日本と比べると随分歴史が浅い。 その分食文化も発達途上ということだろう。 その内いい食文化が生
まれるさ。」                                                 ・

こんな話が延々と続いて夜が更けていきました。 余りの会話の楽しさに準備していた『筍ご飯』と『あさりの味噌汁』をお
出しするのをすっかり忘れてしまいました。 そして彼はこう言い残しました。 「次回はハイキング、その後で特別に辛い
メキシカン料理を作ってやろう。 いまバルコニーでパクチ―が育っている。 待ってな!」 ということなので楽しみにし
ておきましょう。 こんなことで今日は一杯一杯英会話の勉強をさせていただきました。               ・













































4月18日



弥山に登りました

「ジムにするか山に登るか」、ちょっと迷っていましたが、朝方の空を眺めながら心はジムに傾いていました。 天気予報も
「朝方はところにより少雨」というようなことも言っていました。 ところが段々と状況は改善し、薄日もさしてくるように
なりましたので急遽変節、お昼ご飯を食べて『弥山行』と相成りました。 1時になって出発、随分と遅いスタートでした。

このところ「物忘れが激しくなったなぁ。」と感じています。 暫く歩いて『部分入れ歯』が入っていないことに気付き引き
返しました。 なければないでどうということもないのですが、山登りは力仕事です。 食いしばって他の歯を痛めてはまず
いと思い引き返しました。 「これでもう大丈夫だ!」、と思っていたら『携帯電話』を忘れていることに気が付きました。
それに予備の予備として準備しておいた飲料水も忘れていました。 「これって本当に大丈夫なのかなぁ。」と空恐ろしくな
りましたね。                                                 ・

今日は『もみじ谷ルート』を登り、同じルートを引き返しました。 先日『極楽寺山』に登ったばかりなので『脚』の方はN
o problemだったのですが、登山靴の中はやはり痛みました。 ずっと紐を緩めていましたが、下りに掛かると足が
突っ込んで指先が詰んできます。 何かいいアイディアはないものか。 まだ山岳会の重鎮にはお目に掛かっていません。・

『弥山銀座』(ケーブルカー獅子岩駅からの登りのことです。 私が勝手にそう呼んでいます)を登って絶景ポイントで足を
止めていると、ご夫婦とお嬢さんが登ってみえました。 大分からお見えになったそうで、「地震の被害はありませんでした
が、なにしろ交通網が混乱していてこちらに来るまでが大変でした。」とおっしゃっていました。 そのまま『霊火堂』まで
ご案内し、茶釜のお湯を飲んで頂いてお別れし私は一人で頂上に向かいました。                   ・

頂上ではボランティアの管理人さんが、「展望台は4時までです。 でもあと5分ほどだったら、上がられても大丈夫ですよ
。」と勧めてくださいました。 「いやいや私は地元の人間ですから大丈夫ですよ。」 展望台は朝9時から夕方4時までの
開場で、管理は何人かのボランティアさんが交代で行われているようです。 「まぁ、自分の健康のためにやっているような
ものです。 週1くらいのペースです。」と話されていました。 こんな遅い時間に登ることは稀ですし、遅いと霊火堂の前
を素通りしますから展望台に時間制限があることは迂闊にも知りませんでした。                   ・

下ってフェリー乗り場まで戻るとまた大分からお見えになった親子と出会いました。 お嬢さん(20歳代の半ばくらいとお
見受けしました)がニコニコしながら近づいてこられて、また少しお話をしました。 「頂上からの景色はどうでしたか?」
と尋ねると、「もう一杯一杯で霊火堂から上には行けませんでした。」と笑われます。 「コラ!」 それではゆっくりと広
島を楽しんでくださいとご挨拶しお別れしました。                                ・

今日はスタートが遅かったので、『もみじ谷』を登る人にはお目に掛かりませんでしたが、下ってみえる人のほとんどが外国
の方でした。 もう驚くほど多くの方々でした。 ウエスタン・カントリーの方々はハイキングがお好きなようです。 しか
も出で立ちがとても決まっています。「山があるんだったら、景色がいいんだったらちょっと寄ってみようか。」というよう
な出で立ちではなくて、きっちりした登山用具で下ってみえます。 どうやら最初からそういう目的を持ってやってこられて
いるように感じました。 厳島神社だけでなく『弥山登山』もメジャーになりつつあります。             ・




























4月18日



大きな地震がありました

熊本で大きな地震がありました。 そしてまた沢山の悲しみができました。 「もう沢山だ!」と思うけど、う〜ん!どうい
うか、やるかたないです。 思うにつけ、今も癒えないこの悲しみ、この辛さ。 こんな悲しみができるたびに思います。・


黄昏亭開店

4月16日(土曜日)、『若い友人』ご夫妻をお招きし『黄昏亭』を開店しました。 この人達との会話はとても知的で楽し
く、私にとって愉しみの一つです。 そして毎回凄く充実した時間を過ごすのですが、でも彼らが立ち去った後の淋しさはど
うだろう。 いきなり現実に引き戻されるこのギャップ、耐え難いものがあります。                 ・

今日のおもてなしは『筍』と『蒸し料理』『こいわしのお刺身』にしました。 筍は『木の芽和え』、今日は『ほたて』と合
わせました。 『メバルと筍の煮付け』は、メバルを『菩薩流そばつゆ』で、筍を『白だし醤油』で煮て付け合わせました。
『筍ご飯』は彼がお気に入りだった『ほたるイカ』(今回はボイル)入りにしました。 もちろん筍、それにアゲ、色付けの
人参、香付けの牛蒡、出汁は『干し椎茸』を戻し、『白だし醤油』と『菩薩流そばつゆ』で味を調えました。      ・

『蒸し料理』は『ブリのカマ』にしました。 鯛のカマがあればと思っていましたが、そこは市次第になります。 『ブリカ
マ』は初トライでどんな味になるのか心配でしたが、ほどよく脂も抜けてとてもいい味に仕上がりました。 ご両人は「これ
は美味しいですね。」とかなり大きなものを綺麗に平らげて下さいました。 野菜は例によってカボチャ、サツマイモ、人参
、椎茸、エリンギ、それに緑物にアスパラガスを蒸しました。                           ・

その他には『こいわしのお刺身、薬味まぶし』と最後に『あさりの味噌汁』で〆ました。 こんなに喜んで召し上がっていた
だけると『黄昏亭亭主』冥利につきます。 メニューは後日『黄昏亭』の項に掲載します。              ・


ボランティア・ガイド


21日のボランティア・ガイドがキャンセルになりました。 4月17日(日曜日)になってメールが入り、「不確実な地震
の状況により真に申し訳ないが本日夕刻離日します。」と言ってきました。 まぁ、そこは旅行者のお考えが最優先です。・
先年の『東日本大震災』に加え、今回の『熊本地震』の惨状をご覧になれば、その気持ちや不安はよく分かります。   ・

ニュースによれば、福岡のホテルでは外国の旅行者を中心に半数がキャンセルされたそうです。 観光地の熊本、阿蘇が大き
な被害を受け、沢山の方が避難生活をされています。 加えて九州域内での新幹線の運休が続いている現状ではそうした判断
は止むをえないことでしょう。                                         ・


広響定期


17日(日曜日)は広響第359回定期演奏会でした。 2016年度は音楽監督、秋山和慶さんのラストステージです。・
氏は20年にわたって広響のレベルアップにご尽力下さり、国内でも指折りの楽団に育て上げて下さいました。 特に近年で
は若手の躍進に目を見張るものがあります。(生意気なことを分かったげに言うようですが。 でもバイオリニストがコンサ
ートマスターの左隣に座った途端に変貌していくのは素人目にも明らかにそれと分かります。)            ・

私は秋山さんの折り目正しい指揮と穏やかな人となりがとても好きです。 いつまでもタクトを振り続けて頂きたいと思いま
すが、音楽監督としての指揮は今日を含めてあと3回です。 そして最後のステージをR.シュトラウスの交響詩『英雄の生
涯』で締めくくられます。 何だか因縁めいた選曲ではあります。                         ・

今日の演目は4曲、チャイコフスキー『デンマーク国歌による祝典序曲Op.15』、同じくチャイコフスキー『弦楽のため
のセレナーデハ長調Op.48』、リャードフ『魔法にかけられた湖Op.62』、リムスキー・コルサコフ『スペイン奇想
曲Op.34』でした。                                            ・

終演後広響の奏者から「どうでしたか、今日のプログラムは楽しめたでしょう。」と声を掛けられました。 この人は私の好
みをよく知っていてくださり、毎回こうして感想を話し合ったりします。 「いや、今日はチャイコフスキーの『弦楽セレナ
ーデ』を聴かせていただいただけで十分でした。」とお話ししたところ、「私も感動しながらの演奏でした。 演奏者として
も演奏しながら酔っていくようないい曲はあるものですよ。」ということでした。                  ・

今『斎藤記念オーケストラ』の演奏で『弦楽セレナーデ』を聴きながらこの項を書いています。 そして昨夜を振り返ってい
ます。 「実は私はいま『福山リーデンローズ病』にかかっています。 会場で『弦楽セレナーデ』を聴きながら、これはち
ょっと違うのではないかなと感じていました。 もし今日の演奏をリーデンローズで聴けたらどんなに素晴らしいかとそんな
ことを考えました。」 そんなお話もしました。                                 ・

それから躍進著しい『広響のお姫様』とご挨拶を交わしました。 私の目を追っていて下さり、目が合った途端に小さく会釈
をされて微笑みかけて下さいました。 その笑顔がとても素敵で、思い出しては『弦楽セレナーデ』ともども酔っています。


































4月11日



『極楽寺山』に登りました

腹回りの成長も著しいし、余り間が空くと登山後の後遺症に苦まなければならない。 「そろそろ限界だなぁ。」と思って『
極楽寺山』に登ってきました。 前回の登山以降、どうも足の状態が思わしくなく、ここ2か月ばかりお休みにしていたので
すが、「そういう事情これあり」ということで出掛けてきたのでした。                       ・

で、足はどうだったかというと、登りはまずまずでしたが、下りにかかって足が詰んで爪先が痛んできました。 そこで足先
の部分の靴紐をしっかりと締め直し、足先が前に突っ込まないように工夫してみました。 当座はそれでよかったのですが、
今度は足先が締め付けられて小指の辺りに耐えられない痛みが出てきました。                    ・

平地に戻り、今度は爪先を緩めて帰路を歩きましたが、ちょっと無様な歩きになってしまいました。 戻ってソックスを脱い
で痛む部分を調べてみたところ、両足の小指と薬指に大きなマメができていました。 どうも靴の扱い方の『基本の基』が分
かっていないような気がします。 今度『山岳会の重鎮』に出会ったらその辺りを聞いてみようと思っています。    ・

半分も登った頃、ゆっくりと先行するご同輩に追いつきました。 NHKがやっている『山歩き』の番組があります。 プロ
の山岳ガイドに案内されて歩いていくのですが、出発に際しどのガイドとも一様に「ゆっくり登りましょう。」とアドバイス
します。 先行するご同輩の歩き方はまさにソレで、一歩一歩踏みしめるように登っていきます。 私は気が急く流儀なので
結構速足で歩きます。 でもその分すぐに息が上がり、足を止めては息を入れます。                 ・

 

追い抜くのも気が引けましたので、追いついては息を入れ、離されてはまた追いつくということを繰り返していましたが、ご
同輩が絶景ポイントでリュックを下ろすのを見て、今度は私が先行しました。 どんどん登って『極楽寺山』の展望台に至り
写真を撮ったりしていると、間をおかずご同輩が登ってみえました。 『あれでいいのか!』 何だか登り方についていい勉
強をさせて頂いたような気がします。                                      ・


『つつじ』が随所に

『つつじ』のベストシーズンです。 随所に『つつじ』が咲いていました。 紫がかったピンクで、とてもいい色です。 私
の田舎(生家があった山間の村のことです)には桜が殆どありませんでした。 従って『花見』といえば、この時期に山に登
って『つつじ』を見ることでした。 それに『花見』とは言わず『山登り』と言っていました。            ・

 

何日だったんだろう、村の人が総出で前の山に登りました。 頂上からは足下に瀬戸内海を見下ろしました。 それから皆さ
ん思い思いにお弁当を開きます。 重箱に詰まったお弁当はいつも『巻きずし』だったように思います。 この時期のことで
すから卵焼き、煮付けた竹輪や干ぴょうとともに茹でた芹が入っていて、風味がよかったように覚えています。     ・

もう70年近くも前のことですから、とても質素でした。 それから少しして駅に近い町に引っ越したのですが、そちらでは
桃の花が『花見』でした。 桃の花の下で家族で『巻きずし』をほうばりました。 そんな子供の頃を思い出しながら、咲き
乱れる『つつじ』の間を登っていきました。                                   ・



















































4月10日



筍が届きました

『菩薩様』の従妹からミカン箱に一杯の『筍』が届きました。 湿った新聞紙で乾燥を防いでいます。 『菩薩様』の血筋ら
しい気配りです。 早速『寸胴鍋』を取り出して湯掻き、いまじっくりと冷ましているところです。 冷え切ったら第2弾を
湯掻きます。 今夜は『筍ご飯』にするかなぁ。 『木の芽和え』もいですし、冷凍庫にブリの切り身があったので『煮つけ
』もいい。 これで暫くあれこれ楽しめます。                                  ・

   

糠と唐辛子で40分余り湯掻きました。 冷え切ったら皮を全て剥ぎ取って水に晒し冷蔵庫で保存しておきます。 毎日水を
換えれば結構長持ちします。 そうですね、保存用のフリーザーバッグがいります。 それと白味噌、紋甲烏賊があると嬉し
い。 『筍ご飯』にはアゲもいるなぁ。 ちょっと買い物に出かけてきます。                    ・


そして今夜は筍三昧

急ごしらえですが、今夜は『筍ご飯』『ブリと筍の煮付け』『木の芽和え』『姫皮の味噌汁』を作って、まさに今夜は筍三昧
になりました。 『筍ご飯』はまずまずでしたが、『ブリと筍の煮付け』はちょっと辛くまた色が濃過ぎました。 『菩薩流
そばつゆ』で長く煮込むとまずいようです。                                   ・

 

『木の芽和え』は冷凍ものですが、紋甲烏賊がありましたのでこれと一緒に和えてみました。 悪くはなかったです。 ただ
和え味噌はたっぷり作った方が美味しいようです。 もう木の芽が固くなりかけています。 それに今週末には『若い友人』
が奥様とご一緒にお出でになります。 ちょっと気合を入れてトライしておきましょう。               ・
















































4月 8日



ボランティア・ガイド

インドネシアの『バリ島』から若いご姉弟がお見えになりました。 お姉さんは35歳、バリでインドネシア料理のレストラ
ンを経営されているそうです。 ご主人が『寒さにアレルギー』があってご一緒できなかったので、「代わりに弟さんを誘わ
れた」のだそうです。 弟さんは25歳、英語が余り得意でありませんでしたので詳しいことは聞いていませんが、「日本の
文化や景色それに女性も好き」なんだそうです。 そういって笑っていました。                   ・

6日に大阪に入られ、広島→東京→箱根→京都→奈良と旅をされて、その後ソウルに立ち寄って19日に『バリ島』にお戻り
になると聞きました。 その間8日朝に大阪から来広され、宮島と広島を見学されて夕方に大阪に戻られました。 1日で宮
島と広島のご案内となると私も始めての経験です。 自信はありませんでしたが、そういう依頼も多いので、「いずれはトラ
イしなければ」と考えていました。 まぁいいチャンスだったかも知れません。                   ・

 

それと初めてのアジア圏の方のご案内でしたので言語の方が少々心配でした。 NHKの『大人の基礎英語』をご覧になって
いるとお気づきだろうと思うのですが、アジア圏の方々の発音には特徴があります。(新年度からはオーストラリアが舞台に
なります。) 案の定、最初から『聞き取れない、こちらの英語を聞き取って頂けない』の連続で、トンチンカンなことも沢
山ありました。 ところが、私が聞き取れなかった言葉を土産物屋の店員さんが聞き取っていたりして、「私の耳は一体どう
なっとるんじゃろう。」と思ったりしました。 それでも、まぁお互いに協力し合いながら何とか乗り切ったという感じでし
たかね。                                                   ・


トラブル続き・そして混乱

言葉に加えてトラブルも多く、今回はかなり厳しいご案内でした。 大阪発→広島着→広島乗り換え→宮島口到着の時刻やプ
ラットフォームなども事前に調べてスケジュール表を送っておいたのですが、のっけからトラブル。 大阪のB&Bのホスト
から「遅れますという伝言です。」と電話を受けました。 大阪発の時刻を知らせて頂きましたので、早速スケジュールをや
り直しお客様あてメールを送信。                                        ・

新しいスケジュールに『OK!』の返事を頂いたのに、予定の列車からはそれらしい人が降りてきません。 当初から1時間
余り遅れて次の列車で宮島口駅にお迎えし、やっとお目にかかることができました。 そもそも短時間で宮島、広島をご案内
するタイトなスケジュールだったので、この1時間の遅れは致命的。 まるで将棋倒しのように予定が狂っていきました。・

何とか持ち直そうとあれこれ考え焦るのですが、「お腹がすいた。」とか、「ショッピングがしたい。」とか、無理からぬ要
望が続き状況は更に悪くなります。 宮島を出発した時はもう当初予定から1時間半も遅れていて、もはや取り返しのきかな
い致命的な状況になってしまいました。                                     ・

広島に戻った時はもう3時を大きく回っていました。 『原爆資料館』も『縮景園』も入場は6時の閉館30分前までです。
とても時間が足りませんから『広島城』はパスさせていただいて、先ずは『原爆資料館』に向かいました。 なにはともあれ
ここにだけは最優先でご案内しておかなければ。 そして「公園内は急ぎ足に」と思っていましたが、モニュメントごとにポ
ーズをとりご兄弟で写真を撮りあっていて、なかなか思うようには動いていただけません。 この辺りはお客様のご希望が最
優先ですから仕方のないところです。                                      ・

5時10分にタクシーに乗れればぎりぎり『縮景園』をご覧いただけると思っていたところ、やがてそれも怪しくなってきま
した。 その内、「明日の日程があるのでそろそろ大阪に帰らなければ」とおっしゃいます。 ならば仕方がありません。・
『縮景園』は諦めていただき、約束していた夕食(お好み焼き)も取りやめて広島駅に向かいました。         ・


でもまぁ

でもまぁ、宮島は随分と楽しんで頂けたと思います。 本殿では運よく結婚式が執り行われていて、これには随分と感動され
たご様子でした。 偶然とはいえいい見せ場になりました。 (最近では個人情報保護の観点から結婚式の予定の問い合わせ
に厳島神社側が応じてくれなくなりました。 従って、運がよければ拝見できるという状況になっています。 個人情報も何
もあけすけの本殿で行われることですし、予定があるかどうかだけで別にお名前まで聞いている訳ではありませんからおっし
ゃることの意味がよくわからないのですが。)                                  ・

それに散り始めているとはいえ、まだ桜がかなり残っていました。 また潮の具合もまずまずで水に浮かぶ大鳥居、そして引
き潮に海底に立つ大鳥居の様子もご覧いただけました。 天気もよく気温もかなり上がりましたが、『バリ』からのお客様に
とっては、それでも少し寒かったようでした。                                  ・

夜になってお客様からメールが届きました。 「You’re very helpful. Thanks so muc
h」とかなり儀礼的なメッセージを読みながら、私が計画したスケジュールを全てこなせなかったとしても、お客様の満足度
が高ければ、「それはそれでいいのかな。」なんて自らを慰めています。                      ・


次回ボランティア

次回のボランティアは4月21日の予定です。 ボストンからご主人56歳と奥様51歳、10歳のお嬢様がお見えになりま
す。 10時前に広島駅にお迎えし、先ずは宮島、それから広島に戻り『縮景園』『広島城』の外観、そして『平和公園』『
原爆資料館』をご案内します。                                         ・

自分のリスニングにも発音にもすっかり自信を失っていますが、『こんな時こそ成長のチャンス』と心得て頑張り通すことに
します。 それと奥様とお嬢様がベジタリアンということなので、今回はまた別の気遣いがありますね。        ・
























4月 5日



ギターレッスン

今日はギターのレッスン日でした。 前回からの課題になっていた4曲の内3曲をクリアしましたが、1曲は「夏休み明け」
ということ(もちろん冗談ですよ)にさせて頂きました。 『白い恋人たち』に取り組みながら多くの曲をクリアできました
ので、まぁまぁだったかなと思います。                                     ・

そのあとで『白い恋人たち』の疑問点を1つずつ質問させていただきました。 いくつか運指の指摘はありましたが、概ね取
り組んできたことに間違いはなかったようです。 どうも違和感を感じていた和音もかなり特殊な『ナポリ6度』というもの
で、理にかなったものなのだそうです。 後はいかに弾き込むかにかかっています。 次回レッスンまでに20日余りの時間
を頂きました。 成否はこの期間にかかっているといえます。 もう一つ上の取り組みができるかどうか。       ・


平和公園・お花見

折角市内に出ましたので、平和公園に立ち寄って『お花見』をしてきました。 まず元安橋から上流に歩き、桜越しに原爆ド
ームを眺めました。 団体ツアーの外国の熟年さんが多かったですね。 何組もいましたので「豪華船が入っているのかな」
と思って調べてみましたが、今日の入港予定はありませんでした。 とすると新幹線? それにしては服装が少々ラフなよう
に感じましたけど。 「ホットケ!」といわれますかね。 でも、私のお客様は皆さん身なりがきっちりしています。 若い
ガイドが流暢な英語で説明していました。 これはちょっと羨ましい。                       ・

   

それから下流に向かいました。 元安橋の下流の川岸は平和公園の中で唯一飲み食いが許されている桜の密集地です。 ここ
では沢山の方が場所取りをして仲間内で酒を酌み交わし、中には賑やかなグループもいました。 私はALDH2の活性が弱
いND型で、典型的な日本人です。 そこそこ飲めますがすぐに赤くなり、過ごすと動くのが億劫になります。 従ってお天
道様が高いうちに戸外で飲むのは苦手です。 職場の『花見』はいつも苦痛でした。                 ・

しかも性格的に『人前で無様な格好は見せたくない。」と考える質で、焦点が定まらず、呂律がまわらず、身体の中心を失っ
た人となると他人事ながら恥ずかしく思います。 今日も殆ど正体を失って介抱されている人を見ましたが、「こんなに人通
りの多い、しかも国際通りで見せて欲しくない不作法な姿だなぁ。」と思いましたね。                ・

一方で、お弁当をつまみながら静かに桜を見上げたり、談笑しているグループは微笑ましいものです。 仕事帰りに『菩薩様
』と落ち合って、小さな『お花見弁当』と缶ビールを1本ずつ買って、ここのベンチに座ってお花見をしたことをふと思い出
しました。 楽しい一時だったなぁ。                                      ・

















































4月 4日


ギター&ガイド

次回のギター発表会は6月19日(日曜日)です。 以前にもお話ししましたが、発表曲は映画音楽の『白い恋人たち』にし
ました。 3週間前に先生から「逃げ出さないで下さいよ。」と念押しされて自ら選んだ曲ですが、取り組んでみると想像以
上にハードです。 まだまだとても曲になりません。 「なるほど、逃げ出さないで下さいよ!と言われるはずじゃ。」とつ
くづく思います。                                               ・

もう少し弾き込んで、楽譜と自分のフィーリングがしっくりくるようになれば少し前に進めます。 それとハイポジションと
ローポジションの行き来をいかにスムーズにできるか、そこも課題です。 明日が次回のレッスンですのでこうした課題を整
理しておいて1つ1つ教えを乞うことにします。                                 ・

そんな中で、よせばいいのに勢いというか無謀というか、またまたガイドを引き受けてしまいました。 4月8日にバリから
お見えになる若いご姉弟に続いて、4月21日にはボストンからご家族をお迎えします。 ご主人58歳、奥様51歳、お嬢
様10歳だそうです。 10時に広島駅にお迎えし、まずは宮島、そして広島をご案内する予定です。         ・

月が変わって、5月6日にはギリシャから男女がお見えになります。 私にはfamily nameからご関係を類推する
知見がありませんが、おそらくご夫婦だろうと思います。 いま相手方からの連絡を待っているところです。 12時に宮島
のフェリー乗り場で待ち合わせ、厳島神社、大聖院、千畳閣、そして平和公園に案内して欲しいと言われています。   ・

基本的には相手方のご希望に沿うべきなのでしょうが、12時に宮島口でお目にかかって宮島をご案内し、その後平和公園に
ご案内するとなると少し時間が足りません。 おそらく広島と宮島の地理的な離隔をよくご存じないのだろうと思います。・
早速その辺りをお話しして新たな提案をしようと思っています。                          ・

その後もう1件、5月25日、26日の依頼を受けています。 オーストラリアのテリガルからお越しの多分ご兄弟のようで
す。 今のところ相手方からの連絡を待っているところです。 こんなところがギターの発表会までのボランティアガイドの
スケジュールです。 他に気になるビジターもいらっしゃいますが、取り敢えずこの辺りで打ち止めにして発表会に臨みたい
と思います。                                                 ・


お花見

今日はちょっと『お花見』をしてこようと思い、廿日市市一番の桜の名所『住吉堤』に出掛けてきました。 まぁ、桜ならこ
の辺りにいくらでもありますが、『住吉堤』の数百mに及ぶ桜並木はまた格別です。 「もうそんなに何度も見れるものでも
ありませんから、見れる時に見ておこう。」という思いでした。                          ・

実は2日(土曜日)にちょっと覗いてみたのですが、この時はまだ7分というところでした。 従って今日が満開だろうと読
んでいたのですが、既に散り始めに入っていました。 でもまぁ見頃だったでしょう。 写真を撮ってきましたので載っけて
おきます。 ご覧になってください。                                      ・

   

何といっても桜のアーチが凄いです。 これが延々と続きます。 ただ最近花の量が少なくなって上がすいているのが気にな
ります。 よく見るとかなり枝を打ち落とした跡が見えます。 私が廿日市に住んだ四半世紀前には、それはもう立派なもの
でしたが、歳を経て樹勢も衰えてきているのでしょう。 何だか世代交代の哀れを感じますね。            ・























































4月 1日


風邪ひき


『一人で病と闘うのは辛いから』と懸命にこの冬を耐えてきたのに、桜の便りもたけなわになって『風邪』を引いてしまいま
した。 そんなに大仰なことにはなっていませんが、昨日は10時頃まで眠り、昼に『温うどん』、夜も『温うどん』にして
アルコールも抜いて早めに休みました。                                     ・

ゆっくり休めたので新陳代謝がよくなったのだろうと思います。 今朝がたびっくりするほど小便が出ました。 間違いなく
回復基調に入っていると思うのですが、少し動くとまたぶり返してくるようです。 熱っぽいですし、膝の関節は痛むし、思
考力も低下して、今日はギターの練習も止めてしまいました。                           ・

何だったんでしょうね。 「誰に笑われようと、汗をかくようになるまでヒートテックの下着は離さない。」と心に決めてい
ましたが、ついうっかりと薄い上着で夜を過ごして身体を冷やしてしまったかも知れません。 『体温を下げない。』、健康
維持の『基本の基』ですね。 ヒートテックで寒さに弱い身体を作っておきながら『基本の基』とはおかしな話しですが。・


息子の誕生日・お祝い

今日は息子の誕生日です。 何歳になったんだろう? 『よど号ハイジャック』の朝に生まれた子ですから。 それはともか
く、『菩薩様』は毎年『赤飯』を蒸して子供達の、孫ができてからは孫達の誕生日をお祝いしてきました。 それを今は私が
引き継いでいます。 全部で8人、結構蒸し甲斐があります。                           ・

 

『菩薩様』が存命のころは、お祝い用のチヌを釣ってくるのが私の役割でした。 それを『菩薩様』が『塩焼き』にして『赤
飯』に添えていました。 ところが、新型のガスレンジに変えた途端に『塩焼き』ができなくなってしまいました。 試して
みられると分かると思いますが、センサーが働いてとても鉄灸で焼けたものではありません。 温度を上げるために蓋をする
となおのことです。 それにガスオーブンで焼けるのはせいぜいサンマか鯵くらいのものです。            ・

それで最近では『塩焼き』の代わりに鯛の『活き作り』を添えることにしています。 余り大きなものは手に余るので、精々
30cm位の小型で造ります。 しかも『活き造りもどき』ですが、それでも子供たちは喜んでくれます。 さあ、それでは
ぼつぼつ大皿を取り出しましょう。 それに今日はいい『コノシロ』がいましたので、『酢の物』も作ってやることにしまし
た。 こちらもそろそろ3枚おろしにして塩をしなければ。                            ・

 

今日の記事は『黄昏亭』に載せようと思います。 何故かというと『コノシロの酢〆』です。 何度も作って来たはずなのに
すっかり忘れてしまって思い出せないでいました。  「さて、酢は普通の米酢だったか、寿司酢かラッキョウ酢だったか。
」 最終的に『食通の従兄』に尋ねました。 かれが言うには「寿司酢では甘すぎる。 米酢や穀物酢をそのまま使うとケト
イ。 わしはリンゴ酢を使っとるよ。」と教えてくれました。 『ケトイ』とは類推するに岩国弁で刺激が強いという意味で
はないかと思います。                                             ・

 

その他はまずまずです。 赤飯の蒸し具合ですが、先日『独居老人』の会でお隣になったご婦人から教わった「もち米を滓す
時間で柔らかさが決まります。」というのは正鵠をえていると思いました。                     ・


















































3月28日


それってアリか?


従妹が私の『筍好き』をよく知っていて、毎年この時期になると『みかん箱』2杯分に余る筍を送ってくれます。 そんなに
沢山食べられるか?とお思いでしょうが、もちろん息子や娘たちにも分けてやりますが、半分とはいわない、3分の2近くを
私が食べます。 走りには『お刺身』、それから『木の芽和え』、『イカと筍の和え物』、魚の煮汁で『煮つけ』、『筍ご飯
』、『お寿司』、『味噌汁』、『炒め物』、レシピはかなり多いです。 その時期になると冷蔵庫の大半は水に晒した筍だら
けになります。                                                ・

 

その従妹から先日メールが届きました。 初物を掘ったようです。 「まだまだ小さいです。 今度いいのが掘れたら送りま
す。」とありました。 そのサイズなら『お刺身』で楽しめます。 去年写真を送ったんだけどなぁ。 写真だけ見せておい
てお預けなんて、この筍好きを前にして、それってありかぁ?                           ・




























































3月23日



crisis

左顔面、口角の周りが痺れる。 左目の瞼が痺れでかぶさったように重い。 これらは今までになかったことではない。 で
も左足に軽い痺れがある。 トイレに行くと『日めくり』の字がぐるりと左に揺らぐ。 しかも頭痛というほどでないにして
も後頭部が重い。 運動機能や言語機能は正常だとしても「これはおかしいぞ!」と感じてどうするかを考えました。  ・

21日、今日は祭日で病院はお休み、でも『緊急事態』に気付いてくれる誰かがいない『独居老人』にとっては「明日まで様
子をみるというような悠長なことは言っていられない。」と決断して緊急外来に電話をし状況を説明して入院しました。 す
ぐに生理食塩水の点滴、頭部CT検査、胸部レントゲン。 緊急外来の診断では頭部に出血はなし。 一つの山は越えた。・
翌日循環器内科、脳神経外科の診察を受けることになり1泊しました。 それにしても緊急外来病棟のホスピタリティーは凄
い。                                                     ・

緊急外来では、徐脈、不整脈を随分心配されていました。 それはそうでしょう、日常的に脈拍数40以下、3〜4回に1回
は脈が飛んでいます。 翌朝脳神経外科の一般病棟に移動、それから循環器内科へ。 「そりゃぁ、これを見たら初めての者
はビックリするで。 じゃが、いつもと変わっとらんしかえってよくなっとる部分もある。 循環器の心配はいらん。」 こ
の先生はいつもぶっきらぼうなのです。 これでまた1つ心配材料(今度こそペースメーカーか?)が減りました。   ・

夕刻になってMRI。 実はこれが一番心配でした。 どこぞにポッカリと壊死した部分がなければいいのですが。 その日
の内に診断があり、異常がなければ退院と思っていましたが説明は翌日になってもう1泊。 緊急事態にそなえてもう少し様
子を見ておきたいという配慮のようでした。 病室では何もすることがないのでぼんやりと考えごとをしていました。 院内
は辛気臭いけど、食事を作らなくていいし後片付もいらない。 これで緊急外来病棟くらいのホスピタリティーならまんざら
でもないなぁ。 でも一般病棟はベッド数も多く、そんなに目が届かないみたい。 それはどうってこともないけれどベッド
が合わず腰が痛くて眠れない。                                         ・

そして翌朝、脳外科外来から呼び出しがあって診断結果の説明。 多分大丈夫だとは思いながらやはり心配でした。 結論か
ら言えば『所見なし』。 画像には黒く抜けている部分はどこにもありませんでした。 「初期の症状は今もありますか?」
「いいえ、ありません。」 「梗塞は見当たりません。 一時的に毛細血管が詰まって症状が出たことが考えられます。 そ
の場合、治癒能力が働いてすぐに回復したものと思われます。 念のため脳内と首筋の血管の写真を撮っていますが、変形も
なくツルッ!としていて問題はありません。 高血圧を治療中のようですが、血圧を出来るだけ低く保つように心がけてくだ
さい。」                                                   ・

こんなことで取り敢えずは安心して退院しました。 医療費はかなり高額になりましたが、平生から少し心配だった最後の部
分(MRIは長い間撮っていなかった)が解消しましたので、それはそれでよかったと思っています。 とすると、最初のあ
の症状は一体何だったのか? 一過性の梗塞だったのか、他に何かあったのか、そこは見当がつきません。 でも入院直後に
信じられないくらい血圧が上がっていた(翌朝までには通常の値に戻った)のは気がかりなところです。 よくよく振り返っ
てみると暖房の不十分な部屋で震えながら今年の寒さを過ごしたことも血圧に影響したかも知れません。(次の冬までにはと
防寒対策を検討しているところです。)                                     ・

さて、何で私がこのようなことをお話しするかということです。 半身が不自由になられた方が杖を頼りに一生懸命リハビリ
に取り組んでおられる姿をよく見かけます。 私の実父も義父も脳梗塞のため半身が不自由になり、周りの手助けがなければ
生活が難しくなったのを見てきました。 脳梗塞は早期発見であれば回復が早いと聞きます。 でもご同輩の中には私と同じ
ように『独居』の方も多いかと思います。                                    ・

今回こんな経験をしましたが、私はいつも『生きている限りは『自立』できる『独居老人』でいたい。』、こんなことを考え
ながら生活しています。 そのためには日ごろから自分を知り、自らをコントロールしていかなければなりません。 好むと
好まざるに関わらずです。 今回は見方によっては『空振り』に終わったのかも知れません。 しかしそれは結果からの逆算
に過ぎないと思います。 私は『何か前兆があれば『空振りを恐れず』すぐにでも行動を起こす。』をモットーにこれからも
生きていこうと思います。                                           ・

私の経験がそうした『お一人で生きていくご同輩』の一助になればと思い、「そんなことはお前に言われるまでもなく、誰で
も考えとる。 みんな知っとる。」という誹りのあることを承知で恥ずかしながらこの一文を掲載しました。      ・


黄昏亭は取りやめ

そんなことがあってMr.Texanを招いて『黄昏亭』を開店する計画は急遽取りやめとなりました。 随分心配していた
だいて何度もメールを頂きましたが、退院をお知らせすると安心したようでした。 4月中にもう一度計画しようと思ってい
ます。                                                    ・

『スペアリブと根菜を中心とした野菜の蒸し物』、『蒸し豆腐』、『コイワシのお刺身』、『めかぶとキューリの和え物』く
らいでいいかな。 「今回はお酒にしようよ。」という相談は前々から整っています。 今回の話題は「お前のトラウマ」だ
そうですからsituationとwordを少し調べておいた方がよさそうですね。 ちょっと厄介です。      ・





































































3月19日


ボランティア・ガイド

まぁなんと、豪華客船は凄いものですね。 まるで大きなマンションが1棟丸ごと港に横付けされたみたい。 アサではあり
ませんが『びっくりポン』や。 今日のお客様はクルージング船『AZAMARA QUEST』でオーストラリアのサンシ
ャイン・コーストからお越しになりました。 ご主人78歳、奥様66歳、穏やかなご主人と、てきぱきしたとても感じのい
い奥様でした。                                                ・

 

3月1日にシドニーを発たれてバリ、フィリピン、台湾を経由し、昨日が大阪・京都、そして今朝広島に入港し、夕刻にはも
う出航して上海、ベトナム、シンガポール、マレーシアと旅を続け、4月4日にシドニーにお帰りになります。 「リッチな
旅ですね。 羨ましいことです。」とお話しすると、「いえ、いえ、この日のために長い間お金を貯めてきました。」と謙遜
しておられました。 ご主人は若い頃日本の企業に招かれたことがあって、それ以降日本贔屓になられ、是非にも奥様を日本
にお連れするのが夢だったそうです。                                      ・

9時30分に1万tバースに接岸し、市内観光に出掛けて14時には船に戻るというタイトなスケジュールです。 この間の
4時間余りのガイドでした。 移動は全てタクシーを使いました。 事前に予約しておいたタクシーで港に入り、手際よく市
内観光に出掛けました。 高速艇で宮島へという選択肢もあったのですが、往復の時間や船便を調べてみて、またご主人の脚
の状況を考え合わせると、とても提案できませんでした。                             ・

縮景園では例によって鯉の餌やりを楽しんで頂き、余り長く歩けないご主人のために東半分だけを辿っていただきました。・
桜をお見せしたかったのですが、広島の標準木はまだまだ時間がかかりそうな気配でした。 「被爆の後、この庭園に多くの
人々が避難されましたが、治療を受けることもできず、ここで1700人の方々が亡くなりました。 全ての建物や樹木は焼
かれ、跨虹橋と3本の樹木だけが辛うじて残りました。」と被爆直後の写真(園内にあります)をお示ししながらお話ししま
したが、やはりかなり大きな衝撃を受けていたご様子でした。                           ・

広島城ではお城の北西、内堀の外側でタクシーを降りていただき、堀端から天守閣をご覧になって頂きました。 「私はこの
castle towerのarchitectureがとても好きだ。」と暫く見入っておられましたが、ふと「この人達
は昨日大阪城の見学をしなかったのだろうか?」と不思議に思いました。 或は京都だけに行かれたのかも知れません。 そ
こは聞き漏らしてしまいました。 桜が咲いていればもっと喜んでいただけたんですがねぇ。             ・

お昼には少し早かったのですが、その足で『お好み村』まで送っていただきました。 広島のlocal foodを楽しみ
にされていましたが、加えて「地元の人々が普通に楽しむような、いわゆる食堂に連れて行って欲しい。」と希望されていま
した。 従って、『お好み村』の風情はとてもお気に入りでした。 そして、エビやイカをトッピングしたり、ソバの代わり
にウドンにしたり、果ては激辛のソースを試されたりと、十分に広島の食を楽しんで頂きました。           ・

 

また、焼き方にも興味深々で、ヘラを使って裏返したり、卵を片手で割って円形に広げ、その上に焼きあがった『お好み焼き
』を乗せる手際に歓声を上げたりされていました。 もちろん、指導よろしく広島風に鉄板から直接ヘラを使って食べて頂き
ました。 good job、tasty、delicious、amazing、beatifulなど次々と賞賛の言葉
が続きました。                                                ・

最後に平和公園に向かいました。 前々から爆心地を見たいという希望がありましたので、爆心地にご案内した後で原爆ドー
ム、それにご主人の脚が許せる範囲で主要なモニュメントをご案内しました。 「平和公園は繁華街の跡地に作られました。
被爆前にはこのエリアに約6500人が住んでいました。 また8月6日には8000人を超える子供達が建物疎開の作業に
従事していました。 その多くの人達が熱線や爆風、放射能また発生した猛烈な火災で命を落としました。 その日の内に亡
くなった方々は約7万人と言われています。 そして亡くなった人達の遺体はこの地に集められて荼毘にふされました。」・
このような悲惨な話は聞くに堪えないというご様子でした。                            ・

 

資料館については予め誰かからお話しをお聞きになっていたようで、焼けただれた姿で彷徨う母子の様子を印象的に話され、
「見るに堪えない。」と入館を拒否されました。 また時間も迫ったことからタクシーで1万tバースまでお送りしました。
それから我が家に戻って、ベランダから豪華客船が暮れなずむ広島湾を去っていく様子を眺めました。         ・

 

今回は限られた時間ながら、かなり濃密にご案内することができたと思います。 お客様も「あなたにご一緒して頂けてとて
もよかった。」と十分に満足されたご様子でした。 お別れに当たって、これは初めての経験ですが、ご夫妻からハグをして
いただきました。 さて、次回は4月8日にバリから若いご兄弟がお見えになります。 こちらは丸1日を有効に使って宮島
と広島を楽しんでいただこうと思っています。                                  ・












































3月15日


『黄昏亭』開店

『若い友人』をお迎えし『黄昏亭』を開店しました。 この人は現役ですから、止むをえないことながらなかなか予定がまま
なりません。 今日は7時半にお出でになる予定でしたが、7時を少し回った頃にお見えになりました。 時にこんなことに
なったりします。 料理人としては予定時刻に合わせて手順をイメージしていきますが、これが狂うとちょっと困ったことに
なります。 でもまぁ、早まる分には出来上がるまでお待ちいただければいい訳で、遅れるよりはまだましというものです。

今日のメニューは、乾燥ホタルイカ入りの『炊き込みご飯』、めかぶ、キューリ、ニンジンとかえりイリコの『酢の物』、『
蒸し豆腐』、スペアリブと野菜(サツマイモ、カボチャ、ニンジン、椎茸、エリンギ、ブロッコリー)の『蒸し物』、具だく
さんの『味噌汁』にしました。                                         ・

 

辛口な批評家を自認する彼ですが、今日の料理はなかなか評判がよかったように思います。 乾燥ホタルイカ入り『炊き込み
ご飯』が特にお気に入りで、かなり大振りなお茶碗に多めに盛り付けたのですが、綺麗に平らげて下さいました。 また、『
蒸し物』は私自身かなりいい蒸し具合だったと思っていますが、2回に分けて蒸した2人前を越えると思しき量を気持ちよく
お腹に納めていただきました。                                         ・

『炊き込みご飯』は具材や醤油加減をかなり研究しました。 また『蒸し料理』は10日間も連続で試作を重ねましたので、
盛り付けには難ありとしても、まぁこうしてお客様にお出ししても恥ずかしくない料理になったと思います。 歯ごたえがあ
り、うまみも残せました。 24日にはMr.Texanがお見えになることになっていますし、他にもご招待したい友人が
いますので、皆さんにこれらの料理をお楽しみ頂ければと思っています。                      ・

さて、『若い友人』との次回の会食ですが、来月中にスケジュールを合わせることになりました。 『チヌの蒸し物』を提案
したところ、「午前中にノッコミを釣ってきます。」ときっぱりおっしゃいました。 それでは期待してお待ちします。 と
はいえ『押さえ』はちゃんと考えておきますよ。                                 ・
















































































3月13日


ガイド講習会

昨日のガイド講習会in宮島ですが、うまくスケジュールの調整ができて参加することができました。 私が参加したのは『
英語中級B』で語学力よりガイド方法を主に学びたいコースです。 他には『英語初級』、『英語中級A』(ガイド方法より
語学を学びたいコース)、『英語上級』(英検準1級以上の語学力があり、ガイドの経験もあり)、『中国語』、『韓国語』
があって、総参加人員は100名ということでした。                               ・

まずは座学でメジャーな観光施設(『石灯籠』『大鳥居』『厳島神社』『千畳閣』『五重塔』『大願寺』など)の説明の基本
フレーズを学習します。 それから現地に繰り出して現物を前にして基本フレーズを参考にしながら説明の練習をします。・
講師はプロのガイドの方で、流石に受け答えがしっかりしていますし、知識も豊富です。               ・

 

私は英語版『a tour of Miyajima』を立ち上げる時かなり勉強しましたので、語彙や説明ポイントは自分
なりにかなり網羅できていると思っていましたが、まだまだ抜けていたり説明が足りていないところが沢山ありました。 ま
た、そのことに関する知識だけでなく、それから派生する説明などもまだまだ足りない部分でした。          ・

例えば、「『能』と『歌舞伎』の違いは何かと問われたらどう答えますか?」という問いかけには窮しました。 また酒樽(
四斗樽)を見せて「酒造会社が奉納したものですよ。」に止まらず、西条が『日本三大酒処』の1つであること、また他の2
つは『京都伏見』、『神戸灘』であることなども知識として持っておけば説明にゆとりができるでしょう。 更に『こもかぶ
り』とは何か、それはどういう時に使われるのか、容量はどれくらいかというところまで整理しておけば万全でしょう。 ・

「もし『おみくじ』に凶または大凶が出たらどうお伝えするか?」という問いかけもありました。 私はかなりストレートに
『terrible』といい、「でも皆さんはゲーム感覚で楽しんでいて本気で信じちゃいないと思いますよ。 まぁこれは
今では寺社のビジネスの1つですから。」なんて説明してきましたが、余り適切ではないかも知れませんね。 皆さんはどの
ようにお考えですか。                                             ・

『手水』の正しい作法も知りませんでしたし、『お祓い』の作法(客人神社の祓い殿に小さな祓串が置いてあります。 祓串
を自分に向けてお祓いするのが正しいやり方だそうです。)もしかりでした。 これらも当然しっておかなければいけない貴
重な知識でした。 また、様々な対象を説明する、より適切な言葉も多く学びました。 期待以上の素晴らしい講習会だった
と感謝しています。                                              ・


山辺の古道

講習会の開始までに少し時間がありましたので、『山辺の古道』を歩いてみました。 『町屋通り』の上の上、まさに山際を
辿る小道です。 『町屋通り』は江戸時代初期のメインストリート、『表参道』(商店街)は江戸時代後期にできましたが、
『山辺の古道』は鎌倉時代のメインストリートだったようで、古い時代の面影が垣間見える隠れた観光スポットの一つになっ
ています。                                                  ・

桟橋前の隧道の手前から『塔の岡』まで登り下りしながら続きます。 海を見下ろしたり、遠くに『大鳥居』を望みながら歩
いていきます。 また、佇まいが落ち着いていて素晴らしい。 If you want to enjoy yourse
lf in the silence, why don’t you trace....なんてフレーズがふと浮かびま
した。 これは使えるかな?                                          ・

   

この辺りを『女人坂』(写真左)というのだそうです。 遊女達にちなむ物語(宮島検定ゴールドの女性から聞きました)が
ありました。 その精か、ちょっと色っぽいお地蔵さまが祀ってあったりしました。 その近くに雰囲気のいいこんなアート
ギャラリー(写真右)がありました。 中では髭を蓄えた長身の外国の方が店の人と話をされていましたから、知る人ぞ知る
観光スポットなのかも知れません。                                       ・

 

『山辺の古道』の終点、『塔の岡』の少し上ですが、こんな素敵なカフェがありました。 テラスにも席があり、しっとりし
た感じのいい女性が1人ワインを傾けていました。 いい雰囲気でした。 今度ご案内して宮島でコーヒーを飲む機会があっ
たら、ぜひこちらにご案内したいと思ったことでした。                              ・































3月10日


ボランティア・ガイド


次のガイドが決まりました。 いま相手方からの連絡を待っているところです。 5月26日・27日に広島、宮島の案内を
依頼されています。 まだ随分と先のことですから、まぁおっとり構えてお待ちしておけばいいでしょう。 お二人のご案内
ですが、お名前からすると男性、たぶんご兄弟ではないかと思っています。                     ・

お住まいはシドニーから北に直線で6〜70kmの『テリガル』という海沿いの小さな町です。 webで調べてみましたが
海岸がとても綺麗です。 スポーツフィッシングも楽しめるようですね。 それにやたらホテルがヒットしますから、あるい
はリゾート地なのかも知れません。 もう少し調べて話のタネを作っておこうと思います。              ・


ギター発表曲

ギターの発表会の日程が決まりました。 6月19日(日)、場所はやはり『ムシカ』です。 曲目は『白い恋人たち』にし
ようと思っていますが、ちょっと難易度が高く、先生は「どうかなぁ。」と渋面を作っていました。 でも今回はハイポジシ
ョンを行き交うこのようなハードな曲にトライしてみようと思っています。 「あのギターを持つのに、この程度の曲が弾け
なくてどうする・・・」 でも別れ際に「逃げ出さないで下さいよ。」と釘を刺されてしまいました。         ・


明日は広響定期

明日は第358回定期演奏会です。 演目は『ベートーヴェン:ピアノコンチェルト4番』『プロコイエフ:交響曲1番』『
ストラヴィンスキー:バレー『火の鳥』組曲』の3曲です。 そんなこと、何も考えずに聴いていましたが『プロコイエフ:
交響曲1番』終楽章のフルートは信じられないくらいハードなのだそうです。                    ・

「フルート吹きに恨みがあるのか? そういうのをやりたがるフルート奏者が周りにいたのか? よく分からないけど・・・
まーとにかく、トリプルアクセルの嵐のような曲をひたすらさらいます。」なんて『めぐみ』さん(広響フルート奏者)がこ
ぼしていました。 「私たちaudienceはそれを聴きに行っていますので、そこのところをよろしく。」とコメントし
たら「ファイト、オー!」と戻ってきました。 因みに『めぐみ』さんは1番を吹きます。              ・


土曜日はガイド講習会

明後日土曜日には宮島でボランティアガイドの講習会があります。 この講習会は毎年1回広島県が主催しています。 今ま
ではずっと広島が会場で、実地研修は平和公園周辺でした。 でも、平和公園だけでなく、宮島を訪れたいお客様も多いわけ
でガイドからは宮島での研修も計画して欲しいという要望が多くあったようです。                  ・

私はもう幾度となく宮島のご案内をこなしていますが、自分では気が付かない隠れた観光ポイントや、説明の言い回しなど参
考になることが多いので参加申し込みをしていました。 一応受講許可を頂いていたのですが、困ったことに同時刻に他の用
件が入ってしまいました。 ちょっとファジーなところがあって、様子見になっています。 県の担当には明日事情を説明し
ておこうと思っています。 うまく参加できればいいのですが。                          ・


『黄昏亭』を開店します

15日には『黄昏亭』を開店する予定です。 お客様は『若い友人』です。 メニューは一応の心積もりをしていますが、そ
の日の市にもよります。 うまくお目当ての食材が手に入ればいいのですが。 お酒は先日頂いた『七冠馬』があります。・
でもこいつは奥様がお出でになるまで残しておこうかな。                             ・


19日はボランティア・ガイド


そして19日に今年2回目のガイドがあります。 ご夫婦でオーストラリアから船旅。 サンシャイン・コーストからお出で
になります。 ご案内はお定まりのコースですが、気取ったレストランではなくごくありふれた一般食堂でのランチを楽しみ
にされていますので、『お好み村』で『広島風お好み焼き』を召し上がっていただこうと思っています。        ・


















































3月 7日


いい言葉

私はNHK朝の『連ドラ』、『あさが来た』を見ています。 『まっさん』も見ましたし、『花子とアン』も見ました。 見
ているとだんだんと楽しみになってきて、毎朝7時に目覚ましをかけるようにしています。 おかげで生活にリズムができま
した。 以前は随分ふしだらな生活をしていました。 1時2時を過ぎて眠ったり、9時10時になって目覚めたりで、「そ
れは健康によろしくない。」とたしなめられたりしました。                            ・

身支度を整えて『菩薩様』に水をお供えし、『仏飯』を温めて(小分けにして冷凍しています。)朝のお勤めをします。 そ
れから朝食の準備に取り掛かり、『菩薩様』に影膳をして一緒に朝食にします。 私が食べ終えたころ『連ドラ』が始まりま
す。 それから15分、この時間に『連ドラ』を見ながら『菩薩様』が食べ終わるのを待ちます。 それからお下がりを頂い
て後片付に入ります。 まぁ、このワンパターンですね。 おまけに朝食も殆どワンパターンときています。      ・

『連ドラ』を見ていると時々『いい言葉』に出会います。 『今井のお母さん』の葬儀が終わって『あさ』の旦那様の『新次
郎さん』と姉の『はつ』が病床にある『今井のお父さん』を見舞います。 ベッドの脇には『今井のお母さん』の遺影があり
ます。                                                    ・

遺影に目をやった『今井のお父さん』が何かつぶやきます。 それを見とがめた『新次郎さん』が「お父さん、何をおっしゃ
ったんですか?」と尋ねます。 「『ありがとな』しか思いつかなかった。」とお父さんは淋しそうな顔をします。 「『あ
りがとな』これしか思いつかない。」 思わず眼がしらが熱くなりました。                     ・

『ありがとな』なんて平凡な言葉で感涙するか? 或はそう思われるかも知れません。 でも、それはそういう立場に立って
みなければ分からない、琴線に触れ、しかも含蓄に富むとても『いい言葉』です。 だから思わず眼がしらが熱くなったりす
るのです。 ドラマは時にこんな『いい言葉』を提供してくれますね。                       ・

前述したように、私は毎日朝夕お勤めをします。 お寺さんは「ひたすら阿弥陀如来を拝みなさい。」と言われます。 でも
私はいつも『菩薩様』の遺影を拝んでいます。 そしてその時『菩薩様』に話しかける言葉とすれば、やはり『ありがとな』
しか思い浮かびません。                                            ・


雑多な蒸し料理

先日「いま蒸し料理に凝っています。」と書きました。 このところ殆ど1週間も『蒸し料理』が続いています。 ただ、あ
っさりしていますし、魚や肉、或は野菜の取り合わせなどで目先が変わりますから、どうやら『飽きる』ということはないよ
うです。 今日はその雑多な『蒸し料理』の『てんこ盛り』をご紹介します。                    ・

 

センスも何もあったものではありません。 でも勘弁してください。 熱いからこそ価値のある料理、しかも熱い焼酎を胃の
腑が待ち焦がれていますから。 え〜と、スペアリブ、カボチャ、サツマイモ、ニンジン、椎茸、それにチンゲン菜ですね。
娘のお姑さんに「タレは何です?」と聞かれました。 「今のところ『ポン酢+ゆずこしょう』ですよ。」       ・